「監察医朝顔」仙ノ浦 被災地風景のロケ地は陸前高田市の震災遺構(奇跡の一本松ほか)

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2021年3月9日に放送されたフジテレビ系ドラマ「監察医朝顔(第2シリーズ)」第17話では、朝顔と父の平が「仙ノ浦(せんのうら)」の被災地を歩くシーンが描かれました。

このシーンのロケ地となった場所についてまとめます。

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目次

架空の被災地・仙ノ浦

仙ノ浦は「岩手県北上郡仙ノ浦町」という架空の自治体の町として劇中に登場しています。劇中にたびたび登場している「仙ノ浦駅」は、岩手県大船渡市の三陸鉄道リアス線・甫嶺駅(ほれいえき)で撮影されています。

「監察医 朝顔」ロケ地 三陸鉄道リアス線・甫嶺駅(東北の海沿い「仙ノ浦駅」のシーン)

3月9日に放送された第17話では、ついに母・里子(石田ひかり)の骨が見つかったことを受けて、朝顔(上野樹里)と平(時任三郎)が仙ノ浦の被災地を訪ね歩いています。

撮影は陸前高田市

「仙ノ浦駅」は岩手県大船渡市で撮影されていますが、この日の放送で描かれた被災地の風景は、そのお隣、岩手県陸前高田市で行われています。陸前高田市といえば、大津波の被害がもっとも甚大だったところ。

奇跡の一本松をはじめ、「震災遺構」に指定された5つの建物等が登場しています。

以下、陸前高田市の撮影ロケ地をまとめます。

旧・気仙中学校=震災遺構

気仙川の河口に面し、陸前高田市内でも市内で一番早く到達した気仙中学校。鉄筋コンクリート3階建ての校舎は完全に水没しました。

タピック45(旧・道の駅高田松原)=震災遺構

陸前高田バイパス沿いにあった「道の駅 高田松原」。こちらも海沿いの土地にあり津波が直撃しました。この西隣の地に新しい道の駅、東日本大震災津波伝承館などがつくられています(後述)。

旧下宿定住促進住宅=震災遺構

5階建ての5階部分(14.5m)の高さまで津波が到達した旧下宿定住促進住宅。5階のベランダ部分には津波の到達高を記したプレートが設置されており、津波の恐ろしさを伝えます。

奇跡の一本松、陸前高田ユースホステル=震災遺構

陸前高田市の津波被害の象徴的風景と言える「奇跡の一本松」。整備が進む陸前高田復興祈念公園内に大切に残されています。また、一本松の背後に会った「陸前高田ユースホステル」も登場。津波により地盤がえぐれ、建物が折れ曲がった姿のまま。

道の駅高田松原、東日本大震災津波伝承館(高田松原津波復興祈念公園内)

そして、陸前高田市の復興の象徴とも言える新しい「道の駅高田松原」と「東日本大震災津波伝承館」。建物には「すなば珈琲」や食堂などが入り、陸前高田を訪れる人たちを迎え入れます。

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