【花子とアン】「マリラみたい!」「My time has come at last」かよが言われた言葉の意味

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」最終週より。

戦争孤児である幸子と育子を引き取ることにしたかよ(黒木華)。それを聞いた花子(吉高由里子)はかよのことを「マリラみたい!」と言い、かよに「My time has come at last.」という言葉の意味を教えます。

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マリラ・カスバートとは

「マリラ」とは「赤毛のアン」に登場する人物「マリラ・カスバート」です。生後すぐに病気で両親を亡くした主人公アン・シャーリーは、引取先や孤児院を転々とした末に11歳でカスバート家に引き取られます。

マリラは「教訓」が大好きで、アンを引き取って育てるにあたり、「教訓」を与え続けなければならないと考えています。

My time has come at last

そんなマリラが、アンを引き取る決意をした時に言ったのが「My time has come at last」という言葉。直訳すれば、「わたしの時がついにやってきた」。

「世の中をわたって行くにはそれぞれ、割り当てられた苦労をしなくちゃならない」
「どうやらわたしにも苦労が来たようだ」
(『赤毛のアン』の一節より)

これまで、ずいぶんとお気楽に人生を過ごしてきたというマリラは、お得意の教訓めいた口調で自身の決意のほどを表現します。

かよ「ついに私の番が来た!」

「花子とアン」のかよも、この一節のオマージュであろうこんなセリフを言っていました。

「世の中を渡っていくには、それぞれ割り当てられた苦労をしなきゃいけないって最近よく思うの。」

このセリフを聞いて花子が思わず連想したのが、自身が翻訳した「赤毛のアン」の登場人物、「マリラみたい!」だったというわけです。

郁弥を関東大震災で失って以来、自分自身が生き延びることだけを考えて生きてきたかよ。花子やもも(土屋太鳳)が家族や子供たちに愛情を分け与えて生きているのを見ながらも、かよにはそのような余裕はありませんでした。

しかし時を重ね、ついに「My time has come at last」、つまり「ついに私の番が来た」と感じたかよは、みなしごの女の子二人の人生を引き受ける覚悟を決めるのです。

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