NHKドラマ「しずかちゃんとパパ」(吉岡里帆主演)の主なロケ地、撮影場所をまとめます。
「しずかちゃんとパパ」は、栃木県とちのき市という架空の町が舞台。撮影は栃木県栃木市や東京西部の多摩地区などを中心に行われています。
【各話共通】とちのき市美ノ和地区の町並み=栃木県栃木市の旧市街地、巴波川沿いなどで撮影
静と純介(パパ)が暮らす、栃木県とちのき市美ノ和地区。昭和の古き風情が残る美ノ和地区と「ミノワ通り共栄会(美ノ和商店街)」があるが、大手ゼネコンによる再開発事業「スマートシティ計画」が浮上している。
▷JR栃木駅から少し北にある、栃木県栃木市の巴波川(うずまがわ)沿いの古い町並み一帯(蔵の街の近く)で撮影が行われています。美ノ和商店街は、栃木市の昔ながらの商店街「ミツワ通り共栄会」(栃木市室町)で撮影(後述)。
▼純介と静が歩いた商店街の一角。巴波川から「食事処ときた」の方面を眺めた画角がたびたびドラマに登場しています。第1話では、この橋の上でパチンコ屋から連れ戻された純介と静が親子喧嘩を繰り広げていました。
▼第2話で静と道永が歩いていた川沿いの道。栃木市小平町1丁目の「翁島(岡田記念館別邸)」付近、巴波川沿い。道永はこの道で、音楽コンサートのチケットを静に渡しています。
【各話共通】ミノワ通り共栄会(美ノ和商店街)=ミツワ通り共栄会(栃木県栃木市)で撮影
栃木県とちのき市のレトロな商店街「ミノワ通り共栄会(美ノ和商店街)」。
▷撮影は、栃木県栃木市の古き良き中心商店街のひとつ「ミツワ通り共栄会」(栃木市室町)の一帯で行われています。名前からもわかる通り、実在のレトロな商店街「ミツワ通り共栄会」をモチーフに、人情の街・美ノ和ならびに「ミノワ通り共栄会」が描かれています。
▼たびたび登場する「ミノワ通り共栄会」のゲートも実在の「ミツワ通り共栄会」のゲートを一文字変更したもの。
▼第3話で純介が補助輪付きの自転車をプレゼントされた場所。商店街の中ほど、塩庚申神社(赤い鳥居)や玉川の湯 (金魚湯)などがある一角。
【各話共通】静と道永が話をする公園、ケバブ屋がいる橋=うずま公園、公園橋(栃木県栃木市)で撮影
第1話で道永がケバブ屋さんともめていた橋と、その横にある滑り台(青と黄に彩色)がある小さな公園。第2話以降も、静と道永が二人きりになる場所としてたびたびこの橋と公園が登場している。
第6話では静と道永のデートの待ち合わせ場所、ランチタイムの場所に。最終回ではパナマ行きに悩む静が公園の滑り台の上に佇み、そこに道永が登場している。
▷道永がケバブ屋ともめていた橋は、栃木県栃木市の巴波川にかかる「公園橋」での撮影。「ミツワ通り共栄会」のすぐ近くです。また、橋のすぐ横にある「うずま公園」で一連の公園のシーン(静と道永が話したりデートをしたり)が撮影されているようです。
【各話共通】野々村写真館=cafe bazzar (栃木県栃木市)で撮影
純介が営む野々村写真館の外観。※写真館の店内はスタジオでの撮影と思われます。
▷栃木県栃木市嘉右衛門町4-6にある「cafe bazzar(カフェバザール)」の裏口で外観が撮影されているようです。※この緑の塀は店舗の裏口のようで、「cafe bazzar」の店舗入口は一本向こう側の道にあります。美ノ和商店街の撮影地からは少し北に行った、東武日光線・新栃木駅近くにある小さなカフェ。
【各話共通】とちのき市役所=狛江市立中央図書館(東京都狛江市)で撮影
道永が室長代理を務める「美ノ和地区 スマートシティ推進準備室」が設置される「とちのき市役所」。
▷東京都狛江市和泉本町の「狛江市立中央図書館」で撮影。
【各話共通】八木リサイクル=株式会社吉田技工 春日部支店(埼玉県春日部市)で撮影
ファミレスを辞めた静が働き始めるリサイクル店。静の良き相談相手である「康にぃ」こと八木康隆(稲葉友)が経営している。
▷周囲に見えた電波塔、コンクリ塔、マンション、病院などから、埼玉県春日部市谷原新田の「株式会社吉田技工 春日部支店」での撮影と特定。
【各話共通】戸倉小学校=旧 あきる野市立戸倉小学校(戸倉しろやまテラス)で撮影
純介が憧れる音楽教師・鈴間さくら(木村多江)が働く「戸倉小学校」。
▷東京都あきる野市五日市の「旧あきる野市立戸倉小学校」で撮影。学校は平成25年をもって閉校となり、現在は宿泊体験が出来る「戸倉しろやまテラス」に生まれ変わっています。ドラマでは旧校名そのままに登場しているということですね。
【各話共通】商店会の会議、説明会が行われる集会所「市民交流センター」=昭島市民交流センター(東京都昭島市)で撮影
「ミツワ通り共栄会」の商店主たちが集まり会議が開かれる地元の公民館・集会所(市民交流センター)。スマートシティの説明会もここで行われるほか、けんちん祭りの特設駐車場にもなった。
▷東京都昭島市玉川町にある「昭島市民交流センター」で撮影。外観だけでなく、会議室のシーンもここで撮影されています。
【各話共通】道永が働く「日本創成地所株式会社」のオフィス=株式会社ジーニー 本社オフィス(東京都新宿区)で撮影
道永が働く東京の大手開発会社「日本創成地所株式会社」のオフィス。
▷「株式会社ジーニー 本社オフィス」(東京都新宿区西新宿6-8-1 住友ビルオークタワー6F)で撮影。
【各話共通】道永が引っ越してきたアパート「松風荘」=熊川コーポ(東京都福生市)で撮影
美ノ和の住民との距離を縮めるために道永が引っ越してきた、とちのき市の古いアパート「松風荘」。
▷東京都福生市熊川のアパート「熊川コーポ」で撮影。1棟まるごと撮影に使用できる貸しスタジオになっており、NHKドラマ「しもべえ」などでもロケ地になっている。
第1話 主なロケ地
静が働いていたファミレス=フライングガーデン 川越南古谷店(埼玉県川越市)で撮影
第1話で静が働いていたファミレス。静は同僚から嫌われてしまった末に退職をしている。
▷店内の内装などから、埼玉県川越市大中居の「フライングガーデン川越南古谷店」での撮影で間違いなさそうです。
純介がいた「美ノ和辻バス停」=栃木市大平町牛久付近で撮影
音楽教師のさくら先生に会うために純介が向かった、畑の中にある「美ノ和辻バス停」。純介は一人でこっそり学校に向かおうとしたが、車で通りかかった静に見つかってしまう。
▷背後に「栃木県立栃木翔南高等学校」の校舎や「しもつが薬局 大平町店」の看板が見えたことから、畑のど真ん中のちょうどこのあたり(栃木市大平町牛久)にバス停のセットが置かれ、撮影が行われたようです。
静が通っていた小学校=小宮ふるさと自然体験学校(東京都あきる野市)で撮影
第1話で登場した回想シーン。静が通っていた小学校。静は純介の声が原因で同級生男子たちからいじめられてしまう。
▷東京都あきる野市乙津の「小宮ふるさと自然体験学校」(旧小宮小学校)で撮影。
第2話 主なロケ地
クラシックコンサートが行われた「栗丘公会堂」=横浜市長浜ホール(神奈川県横浜市)で撮影
道永が静を誘ったクラシックコンサートが開催された「栗丘公会堂」。
▷神奈川県横浜市金沢区長浜の長浜野口記念公園内にあるコンサートホール「横浜市長浜ホール」で撮影。
静が道永を見送ったJRの駅=栗橋駅西口(埼玉県久喜市)で撮影
クラシックコンサート鑑賞後、静が東京に帰る道永を見送ったJRの駅。
▷埼玉県久喜市のJR・東武日光線の栗橋駅西口付近で撮影。
第3話 主なロケ地
純介が自転車に乗る練習をしていた河川敷、川沿いの倉庫=多摩川緑地 くじら運動公園(東京都昭島市)で撮影
純介が自転車に乗る練習をしていた近所の河川敷。川の名前は「乙間川」となっていた。
▷東京都昭島市宮島町の多摩川河川敷にある「多摩川緑地 くじら運動公園」付近での撮影と思われます。背後には月島テクノメンテサービス株式会社多摩川事業所や東京都下水道局 多摩川上流水再生センターのプラント群、八高線の鉄橋などが見えました。
▷静と康にぃはリサイクル商品の引き取りに訪れたらしい川沿いの倉庫で、たまたま自転車の練習をしている純介を目撃しています。この客先の倉庫は、八高線陸橋のたもとにある「大神公園くじら 運動公園 管理棟」の建物での撮影でしょう。
第4話 主なロケ地
けんちん祭りが行われた神社=金村別雷神社(茨城県つくば市)で撮影
商店街の町おこしとして企画された「けんちん祭り」が開催された神社。
▷茨城県つくば市上郷にある「金村別雷神社」での撮影。ドラマ内の神社境内石碑に「金村別雷神社」の文字が見え、社殿のデザインもドラマと一致しています。
第5話 主なロケ地
純介とさくらが会話をした田舎道=栃木市大平町牛久付近で撮影
カフェぷらむで会った純介とさくら先生が帰り道に歩いた、畑の中の田舎道。第1話ではこの場所にある「美ノ和辻バス停」で純介がバスを待つ姿が描かれている。
▷背後に「栃木県立栃木翔南高等学校」の校舎や「しもつが薬局 大平町店」の看板が見えたことから、ちょうどこのあたり(栃木市大平町牛久)での撮影と判明。
上京した純介が道を聞いた歩道橋=竜閑さくら橋(東京都中央区)で撮影
聾学校の同窓会に出席するために上京した純介が、若者に道を訪ねた歩道橋。
▷東京都中央区日本橋本石町4丁目、大手町プレイス横にある「竜閑さくら橋」付近で撮影。TBS系日曜劇場「アトムの童」などでたびたびロケ地になっている場所。
松方聾学校の同窓会が行われた温泉旅館=玉翠楼(神奈川県厚木市)で撮影
純介が卒業した県立松方聾学校の同窓会が行われた、東京・神田の老舗温泉旅館。
▷神奈川県厚木市七沢にある隠れ里の一軒宿、廣澤寺温泉 玉翠楼で撮影。強アルカリ源泉で、純日本風の落ち着いた温泉宿泊施設。
※劇中では旅館中庭の背後にビル群が見えましたが、これは東京にあるという設定を強調するための合成映像ではないかと思います。実際の玉翠楼は山の中にあります。
さくら先生の息子が働く「ラーメン杭州楼 神田店」=翠凰楼(東京都昭島市)で撮影
さくら先生の息子が働く、東京神田の「ラーメン杭州楼 神田店」。
▷東京都昭島市にある中華料理屋「翠凰楼(すいこうろう)」で撮影。
第6話 主なロケ地
純介が入院した「丘篠医院」=みずほ台 井上病院スタジオ(埼玉県富士見市)で撮影
自宅で滑って転倒した純介が入院した「丘篠病院」。
▷埼玉県富士見市針ケ谷のハウススタジオ「プラネアール みずほ台井上病院スタジオ」で撮影。
真琴先輩が食事をしていたレストランのテラス=KING OF THE PIRATES(東京都港区)で撮影
真琴先輩が友人たちと食事をしていた海(お台場)が見えるレストランのテラス。 静はこの場所に突撃し、真琴先輩に思っていることをぶつけた。
▷東京都港区お台場のレストラン「KING OF THE PIRATES」で撮影。
真琴先輩と静が話した観覧車が見える道=お台場・シンボルプロムナード公園・夢の大橋(東京都江東区)で撮影
レストランでの会話の後、真琴先輩が静に「羨ましかったよ、ずっと」と告げた道。背後には赤い観覧車などが見えた。
▷東京都江東区有明のシンボルプロムナード公園内、夢の大橋付近で撮影。
第8話(最終話) 主なロケ地
静とさくら先生がプリンを食べた河原のベンチ=巴波川(栃木県栃木市)で撮影
純介に頼まれたさくら先生が、しずかとプリンを食べた河原のベンチ。
▷「美ノ和地区」の一連の撮影が行われている栃木県栃木市室町付近の巴波川で撮影。時計塔のようなレンガ調の建物「片岡写真館」や周囲の建物の配置などから、巴波川のこのあたりの左岸芝生付近での撮影と思われます。
道永が一本向こうの橋にいる静と話した場所=蔵の街大通り(栃木県栃木市)で撮影
大通りの橋の上を歩く道永が、一本向こうの橋にいた静と話した場所。静はこの場所で道永に対し「行きます、パナマ」と宣言している。
▷栃木県栃木市室町付近の蔵の街大通り、巴波川にかかる橋の上で撮影。