「虎に翼」ふわふわ系?親友の花江を演じる森田望智の演技が話題に 強い結婚願望を持つ花江の未来予想 

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」で主人公・寅子の親友・花江役を演じている森田望智の演技が話題になっています。

花江は結婚をして子供を生み育てることこそが幸せに繋がる道だと信じており、寅子とは対極的な立場にある人物です。とはいえ、時代が時代だけに平穏なだけの人生というわけにもいかなそうであり…。

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目次

結婚こそが女の幸せの必須条件 前向きに努力をする花江

米谷花江(森田望智)は寅子(伊藤沙莉)と同じ名門女学校に通う親友で、家には女中がいるほどの良家の育ち。

「女は結婚するのが当たり前」という当時(※第1回の時代設定は昭和6年)の価値観に違和感を感じている寅子とは対象的に、花江は女学生のうちに結婚することを夢見ています。

良き妻、良き母になることが一番の親孝行であり女の王道の幸せであるという確固たる信念を持つ花江。女性の働き口などロクに無かったこの時代、良い結婚をして経済的な安定を得ることは自らの生命や生活を守るための必須条件であり、花江は自らの幸せを掴むために素直に努力をする、真っ直ぐな女性でもあります。

ふわふわ系?森田望智の役作りに称賛の声も

第1回放送では、さっそく花江と寅子の価値観の対比が浮き彫りになるような会話がありました。

寅子「私は、女の人の一番の幸せは結婚って決めつけられるのがどうしても納得出来ないのかも知れない」
花江「へえ〜!?トラちゃんってそんなお子ちゃまだったのぉ??」
寅子「…はて?」
花江「やりたいことがあるんならともかく、ないなら、結婚して良き妻?良き母になる。それがこれまで育ててくれた両親に報いることになるんじゃなぁい」
寅子「でも、私にはこれからしたいことを見つけたり、そのしたいことで一番を目指す権利だってあるわけでしょ!」
花江「だめよぉそんなぁ。親不孝なことばっかり言ってちゃぁ。だめよ!」

花江は物腰が柔らかく口調もフワフワとしていますが、それでいて意思が強く、自分の考えを信じて真っ直ぐに生きているタイプ。一方の寅子は、口は達者で気も強いけれど、案外自分が固まっておらず他人に影響を受けやすいタイプのようです。実際、寅子はこの花江の言葉に衝撃を受けて三度目のお見合い(vs横山太一郎)に前向きに挑んでいます。

花江を演じている森田望智といえば、「おかえりモネ」(主人公の会社の先輩・野坂碧役)、「作りたい女と食べたい女」(主人公の会社の同僚・佐山千春役)などで見せたように「仕事出来るテキパキ系女子」「サバサバ系先輩女子」などを多く演じ、颯爽とした女優さんというイメージが強いかと思います。

今回の花江役はそうしたイメージとは異なり、可愛らしい雰囲気をまとっています。

ネット上では森田望智の役作りに好感を抱いた人も多いようで、「女学生姿のレトロな森田望智可愛い」「役によってイメージが全然変わってすごい」「つくたべ(作りたい女と食べたい女)の佐山さんと全然違う」「ちゃんと幼く女学生役を演じている」といった声が見られました。

森田望智と伊藤沙莉といえば、ネットフリックスの衝撃的ドラマ「全裸監督」で共演した間柄。「虎に翼」では後述するように寅子と花江は「親友」からスタートし、より近い親族の関係になっていきますので、二人の共演が楽しめそうです。

【今後の展開】寅子の兄・直道と結婚 家庭に入るが…

▼花江は、寅子のモデルである三淵嘉子の義理の妹(弟・一郎の妻)武藤嘉根がモデルではないかと思います。嘉子と嘉根は戦時中に一緒に福島に疎開をしています。

朝ドラ「虎に翼」モデル・三淵嘉子の家系図(武藤家、三淵家)
朝ドラ「虎に翼」モデル・三淵嘉子の家系図(武藤家、三淵家)

結婚願望が強い花江ですが、その願いは早くに叶います。

第1週では花江が寅子の実兄・直道(上川周作)と結婚し、猪爪家でデレデレの結婚生活をスタートさせる様子が描かれていきます。ヒロインの親友が一週目にしていきなり義姉になるという急展開ですね(笑)。

花江は長男の直人を産み、自らが思い描いていた幸せな家庭を築き上げていくことになります。一方の寅子は明律大学の法科に進学し法律家の夢に爆走していくわけですが、こうした立場の違いにより、時に寅子と花江の「姉妹ゲンカ」も見られそうです。ずっと家の中で家事をしている花江は、外の世界で羽ばたいていく寅子に複雑な思いを抱いていくのかも知れません。

やがて戦争の時代に突入すると、直道と花江の生活を大きく揺るがすような出来事が起こります。米谷家の女中・稲(田中真弓)に大切に見守られ「お嬢様」として幸せに生きてきた花江ですが、戦争という抗えない荒波に巻き込まれて…。

▼伝記的小説「裁判官 三淵嘉子」には、嘉子の女学校時代の同級生で常に成績ナンバー1だった「美智恵」という女性が登場(嘉子はナンバー2)。口が悪い美智恵は、法科を目指すと言い出した嘉子に悪口を言いまくり犬猿の仲になっており、この美智恵というキャラクターが花江(=寅子と価値観が対立する同級生)のモチーフのひとつになっている可能性があります。

著:伊多波碧
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