TBS系日曜劇場「さよならマエストロ」では、各登場人物の間にさまざまな恋愛感情が発生していきそうです。
この記事では、劇中で発生しそうな恋愛関係、恋愛感情をまとめます。高校生同士の淡い恋愛から既婚者の恋まで、様々な感情が渦巻いていきそうです。
夏目俊平×夏目志帆 … 壊れた夫婦の再生なるか
「さよならマエストロ」の物語を突き動かしていく、夏目俊平(西島秀俊)と志帆(石田ゆり子)の難しい夫婦関係。
志帆は若き日に画家を目指してフランスに渡ったものの、そこで指揮者を目指していた俊平と出会って結婚。それ以来画家の夢を諦め、芸術以外ではポンコツな夫の生活を支えながら、子育てにも孤軍奮闘してきました。
かつての志帆は俊平が生み出す音楽に惚れ込んでいたようですが、5年前に家族が崩壊して以降は、自分勝手な俊平の生き様に対し冷ややかな視線を送っているようです。
【今後の展望】
夏目家を再生しようと夫婦で共闘していく中で、二人がかつてのような信頼関係を取り戻せるのか。そして、自己犠牲により多くのものを失ってきたであろう志帆の人生に俊平がきちんと向き合えるようになるのか。このあたりが物語後半のキーポイントになっていきそうです。
夏目志帆←古谷悟史 … 既婚者と知らずにプロポーズ
1年前、市役所が主催するお絵描き教室で志帆に一目惚れをしてしまった、晴見フィルハーモニー団長の市役所職員・古谷悟史(玉山鉄二)。
古谷は志帆が離婚済みだと勘違いしたままプロポーズをしてしまったようですが、その後に志帆の夫が世界的指揮者の夏目俊平であること、そして二人がいまだに婚姻関係にあることを知っています。
志帆の紹介により俊平が晴見フィルハーモニーのマエストロとして招聘されると、団長である古谷は志帆にプロポーズした過去をひた隠しにしていました。
しかし、第4話でついにその事実が俊平にバレてしまい…。
【今後の展望】
夫との別居・不仲が続く中で突然古谷からプロポーズされ、思わぬ告白に戸惑いを見せた志帆ですが、誠実な青年から想いを告げられて悪い気はしなかったようです。
当初はプロポーズした過去がバレることにビビりまくっていた古谷も、第4話では開き直って再度志帆にアタックするかのような言動も見せており、今後の展開が気になります。
夏目俊平←倉科瑠李 … 「カルメン」の新ターゲット
プロのフルート奏者として高い実力を持ちながら、行く先々の楽団で男女関係のトラブルを起こしては追放され、晴見フィルハーモニーに流れ着いた倉科瑠李(新木優子)。狙った獲物を逃さない魔性の女であることから「カルメン」とも呼ばれています。
晴見フィルハーモニーに入団した倉科瑠李が新たにターゲットに定めたのは、既婚者のマエストロ・夏目俊平でした。第4話では演奏会にやって来た俊平の妻・志帆にバッチバチの視線を送るなど、「カルメン」らしい魔性ぶりを見せています。しかし鈍感な俊平は瑠李のアプローチにまったく気が付かず…。
【今後の展望】
第5話では、俊平と瑠李の関係性を勘違いした響が家出をしてしまうようです。魔性の女・倉科瑠李の存在がますます夏目家をかき乱していきそうです。
とはいえ、倉科瑠李は単に狙った獲物を落とすことが目的になっている可能性があり(結婚に興味なし?)、そのうち飽きてターゲットを変更する可能性もありそうです。
倉科瑠李←小村二朗 … お爺ちゃんのお気に入り
美しき「カルメン」倉科瑠李のことが大のお気に入りである、うたカフェ経営者の小村二朗(西田敏行)。
ここ最近は瑠李が俊平にご執心であることが気に入らないようで、うたカフェで瑠李が俊平に近づくたびに苦言を呈しています。
【予想】夏目響×森大輝 … 響の心をこじあける存在に?
俊平の娘で元バイオリニストの市役所職員・夏目響(芦田愛菜)と、同僚のトランペッター・森大輝(宮沢氷魚)の間にも、恋愛感情が発生すると予想しています。
いつもカリカリしているネガティブな響と、スーパーポジティブ楽天家の大輝。第4話では響が大輝に対して「口が軽い」などと突っかかっていく様子も描かれたほか、響のバイオリン演奏を聞いた大輝が「心がギュッとした」と感激する様子も描かれています。実は響が大好きな落語家・柳亭小痴楽を晴見町のイベントに呼んだのは大輝らしく…。
【今後の展望】
過去の出来事により心を閉ざし、音楽を毛嫌いしている響。そんな頑なな響の心をこじ開けていくのは、良くも悪くも楽天家である大輝の他にはいないでしょう。
ドラマの公式サイトの森大輝の人物紹介欄には「普段は晴見市役所観光課に勤務していて、響とも職場仲間として次第に関係を深めていく。」と書かれていますが、果たして…。
【予想】夏目海×谷崎天音 … 同級生カップルに?
勢いのままに晴見フィルハーモニーに見習い入団した女子高生・谷崎天音(當真あみ)。天音は次第に、俊平の息子で同じ高校の同級生である夏目海(大西利空)と良き友人関係になっていきます。
第4話では二人が音楽談義に花を咲かせる様子や、一緒に俊平を尾行する様子なども描かれています。天音にとって海は「師匠(俊平)」の息子であり「コーチ(響)」の弟。芸術一家で育った海のことを天音は一目置いているようです。
【今後の展望】
不協和音ばかりの夏目家でいつも気遣いを見せ、家族の潤滑油の役割を果たしている海。そんな海が唯一愚痴を言える相手が天音のようです。
一方の天音は天真爛漫に見えますが、自身の家族については多くを語りません。天音が誰にも話せない悩みやコンプレックスを海に明かすという流れの中で、二人に信頼関係、恋愛感情が芽生えていく可能性があります。
【予想】羽野蓮×内村菜々 … 蓮くんの恩人
孤高の音楽家として、独りガレージにこもって演奏を続けてきたチェリストの羽野蓮(佐藤緋美)。
そんな彼を晴見フィルハーモニーの新メンバーに推薦し、再び日の当たる場所に引きずり出したのが、昔から彼の大ファンだったというティンパニー奏者の大学生・内村菜々(久間田琳加)でした。
いわば蓮にとって菜々は恩人ともいえる存在。現時点では距離がある二人ですが、今後この二人の関係性にスポットが当たる回があるのではないかと予想しています。
【今後の展望】
入団後も近寄りがたいオーラを出している蓮ですが、そんな彼の音楽の世界を(陰ながら)誰よりも理解しているのが菜々でしょう。今後、何らかのトラブル等で蓮がピンチに陥った際に、菜々が彼を助ける(逆に蓮が気弱な菜々を助ける?)ような展開があるのではないかと予想します。
【予想】倉科瑠李×古谷悟史 … 良き音楽仲間
劇中で詳細は語られていませんが、古くからの音楽仲間であるらしい倉科瑠李(新木優子)と古谷悟史(玉山鉄二)。物語前半では二人が互いを意識し合うような描写は見られないものの、ともに夏目夫妻に恋をしている(恐らく二人とも失恋する)という共通事項を持っています。
終わりなき恋の数々に疲れ果てた瑠李が、誠実すぎる独身男・古谷と急接近していく展開があるかも知れません。
【予想】夏目俊平←鏑木晃一 … 俊平の元マネージャー
夏目俊平の音楽に心酔し、彼の音楽を支え続けていたという元マネージャーの鏑木晃一(満島真之介)。第4話で初登場し、俊平の芸術にリスペクトを見せています。
鏑木は5年前の事件の真相を知っている人物らしく、ある目的により晴見フィルハーモニーに近づいていきます。彼が持つ俊平への感情は尊敬なのか、愛情なのか、それとも憎悪なのか…。その真意が今後の物語を左右していきそうです。