朝ドラ「あさが来た」納屋頭・サトシ(長塚圭史)の正体は「松造」 モデル人物はいる?

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NHK連続テレビ小説「あさが来た」より。

九州・加野炭坑の納屋頭・サトシ(長塚圭史)の正体、モデルとなっている人物などについてまとめます。この記事はネタバレを含みますのでご注意下さい。

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目次

反抗的なサトシ 落盤事故発生で…

あさの改革案に強く反発するなど、以前から加野屋ならびにあさ(波瑠)に対し反抗的な態度を貫いてきた納屋頭のサトシ。サトシは「新次郎さんは元気ですか?」と思わせぶりなことを口走るなど、何やら加野屋と因縁がありそうな雰囲気です。

第11週(12月7日~)では加野炭坑に落盤事故が起こり、事態の収拾のために雁助(山内圭哉)が九州へと向かいます。そこで雁助とサトシが顔をあわせたことで、ついにサトシの正体が明らかになっていきます。

加野屋の元大番頭の息子・松造

サトシの正体とは、かつて加野屋で長年働いていた大番頭の息子・松造でした。松造は新次郎と同い年で、幼馴染みとして育っています。

松造の父である元大番頭は、暖簾分けで加野屋から独立した後に、店の資金繰りが悪化。困った元大番頭は博打に手を出してしまい、それがもとで店の信用も落とし、ついには店が立ち行かなくなってしまいます。

この時、新次郎から元大番頭一家に金を貸してやってくれと懇願された正吉(近藤正臣)は、商人の筋を通してこれを一蹴。結局、元大番頭は良からぬ筋から借金を重ねた末に、母子を残して失踪してしまいます。残された母子は借金取りに追い回され、やがてどこかへと逃亡しています。

加野屋への積年の恨み

正吉が融資を断ったから一家がバラバラになったー。この一件により、サトシ(松造)は加野屋を長年恨むようになり、新次郎も松造一家を助けられなかった引け目を背負い、家の商売とは一線を画すようになっています。

実は、加野炭坑の落盤事故を引き起こしたのもサトシの仕業。サトシは加野屋への積年の恨みを晴らす意図で爆薬を仕掛けたのですが、雁助に正体を見破られると、炭坑から姿を消してしまいます。やがてサトシは大阪・加野屋の前に現れ…。

サトシのモデルは?

この納屋頭・サトシははっきりとした実在のモデルがいるわけではありません。ドラマの原案「小説 土佐堀川」では、炭坑を爆発させた疑いのある人物として、飯場主の「中村」という人物が登場しています。

中村は加島屋・広岡浅子の炭坑改革案に最後まで反対していた人物で、爆発事故以前から謀略のウワサがありました。事故の際も中村の組の多くの坑夫たちが事故に遭遇しながら、中村自身はいち早く坑道から出て助かっており疑わしい人物とされましたが、小説では中村という人物についてそれ以上は掘り下げて描かれていません。サトシと加野屋に関するエピソードは、ドラマオリジナルの創作と考えていいでしょう。

なお小説では、この事故により亡くなった中村組の坑夫の中に、浅子の親戚であった「三井高長(高長小父さん)」が含まれていてます。浅子は死者の名簿の中に高長の名前を見つけ、驚いています。高長は若い頃からの遊び人で三井一族から煙たがられ、奔放に生きた末に九州・加島屋の炭坑に潜り込んでいたのでした。

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