NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する俳優のうち、大阪をはじめ関西圏で生まれ育ち関西弁をネイティブで話す人は誰なのか、また、関西圏以外を出身とする出演者もまとめます。
主演となる杉咲花をはじめ、多くの出演者が関西弁の非ネイティブ話者であり、言葉の習得への苦労がうかがえます。
関東出身ヒロインが多い大阪朝ドラ
まずはじめに、近年のNHK大阪製作の朝ドラでヒロインを務めた女優の出身地をまとめます。
大阪製作の朝ドラは脇役を地元の関西圏出身俳優で固める傾向がありますが、ヒロインに関しては関東出身女優が多数を占めています。
・「おちょやん」(2020年〜)…杉咲花=東京都出身
・「スカーレット」(2019年〜)…戸田恵梨香=兵庫県出身
・「まんぷく」(2018年〜)…安藤サクラ=東京都出身
・「わろてんか」(2017年〜)…葵わかな=神奈川県出身
・「べっぴんさん」(2016年〜)…芳根京子=東京都出身
・「あさが来た」(2015年〜)…波瑠=東京都出身
・「マッサン」(2014年〜)…シャーロット・ケイト・フォックス=米国出身
・「ごちそうさん」(2013年〜)…杏=東京都出身
▷「おちょやん」杉咲花の大阪弁(関西弁)に注目 女優・浪花千栄子は「古き良き大阪弁」話者
「おちょやん」関西出身俳優
続いて「おちょやん」の主な出演者のうち、関西圏出身者を府県ごとにまとめます。脇役を中心に関西ローカルで名の知れた名優たちも並び、ネイティブの関西弁がドラマの世界観を創り上げていきます。
大阪府出身
毎田暖乃(ヒロイン千代の子供時代役)
中須翔真(天海一平の子供時代役)
星田英利(喜劇役者・須賀廼家千之助役)※旧阪南町出身
板尾創路(喜劇役者・須賀廼家万太郎役)※富田林市出身
西川忠志(劇場支配人・熊田役)※堺市出身、箕面市育ち
曽我廼家寛太郎(俳優・小山田正憲役)
大川良太郎(座員・漆原要二郎役)
阿部純子(カフェー女給・若崎洋子役)
渋谷天外(撮影所守衛・守屋役)
東野絢香(岡安の娘・岡田みつえ役)
仁村紗和(岡安お茶子・節子役)
岡嶋秀昭(福富主人・富川福松役)
烏川耕一(隣人・小林家の主人役?)
京都府出身
茂山宗彦(一平の父・初代天海天海役)
中村鴈治郎(上方演劇界のドン・大山鶴蔵役)※幼稚舎から慶應義塾
西村和彦(カフェー店主・宮元潔役)
古谷ちさ(岡安お茶子・玉役)
兵庫県出身
トータス松本(ヒロインの父・竹井テルヲ役)※旧多可郡黒田庄町出身
名倉潤(岡安主人・岡田宗助役)※姫路市出身
いしのようこ(福富女将・富川菊役)※芦屋市出身
宮田圭子(岡安先代女将・岡田ハナ役)※神戸市出身
井上拓哉(福富息子・富川福助役)
六角精児(撮影所所長・片金平八役)※高砂市、神奈川県相模原市育ち
松本妃代(女優・石田香里役)
坂口涼太郎(座員・須賀廼家百久利役)※神戸市出身
奈良県出身
三戸なつめ(千代の実母・竹井サエ役)
沢暉蓮(福富お茶子・ぼたん役)
和歌山県出身
楠見薫(女中頭・かめ役)
「おちょやん」関西圏以外出身の俳優
関西圏以外を出身とする出演者たち。セリフを覚えるだけでなく大阪弁(関西弁)の習得も課されるため、撮影中の苦労も多いことでしょう。
関東地方出身
杉咲花(ヒロイン・竹井千代役)※東京都出身
宮澤エマ(ヒロインの継母・竹井栗子役)※東京都出身
井川遥(スター女優・高城百合子役)※東京都出身
吉川愛(カフェーキネマ女給・宇野真理役)※東京都出身
若村麻由美(女優・山村千鳥役)※東京都練馬区出身
若葉竜也(撮影所助監督・小暮真治役)※東京都練馬区出身
篠原涼子(岡安女将・岡田シズ役)※群馬県桐生市出身
成田凌(喜劇役者・天海一平役)※埼玉県出身
明日海りお(女優・高峰ルリ子役)※静岡県静岡市出身
九州地方出身
土居志央梨(岡安お茶子・富士子役)※福岡県出身(京都造形芸術大学卒)
渋谷天笑(座員・須賀廼家天晴役)※大分県大分市出身
映美くらら(座員・薮内清子役)※熊本県出身