【マッサン】北海道方言「海がクキル(群来る)」ニシンの子孫繁栄の風景

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 NHK連続テレビ小説「マッサン」より。余市の鰊漁網元・森野熊虎(風間杜夫)が発した北海道の言葉(北海道弁) ”海がクキル” についてまとめます。

海が真っ白に染まる「クキ」

「クキル」というのは漢字で書くと「群来る」。もともとの北海道方言「クキ」に「群来」という漢字を当てたと言われています。

「群来」という文字からも想像できる通り、「クキル」はニシンの群れが大挙して押し寄せてきた時に使われる言葉です。意味としては「産卵のためにニシンが大挙して押し寄せ、海一面が真っ白に染まる様」を指す言葉です。

ニシンが子孫を残す風景

「群来る」と言われる状態は、ニシンの群れの接岸そのものを指すのではなく、あくまで「海一面が真っ白に染まる」現象のこと。

これは「ニシンの放精」によって海水が乳白色になることを指すようで、美しい生命活動の象徴のような光景と言えます。

森野熊虎によれば余市の漁師たちは春先、海がコメのとぎ汁のように真っ白に染まり「群来る」と、船を漕いで沖へと出ていきます。沖合いにはあらかじめ定置網が仕掛けてあって、そこには大量のニシンが引っかかっているとか。

クキは豊かさの象徴

鰊漁が余市で隆盛を極めていた当時、漁師たちにとって海が白く染まる「クキ」の風景は銭そのもの、豊かさの象徴でもあったわけです。

ちなみにこの時、網を引き上げる「沖揚げ」の作業の際に唄われる作業唄(沖揚音頭)が、いわゆる「ソーラン節」として知られます。

この作業唄には他に「船漕ぎ音頭」「網起し音頭」「切声音頭」「いやさか音頭」などがあり、作業の進行にあわせて唄われ、労働の手助けとなっていました。

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