「おかえりモネ」亮の母・及川美波(坂井真紀)とは 東日本大震災で激変した及川家の生活

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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の及川亮の母・美波(みなみ)の人物像などをまとめます。

美波は、新次や耕治、それに百音や亮の現在のあり方に大きく関わる人物。なぜ新次があのように荒れ果て、亮が心に闇を抱えているのか…。優しかった美波との悲しい別れが今も尾を引いているようです。

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震災以降立ち直れない亮の父・新次

百音の幼なじみで、現在は漁師修行中の「りょーちん」こと及川亮(永瀬廉)。女性にやたらモテてしょうがない亮ですが、その心のうちには闇を抱えているようです。

かつて天才漁師ともてはやされた亮の父・及川新次(浅野忠信)は、東日本大震災で船と大切な人(妻の美波)を失い、立ち直れずに酒浸りの日々を送っています。

▷美波役は、女優の坂井真紀(さかい・まき)が演じます。坂井真紀は、東京都台東区出身の51歳。1992年に女優デビューをすると、エステティックTBCグループのCMが大きな話題に。ドラマ「ダブル・キッチン」「ポケベルが鳴らなくて」(1993年)、「長男の嫁」「私の運命(主演)」(1994年)、「まだ恋は始まらない」(1995年)など多数出演。近年も「はじめまして、愛しています。」(2016年)、「監獄のお姫さま」(2017年)、「詐欺の子」(2019年)、「危険なビーナス」(2020年)などの人気作に出演。

島の幼なじみだった耕治、新次、美波

あらすじによれば、百音の父・耕治(内野聖陽)と新次、美波は島の幼なじみだったとのこと。

耕治は可愛らしい美波に長年想いを寄せていたようですが、後に妻となる仙台出身の教師・亜哉子(鈴木京香)から熱烈アタックを受けています。耕治は島に長年の想い人が居るとして亜哉子の告白を断ったものの、最終的には「大逆転」により亜哉子と結婚をしています。この経緯は第6週、第8週あたりで描かれます。

耕治と亜哉子が結婚して以降、新次、美波はよく永浦家に遊びに来ていたそうで、島の勝手がわからないヨソモノの亜哉子にとって、美波はとてもありがたい存在だったとのこと。まだ幼かった百音も、明るく気さくな美波のことが大好きでした。

東日本大震災と及川家 美波が津波で亡くなる?

幼なじみ同士の新次と美波はいずれかのタイミングで結婚をし、息子の亮をもうけ、幸せな家庭を築いていました。そして2011年2月、新次は将来の夢を描いて2億円の借金をした上で、大きな新造船を手に入れています。

しかし、その矢先に東日本大震災が発生し、及川家の生活は一変してしまいます。美波は地震発生直後に新次の携帯電話に留守電を残していたものの、その後行方不明に。恐らく、位牌を取りに家に帰ったところを津波に流されたと考えられます。新次は未だに古い「ガラケー」を使用しています。この「ガラケー」には美波の「最後の声(留守電)」が残されており、新次は新しい機種に変更できずにいるようです。

「おかえりモネ」のドラマの根底に流れる、「あの時何も出来なかった」という震災への思い。百音や亮が選んでいく生き方に、美波の存在が大きな影響を与えていきそうです。また、海を愛していながら海に辛い思いを抱き続ける及川新次役・浅野忠信の演技にも期待が集まります。

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