TBS系金曜ドラマ「不謹慎にも程がある!」第2話より。
この日の放送では、市郎が2024年の世界に「もう一人の自分」が居る可能性があることに気が付いています。計算上2024年の市郎は88歳になっており…。
2024年の市郎 生きていれば88歳、米寿
例のバス(タイムマシン)に乗り、再び2024年(令和6年)の世界に戻ってくることに成功した小川市郎(阿部サダヲ)。
2024年の世界でテレビ局職員の犬島渚(仲里依紗)と急速に距離を縮めて浮かれる市郎ですが、その一方で1986年(昭和61年)の世界に残してきた愛娘・純子(河合優実)が男とチョメチョメしてしまうのではないかと気がかりです。
純子のことも気になるが、渚のことももっと気になる…。もどかしい思いを抱え、「オレが二人居れば…」と悶々と悩む市郎は、ある衝撃の事実に気がつくことになります。
それは、2024年の世界に「38年後の88歳の自分」が生きているかも知れないということ(※市郎は1986年当時50歳)。
もし自分が二人居るのであれば、渚とのことは88歳の自分に任せて、50歳の自分は1986年に戻るということも可能です。とはいえ、88歳のおじいちゃんの自分が渚とチョメチョメ出来るのか?したいのか…?市郎はそんなしょうもない妄想をグルグルと巡らせていくことになります。
※市郎が渚の夫・谷口龍介(柿澤勇人)に見せつけた免許証によれば、市郎は昭和10年(1935年)10月16日生まれ。終戦を10歳前後で迎え、戦後の高度経済成長期には馬車馬のように働いた、いわゆる「焼け跡世代」ですね。
昭和10年生まれの有名人では、美輪明宏、小澤征爾、朝丘雪路、岸洋子、吉行和子、倉本聰らが存命。今は亡き野村克也、大江健三郎、赤塚不二夫、高畑勲、岡田眞澄らも同年の生まれです。
【追記】第5話で市郎と純子は1995年に神戸で阪神・淡路大震災に遭遇して亡くなったことが判明。未来を変えない限り、市郎と純子は2024年の世界に居ないことになります。
38年後の市郎、純子、ムッチ先輩… 50歳の市郎と遭遇する?
「2024年の世界」と「1986年の世界」にそれぞれ同一人物がいる、という事実が今後のストーリーを突き動かしていきそうです。
第1話の段階では、2024年の世界にムッチ先輩こと秋津睦実にそっくりな「秋津くん」(磯村勇斗)や、すっかり年老いた喫茶すきゃんだるのマスター(袴田吉彦→沼田爆)が登場しています。
※第2話で「秋津くん」は市郎から家族の話を聞かされています。その際、市郎は小川家のアルバム写真を見せながら自分の娘が「純子」という名前であることを「秋津くん」に語っています。もし「秋津くん」がムッチ先輩と純子の息子であれば「小川純子」という名前に反応するはずですが、特に反応は見られず…。
他にも38年後の世界には88歳の市郎、55歳の純子、すっかりおじさんになったムッチ先輩らも存在する可能性があり、市郎と彼らが遭遇する展開があるかも知れません。もし50歳の市郎が88歳の市郎と出会うようなことがあれば、過去や未来が変わってしまう可能性も考えられますね。
その一方で、1986年にタイムスリップしたままの向坂サカエ(吉田羊)、キヨシ(坂元愛登)親子の動向も気になるところです。
1986年の世界にはまだ10代の思春期であろう向坂サカエが居るはずであり、バリバリのフェミニスト研究家になった大人のサカエが幼き日のピュアな自分と対面するシーンがあるかも知れません。
※第3話ではタイムマシン開発者の大学教授・井上昌和(三宅弘城)が登場し、過去を改ざんすることにより未来が変わってしまう「タイムパラドックス」の危険性を語ることになります。井上は1986年の市郎の教え子・イノウエであることが判明。