NHK連続テレビ小説「まんぷく」3月5日放送回より。
すこしわかりづらい描写だったのですが、この日の放送でヒロインの姪っ子・香田吉乃(深川麻衣)と岡幸助(中尾明慶)が結婚していたことが明かされましたので、その内容をまとめます。
岡と森本の「紳士協定」
ともに吉乃(深川麻衣)に恋をし、抜け駆けをしない「紳士協定」を結んでいた製塩所「塩軍団」の元従業員で大親友の岡幸助(中尾明慶)と森本元(毎熊克哉)。
前週の放送(昭和33年)では岡と森本が二人揃って香田家に挨拶に行き、忠彦から「折を見て吉乃に告白しなさい!!」と一喝される場面が描かれていました。
わかりづらい…!大阪万博の集合写真
週が明けて3月5日(火)の放送では、ドリカム状態(死語)にあった三人の「恋の結末」がさらっと描かれました。
前週の放送から10年以上が経過した昭和45年、香田家の居間でのワンシーン。吉乃は岡、森本と一緒に開催中の大阪万博に行った際の集合写真を嬉しそうに祖母・鈴らに見せます。
写真には岡と森本が肩を組んで仲良く写り込み、その下に二人の大人の女性がそれぞれ小学生くらいの男の子、女の子の肩に手を置いています(計6人)。一瞬なのでわかりづらかったのですが、大人の女性のうちの一人(右側)は吉乃です。
吉乃や福子らのセリフによれば、写真に写っていたもう一人の大人の女性(左側)は「森本さんのかいらしい奥様」であり、男の子は森本の息子とのこと。その男の子は、同じく写真に写っていた「麻美」という女の子と同年代だそうです。
一瞬のことなのでよく理解できなかった視聴者も多かったと思いますが、この日のオープニング映像の役名クレジットを振り返ると、その「謎」が解けます。
オープニングクレジットにネタバレ
3月5日の放送では、番組主題歌にあわせて以下の役名クレジットが登場しています。
岡吉乃…深川麻衣
岡麻美(写真)…松岡亜美
つまり、
・香田吉乃は岡と結婚して「岡吉乃」となっており、娘・麻美が生まれている。
・森本は吉乃ではない「かいらしい奥様」と結婚し、麻美と同年代の元気な息子がいる。
・大阪万博の集合写真は「岡家の三人(幸助、吉乃、麻美)」と「森本家の三人(元、かいらしい奥様、息子)」の2つのファミリーの写真だった。
というわけです。
※よくよくこの場面のセリフを聞くと、吉乃は岡を「幸助さん」と下の名前で呼び、森本を「森本さん」と名字で呼んでいます。
「紳士協定」を結んでいた岡と森本ですが、恋の結末を迎えても相変わらず大の仲良し。岡家と森本家は、家族ぐるみで親交を深めているようです。
※吉乃は昭和45年当時、30代中盤の年齢と推測されます。
▼改めてじっくり見れば、2つの家族の写真であることがよくわかります。
吉乃ちゃんは、「岡 吉乃」になっていました!
娘さんもいて、名前は麻美ちゃん。#吉乃ちゃんラバーズ の相方、森本さんも“かいらしい”奥さまと結婚され、息子さんもいらっしゃいますね。とにかくお二人はあいかわらず仲が良さそうでよかったです!#まんぷく #朝ドラ #中尾明慶 #深川麻衣 pic.twitter.com/EsWuKlxa6R
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年3月4日