「虎に翼」佐田優三の人生のネタバレ 出征、戦死してしまう?

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」で寅子と結婚した優三の今後の人生についてまとめます。

今後、ドラマは本格的に戦争の時代に突入しますが、優三に召集令状は届くのか、戦死してしまうのかなど、今後の優三の人生の行く末をまとめます。この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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目次

【虎に翼】寅子と結婚、長女誕生、そして赤紙が…

1941年(昭和16年)11月に優三(仲野太賀)と結婚した寅子(伊藤沙莉)は、その2年後の1943年(昭和18年)12月に長女の優未(ゆみ)を出産します。

新しい生命の誕生に無上の喜びを感じる寅子と優三ですが、その幸せな時間も長くは続きません。

優未の誕生から間もなく、優三のもとに召集令状(赤紙)が届くことになります。出征する直前、優三に対してもっとこうしてあげればよかった…という様々な後悔が湧き上がってきた寅子は、優三に謝罪の言葉を伝えますが、優三の口から出た返答は実に彼らしいものでした。

優三「…トラちゃんが僕に出来ることは謝ることじゃないよ。トラちゃんが出来ることは、トラちゃんの好きに生きることです。」

数日後、優三は寅子の手作りのお守りを手に出征していきます。

【虎に翼】終戦後も行方不明の優三 やがて真相が明らかに

やがて疎開先で終戦を知り、猪爪家が移り住んでいた川崎の登戸に帰ってきた寅子は、終戦直後の苦しい時代を耐え抜いて暮らすことになります。

直言の工場は廃業状態になり、家族みんなで必死に働けど暮らしは良くならず。寅子の弁護士復帰の目処は立たない上に、戦地に行ったまま優三も戻ってこずと、散々な日々が一年以上続きます。

終戦から一年が過ぎた1946年(昭和21年)の秋。過労がたたったのか、直言(岡部たかし)が倒れてしまいます。そして寅子は、直言が写真立ての裏に隠していた「優三の死亡告知書」を見つけてしまいます。

直言は、家計が火の車である今寅子に倒れられては困ると、優三の死亡告知書をひた隠しにしていたのでした。

後に寅子は、優三の最期を知るという男から、優三の死の経緯を知ることになります。復員を待つ収容所の病室で優三の隣のベッドだったというその男は、優三の最期の様子を寅子に伝えると、優三が大切に持っていた寅子お手製のお守りを寅子に返却します。

優三の死を現実のものとして受け入れられていなかった寅子は、お守りという現物を手にした途端に優三の死と向き合わざるを得なくなってしまい…。

※事前公表のあらすじに詳細は書かれていませんが、優三は病院で亡くなっていることから、病気が原因でなくなったのではないかと推測します。

後述するように、佐田優三のモデルである和田芳夫は出征先の中国・上海で肋膜炎を悪化させた末に亡くなっています。

▼終戦前後、寅子は大切な人を次々に亡くすことになります。しばらくはつらい展開が続きそうです。

【史実モデル】和田芳夫は上海で肋膜炎を悪化させ長崎で死亡

朝ドラ「虎に翼」モデル・三淵嘉子の家系図(武藤家、三淵家)
朝ドラ「虎に翼」モデル・三淵嘉子の家系図(武藤家、三淵家)

佐田優三のモデルになっている元書生・和田芳夫は、出征先だった中国・上海で持病の肋膜炎を再発し、終戦後に長崎の病院で亡くなっています

寅子のモデル・武藤嘉子(後に三淵嘉子)と1941年(昭和16年)に結婚した和田芳夫は、翌年末に長男の芳武を授かったものの、1944年(昭和19年)6月に一度目の召集令状を受け取っています。

この時は持病の肋膜炎の病根が見つかったためにすぐに召集は解除となりましたが、いよいよ敗戦が近づき兵士が不足していた1945年(昭和20年)1月には、芳夫は二度目の召集令状を受け取っています。

芳夫は入隊後に中国の上海に送られ、そこから前線に向かう予定でした。しかし、慣れない軍隊生活と異国での生活の無理がたたったのか、芳夫は持病として抱えていた肋膜炎を再発しています。

芳夫は上海の病院に入院すると、終戦後には病院船に乗って帰国の途につきますが、その船内で急速に容態が悪化。そのまま長崎の陸軍病院に入院しますが、1946年(昭和21年)5月23日に亡くなってしまいます。

妻の嘉子は終戦間際に息子や義妹、姪っ子らと福島に疎開し、終戦後は両親が移住していた川崎・登戸に戻りますが、夫は戦地に向かったまま行方不明になっており、気をもむ日々を過ごしていました。

長崎の病院から川崎の武藤家に芳夫の容態の連絡が届いた時には、すでに芳夫は亡くなって荼毘に付された後だったそうで、嘉子は悲報を知ってただただ泣き暮れたそうです。

とはいえ、嘉子は武藤家の長子であり、可愛い息子やまだ稼ぐ力がない弟たちを抱える身。嘉子は自らを奮い立たせるように再起すると、「とと姉ちゃん」さながらに一家の大黒柱として仕事に邁進していくことになります。

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