「虎に翼」華族の令嬢・桜川涼子 演じる女優・桜井ユキは「ちむどんどん」にあの役で出演

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」に登場する華族の令嬢・桜川涼子(さくらがわ・りょうこ)の人物像などをまとめます。

桜川涼子を演じている俳優・桜井ユキは、民放の人気ドラマや朝ドラ「ちむどんどん」などに出演経験を持ちます。

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目次

華族の令嬢の宿命を背負う 桜川涼子

明律大学女子部法科に進学した寅子(伊藤沙莉)は、そこでさまざまなバックグラウンドを持った同級生たちと出会い、大きな刺激を受けていきます。

華族である桜川男爵家の一人娘として生まれ、華麗なるファッションや行動からたびたび雑誌でも特集される憧れの令嬢・桜川涼子(桜井ユキ)も、そんな同級生の一人です。

涼子の父の桜川侑次郎(中村育二)は婿入りの身であり、桜川家では母の桜川寿子(筒井真理子)の影響力が絶大です。涼子は何が何でも桜川家を守りたいという寿子の影響のもとで、桜川家の後継者としての宿命を背負わされています。

成績優秀で語学も堪能な涼子ですが、アメリカ留学を経験したことも、明律大学で法律を学ぶことを許されたのも、桜川家がプロデュースする「麗しき華族の令嬢」というイメージ戦略にのっとったもの。寅子のように自ら勝ち取って明律に進学して来たわけではなさそうです。

名家の一人娘というプレッシャーのもとで育ち、内向的にならざるを得なかった涼子ですが、寅子やよね(土居志央梨)ら自己主張が強い同級生たちと出会ったことで少しずつ感化されていきます。

寿子の手の中で泳がされてきた涼子が法律の知識、そして良き友人という「翼」を手にすることで、どのような未来を手に入れていくのかが楽しみです。

【補足・第1回放送】涼子の記事をスクラップブックに保存する寅子

第1回放送では、自室にいた寅子が雑誌「婦人生活」の「櫻川男爵 御令嬢・涼子さん」という特集記事を手にとって読んでいます。「麗しき令嬢の微笑 米国で特別に仕立てられた舞踏会用のドレス」という見出しがつけられたグラビアページには、きらびやかなドレスを身にまとい「スンッ」とすました涼子の姿が。

後に涼子と同級生になるとは夢にも思わない寅子ですが、何かを感じたのか、この特集ページをハサミで切り取ってスクラップブックに保存していました。

遅咲きの実力派俳優・桜井ユキ 「ちむどんどん」にも出演

▼お付きの玉(羽瀬川なぎ)がいないと弁当のフタも開けられない…。そんな超お嬢様・涼子役を演じる桜井ユキ。

桜川涼子役を演じるのは、福岡県久留米市出身の37歳の俳優・桜井ユキです。

小学生時代から俳優に憧れていた桜井ユキですが、一度目の上京となった19歳の時はすぐに福岡に帰郷。本格的に俳優の道を歩み始めたのは2度目の上京をした23歳の頃からです。

再上京後は映画「寄生獣」「新宿スワン」「リアル鬼ごっこ」「ピース オブ ケイク」「スマホを落としただけなのに」や、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」などの映像作品に多数出演し、俳優としてのキャリアを重ねています。

特に近年は「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」「イチケイのカラス」「真犯人フラグ」「親愛なる僕へ殺意をこめて」「ジャンヌの裁き」などの人気ドラマに次々とレギュラー出演。ドラマ「だから私は推しました」「満天のゴール」「ホスト相続しちゃいました」では主演を任されるなど、30代を超えてからどんどんと存在感を増している俳優さんです。

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)は2022年の「ちむどんどん」に出演経験があります。この時桜井ユキが演じたのは、原田美枝子が演じるレストランのオーナー・大城房子の若き日の役(戦後すぐの回想シーン)。闇市などで苦労を重ねる桜井ユキが回想シーンで登場すると、その「昭和美人」ぶりが話題になっています。

遅咲きの俳優であり苦労を重ねているせいか、ちょっと薄幸な役柄や危うい役柄も様になる桜井ユキ。今回の桜川涼子役は華やかに見えながらも抑圧に苦しみ続ける役柄であり、桜井ユキのこうした特性が活かされそうです。

笑い方や歩き方など所作の一つ一つをとっても美しく洗練されている涼子ですが、その動きには涼子がこれまでどれだけ抑えつけられて育てられたかという過去が見え隠れします。

この役を演じるにあたり、桜井ユキは映画や書籍などで華族や昭和当時の女性についてかなり研究を重ねているとのことですので、どのような役づくりを見せてくれるのか楽しみです。

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