「風、薫る」仲間由紀恵が演じる侯爵夫人・和泉千佳子が手術を拒否する理由とは?モデルは三宮八重野【帝都医大病院】

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NHK連続テレビ小説「風、薫る」第7週の後半から、仲間由紀恵が演じる侯爵夫人・和泉千佳子(いずみ・ちかこ)が登場します。

帝都医大付属病院の気難しい入院患者である千佳子は、看護を担当することになるりんにとって大きな学びを得る相手となりそうです。

この記事では、千佳子が頑なに手術を拒否する理由、モデルとなっているイギリス出身の華族夫人・三宮八重野(アリシア・レイノア)についてまとめます。

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目次

【風、薫る】乳がんを患って入院する侯爵夫人・和泉千佳子

1888年(明治21年)。梅岡女学校付属看護婦養成所の第一期生たちは、日本有数の病院である帝都医科大学附属病院で看護婦見習の実習を開始します。

少しずつ実習にも慣れてきた頃、乳がんを患っているという侯爵夫人の和泉千佳子(仲間由紀恵)が帝都医科大学附属病院に入院してきます。

千佳子の乳がんはすでに進行しており、数日後には乳房切除手術が予定されていました。ところが、千佳子は病室の調度品から看病婦の態度まですべてが気に食わないようで、今すぐ退院をすると騒ぎ始めます。

対応に困り果てたことなかれ主義の医師たちは、何か起きた際には養成所のせいにしようという魂胆で、千佳子の看護をりん(見上愛)に任せようと提案。養成所の看護教師・バーンズ(エマ・ハワード)はその魂胆を見抜いて反対しますが、直美(上坂樹里)の強い推薦もあり、りんが千佳子の看護を担当することになります。

▼第5週から登場する養成所のバーンズ先生も楽しみ。「花子とアン」のブラックバーン校長を彷彿させる、厳しくも愛ある教育が行われそうです。

【風、薫る】千佳子が手術を拒む理由は?りんに心を開く千佳子

千佳子は当初、看護婦の存在意義に疑問を抱き、看護業務を行おうとするりんに対し無礼だと怒りを見せます。

「華族といっても元は武家。私は武家の女として潔く死にます。」

強がってなかなか本心を見せない千佳子でしたが、りんが武士の娘の生まれであることやシングルマザーとして娘を育てていることなどを話すと、千佳子はようやく重い口を開くことになります。

「こんな歳になっても私、私、哀しいの。胸がなくなるのが。胸のない私で夫の隣にいるのが悲しくて恥ずかしくて…。」

涙を流しながら、ついに心の奥にあった苦しみを吐露する千佳子。りんはただ親子に寄り添い、背中を撫で続けます。

いきなり侯爵夫人という高貴で気難しい患者を任され、大きなプレッシャーを感じるであろう看護婦見習生のりん。ナイチンゲールの本「NOTES OF NURSING」で学んだ「observe=観察する」の概念を、千佳子に寄り添う中で実体験していくことになりそうです。

▼仲間由紀恵といえば、朝ドラ「花子とアン」で演じた伯爵家の令嬢・葉山蓮子役が有名。家の都合の政略結婚に人生を奪われ、苦悩の末に真実の愛を求めた葉山蓮子は朝ドラ屈指の人気キャラ。仲間由紀恵は今回の和泉千佳子侯爵夫人役に対し「台本を読み、どのような時でも凛としている姿に、なんて誇り高い人なんだろうと、尊敬と憧れの念を抱きました」と語っています。

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【史実モデル】三宮八重野 大関和が看病したイギリス人女性(アリシア・レイノア)

侯爵夫人・和泉千佳子は基本的にはフィクションのキャラクターですが、「風、薫る」の原案本である「明治のナイチンゲール 大関和物語」には和泉千佳子のモチーフになったと思われる実在の人物・三宮八重野(さんのみや・やえの)が登場しています。

それによると、ヒロイン・一ノ瀬りんのモデルである大関和(おおぜき・ちか)は、桜井女学校付属看護婦養成所時代に実習を行った東京帝国大学医科大学付属第一医院(現・東京大学医学部附属病院)で三宮八重野という女性の看護を担当しています。

八重野は華族で外交官だった三宮義胤(さんのみや・よしたね)の妻。義胤がイギリス滞在中に出会ったイギリス人で、結婚前はアリシア・レイノアと名乗っていました。

乳がんを患い、手術が必要だった八重野。手術は「お雇い外国人」であるドイツ人医師が行い、かなり丁重な治療が行われたようですが、その大切な患者の看護担当に大関和が抜擢されたのです。

手術が無事終わると、和は八重野の病室に泊まり込みで連日看護を行い、朝の三時に起きて病院に近い教会で八重野の回復を祈るなど、献身的な看護を続けています。

また、「明治のナイチンゲール 大関和物語」には心中事件を起こして第一医院に入院してきた哀しき花魁に対し、八重野がカゴいっぱいの果物とお菓子、それに新約聖書をプレゼントするエピソードも描かれています。「風、薫る」でも心中事件を起こして入院してくる遊女・夕凪が登場しますので、元ネタを知りたい方は是非「明治のナイチンゲール 大関和物語」をお読みください。

※大関和が三宮八重野の看護を担当したというのは事実のようですが、「明治のナイチンゲール 大関和物語」は伝記風の小説であり、事実を元にしつつ、ある程度の脚色が加えられているとも考えられます。「風、薫る」ではこの「ナイチンゲール 大関和物語」に書かれている三宮八重野のエピソードをモチーフに、りんと和泉千佳子の関係性が描かれていきます。

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