5月17日(土)放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」。
ついにはな(吉高由里子)たちが修和女学校を卒業し、旅立つ日がやってきました。卒業式では畠山さん(大西礼芳)が生徒を代表して答辞を、ブラックバーン校長(トーディ・クラーク)が生徒へ向けてはなむけの言葉を述べました。
以下、ブラックバーン校長の卒業スピーチの全文と、はなが訳した日本語訳をメモしておきます。
ブラックバーン校長のスピーチ・書き出し
My girls!
Grow old along with me, the best is yet to be.
わたしの愛する生徒たちよ
我とともに老いよ 最上のものは なお後にきたる
If some decade later,
you look back on your time with us here
and you feel that these were the happiest days of your life,
then i must say your education will have been a failure.
今から何十年後かに あなた方がこの学校生活を思い出して、
あの時代が一番幸せだった、楽しかったと 心の底から感じるのなら、
わたしはこの学校の教育が 失敗だったと言わなければなりません。
Life must improve as it takes its course.
Your youth you spend in preparation
because the best things are never in the past, but in the future.
人生は進歩です
若い時代は準備のときであり、
最上のものは過去にあるのではなく将来にあります
I hope that you pursue life,
and hold onto your hope and your dream
until the very end of the journey.
旅路の最後まで
希望と理想を持ち続け 進んでいくものでありますように
(※参考までに、英単語の意味。→ decade=10年間 education=教育 failure=失敗 improve=進歩する preparation=準備(すること) past=過去 future=未来 pursue=追求する)
以上がブラックバーン校長のスピーチです。
また、富山タキ先生(ともさかりえ)からもはなに向けて以下の言葉が贈られました。
Every woman is the architect of her own fortune.
自分の運命を決めるのは自分自身です
校長の言葉を胸に巣立つ生徒たち
後に翻訳家、作家として大きな足跡を残すことになるはな。
人生を通してよりよき道を追い求め続けたはなにとって、多感な思春期に授かったブラックバーン校長の言葉は障害の支えとなっていきます。
▼ブラックバーン校長のモデルとなったのは、村岡花子の恩師である東洋英和女学院大学のブラックモア女史。