【エール】裕一が作曲する校歌(福島吾妻尋常小学校)モデルは?古関裕而が作曲した校歌もまとめます

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NHK連続テレビ小説「エール」第11週では、裕一が恩師・藤堂清晴からの依頼を受けて福島吾妻尋常小学校の校歌を作曲する様子が描かれます。

※これとは別に、第22週では裕一と鉄男が母校・福島信夫小学校のために校歌を共作。このエピソードのモデルと思われる校歌については、以下の記事にまとめています。
【エール】母校「福島信夫小学校」校歌 エピソードのモデルは福島商業高校校歌「若きこころ」か

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目次

藤堂先生の依頼で校歌を作曲

娘が誕生し、作曲そっちのけだった裕一(窪田正孝)のもとに、恩師・藤堂清晴先生(森山直太朗)から「福島吾妻尋常小学校」校歌の作曲依頼が届きます。

さっそく裕一が作曲した譜面を送ると、数日後に藤堂から手紙が届きます。校歌完成披露会を開くので、是非参加して欲しいというのです。

故郷や家族を捨てて上京していた裕一にとって、思わぬ形で帰郷の機会が訪れることになります。

恩師・遠藤喜美治の母校・要田小学校校歌を作曲

この一連のエピソードは、作曲家・古関裕而(裕一のモデル)が恩師・遠藤喜美治先生の母校である要田小学校(現在の福島県田村市立要田小学校)の校歌を作曲した史実がモチーフになっていると考えられます。

福島県師範附属小学校(現在の福島大学附属小学校)に通っていた古関少年は、そこで音楽教育に熱心だった担任教師・遠藤喜美治先生と出会い、音楽の世界に目覚めています。

古関裕而は遠藤先生への感謝を生涯忘れなかったそうで、要田小学校の校歌を作曲したのも、長年交流を続けた遠藤先生への感謝の気持ちがあったことと思われます。

多くの校歌を残した古関裕而

古関裕而が作曲した校歌はこれだけではありません。自身の出身校である福島商業高等学校の校歌を手掛けたほか、福島県内を中心に全国300校以上の校歌を作曲しています。

以下、ざっと古関裕而が校歌を手掛けた学校を並べてみます。芸能に関わる多くの人が、古関メロディの薫陶を受けていることがわかります。

福島商業高等学校(作曲家・古関裕而、作詞家・野村俊夫母校)
滋賀県立彦根東高等学校(ジャーナリスト・田原総一朗母校)
名古屋中学校・高等学校(俳優・斉藤洋介母校)
香川県立善通寺第一高等学校(漫画家・天久聖一母校)
愛知啓成高等学校(タレント・渡辺美奈代母校)
千葉県立国府台高等学校(ドリカム・中村正人母校)
早稲田中・高等学校 ※第二校歌
静岡学園高等学校(サッカー・三浦知良母校)
東福岡高等学校(俳優・田口浩正母校)
長崎県立国見高等学校(サッカー・大久保嘉人母校)

さいたま市立東浦和中学校(俳優・東出昌大母校)
八潮市立八潮中学校
京都市立加茂川中学校(歌手・加藤登紀子、俳優・松方弘樹母校)
郡山市立赤木小学校、桑野小学校、御代田小学校、三和小学校、高瀬中学校 など


※福島市の「古関裕而記念館」調べによる、古関裕而作曲の校歌一覧・まとめページがあります。意外なところでは河合塾の「塾歌」も手掛けていますね。
https://www.kosekiyuji-kinenkan.jp/person/school/index.html

第1話では「福島信夫小学校校歌」も登場

「エール」第1話(昭和39年10月10日・五輪開会式当日のシーン)では、裕一の母校である福島信夫小学校(裕一が通っていた当時は福島師範学校付属 信夫小学校)の教室に、裕一作曲・鉄男作詞による校歌の額縁が飾られていました。

福島信夫小学校校歌

作詞 村野鉄男
作曲 古山裕一

吾妻の嶺を仰ぎ見し
我等の郷に栄えあれ
修身専念 先人の
尊き教え敬いて
強度の礎ならんとす

阿武隈川に抱かれし
我等の郷に幸多かれ
献身尊崇 心寄せ
白虎の誇り 胸刻み
郷土の護りならんとす

従兄弟・古関吉雄さんが古関裕而母校の校歌を作詞

劇中の福島信夫小学校のモデルと考えられる、古関裕而の母校・福島大学附属小学校。

福島大学附属小学校の校歌(リンク先に歌詞あり)作詞・古関吉雄、作曲・岡本敏明によるもので、劇中で登場した福島信夫小学校の校歌とは別物になっています。※「吾妻」「阿武隈川」といった共通ワードは登場しています。

この福島大学附属小学校校歌の作詞を手掛けた古関吉雄という方は、古関裕而の従兄弟に当たる人物で、郡山市の開成小学校、郡山第三中学校、郡山第四中学校の校歌の作詞なども手掛けているそうです。

▼古関裕而、野村俊夫の幼なじみコンビによる母校校歌としては、福島商業高校の校歌が知られます。
【エール】母校「福島信夫小学校」校歌 エピソードのモデルは福島商業高校校歌「若きこころ」か

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