「虎に翼」男装の同級生・山田よね 演じる俳優・土居志央梨は「おちょやん」「青天を衝け」などに出演

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」に登場する明律大学女子部法科の同級生・山田よねについてまとめます。寅子は進学先の明律大学女子部で多くの仲間と出会い、大きく成長していくことになります。

山田よねを演じている土居志央梨は朝ドラ「おちょやん」などに出演経験を持つ実力派の俳優。簡単なプロフィールもまとめておきます。

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目次

強い信念と怒りをもって学ぶ 男装の同級生・山田よね

明律大学女子部法科に進学した寅子(伊藤沙莉)は、そこで年齢も生い立ちもさまざまな個性豊かな同級生たちと出会います。これは、寅子のモデルである三淵嘉子が明治大学専門部女子部法科で多種多様な仲間たちと出会った実際のエピソードがもとになっています。

いつも厳しい表情で、怒りとともに勉学に励んでいる山田よね(土居志央梨)も、寅子が出会う個性的な同級生の一人。

よねは気が強い性格であり、裕福な育ちが多い同級生たちに対して「お前らは生ぬるい」と強く当たってきます。また、後に進学することになる明律大学法学部では男子学生・轟太一(戸塚純貴)らとバチバチにやり合うなど、よねは常に見えない何かと戦っているような姿を見せていきます。

当時の女性としては珍しく頭を短髪に整え、パリッとしたスーツ姿の「男装」で勉学に励むよね。女性の社会進出に対し強い信念を持っているらしく、逆境に立ち向かうその姿は武装を重ねた「孤高の戦士」のような印象を与えます。

やがて女子部の同級生たちと打ち解け始めたよねは、貧しい環境の中で経験してきた理不尽な出来事や、社会への憤りについて語り始めることになりそうです。

入学当初は女学校あがりのフワフワした面が見られた寅子にとって、ハングリー精神を持つよねとの出会いは大きなものになりそうです。一方のよねも、寅子たち学友と出会ったことで頑なだった心が少しずつほぐされていきそうです。

明律大学女子部のメンバーは「多様性」を体現したかのような面々が集まります。男装で戦う山田よね、朝鮮半島出身の留学生・崔香淑(ハ・ヨンス)、子持ちの主婦・大庭梅子(平岩紙)、華族の令嬢・桜川涼子(桜井ユキ)…。それぞれが問題意識を抱え、法律を学んでいきます。

▼4月17日(水)の第13回には回想シーンで山田よねの幼少期が描かれ、期待の俳優・早瀬憩が登場。16歳にして新垣結衣とW主演(映画「違国日記」)を務めるなど、業界が期待する新進俳優です。

「おちょやん」に出演 俳優・土居志央梨

▼決してエリート育ちではない山田よね。スーツをパリッと着こなしているように見えますが、どこかで無理をしているのかも知れません。ストーリーの進展とともに、よねの本当の姿が見え隠れしていきます。

「虎に翼」で重要な役柄・山田よね役に抜擢され、今後の飛躍が期待されている土居志央梨(どい・しおり)。以下に簡単なプロフィールをまとめておきます。

土居志央梨は、福岡県出身の31歳の俳優。黒木華や土村芳、大西礼芳ら朝ドラでもおなじみの名俳優を輩出している京都造形芸術大学芸術学部映画学科俳優コースで学び、大学在学中から舞台「花ちりぬ」、映画「彌勒 MIROKU」「赤い玉、」などに出演すると、高い演技力、濡れ場も辞さぬ体当たりの演技で注目を集めています。

大学卒業後は俳優として本格的に活動を開始し、映画「リバーズ・エッジ」「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」「太陽の子」「世の中にたえて桜のなかりせば」、ドラマ「我が家のヒミツ」「緊急取調室」「青天を衝け」「姪のメイ」などに出演。

朝ドラへの出演は、2020年の「おちょやん」(NHK大阪)で芝居茶屋の先輩お茶子・富士子役で出演して以来となります。この時、同じ先輩お茶子の節子役を演じた仁村紗和はドラマ「あなたのブツが、ここに」「SHUT UP」で主演を務めるなど後に大きな飛躍を見せており、同じく実力派の土居志央梨もこれに続く可能性があります。

168cmの長身とシュッとした切れ長の顔立ち、そして幼少期から16年習ったというクラシックバレエで培ったリズム感や凛とした立ち姿により、独特の存在感と芝居勘を持っている土居志央梨。今回の山田よね役はまさにそんな彼女の特性が活かされる役柄になりそうです。

▼山田よねが明律大学で教わる恩師・穂高重親(小林薫)は渋沢栄一の孫・穂積重遠がモデル。小林薫は「青天を衝け」で栄一の父・市郎右衛門役を演じましたが、土居志央梨は栄一の再婚相手(伊藤兼子)の姪っ子・高梨孝子役を演じています。一応親戚関係を演じた間柄ですね。

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