「おちょやん」一平の父 初代・天海天海(茂山宗彦) 初代・渋谷天外がモデル

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NHK連続テレビ小説「おちょやん」に登場する天海一平の父、初代・天海天海(あまみ・てんかい)の人物像をまとめます。

初代・天海天海は、初代・渋谷天外がモデルになっています。

「天海天海一座」を率いる父・天海

初代・天海天海(茂山宗彦)は、後に喜劇界のプリンスとして鶴亀新喜劇などを盛り上げる喜劇役者・天海一平(あまみ・いっぺい=成田凌)の父です。

喜劇役者である天海は、酒と女性が大好きな型破りな人物。そのため、息子の一平は奔放な父のことを嫌っています。

天海は、喜劇界の実力者である須賀廼家千之助(すがのや・せんのすけ=星田英利)とともに喜劇一座「天海天海一座」を率いていました。ライバルである喜劇界の巨人・須賀廼家万太郎(すがのや・まんたろう=板尾創路)を倒すべく奮闘する天海でしたが、志半ばで倒れると、まだ小さい一平を残してこの世を去ってしまいます。

残された一平は人気役者だった「天海天海の息子」という七光りにより、いい思いも悪い思いもしていきそうです。父の肩書きに「初代」と付いていることからも、息子の一平が二代目・天海天海を襲名することが予想されます。

▼初代・天海天海を演じるのは、狂言方大蔵流の能楽師・俳優の茂山宗彦(しげやま・もとひこ)。狂言を幅広い世代に親しんでもらう活動を続けているほか、2007年の朝ドラ「ちりとてちん」では、徒然亭小草若役でブレイク。

初代・渋谷天外 「楽天会」を率いた人気喜劇役者

初代・天海天海は、人気喜劇役者だった初代・渋谷天外がモデルになっています。

初代・天外は、俄の役者から喜劇の世界に転じ「箱王・団治一座」「楽天会」で人気となりましたが、志半ばで亡くなっています。残された一人息子の渋谷一雄は後に二代目・渋谷天外となり、「松竹家庭劇」「松竹新喜劇」を牽引しています。

以下、もう少し詳しく初代・天外の人生をまとめます。

俄の大物・鶴家団十郎との出会い

初代・渋谷天外は明治15年、和歌山の妙中家に四男として生まれると、17年には大阪市北区にあった渋谷家の養子となっています(本名は渋谷博喜智、または博貴智と記している資料も)。幼少期から奉公に出たものの長続きせずに十数カ所を転々とし、二十歳の頃に朝日座の近くの仕出し屋に落ち着いています。

この仕出し屋時代、劇場に弁当を運ぶ中で出会ったのが、俄(にわか)の大物・鶴家団十郎の芝居でした(※俄、仁輪加=江戸から明治時代にかけて、宴席や路上などで行われた即興芝居。漫才など現在のお笑い文化の源流とも)。

初代・天外は仕出し屋をクビになると感銘を受けた団十郎の弟子・団五郎に弟子入り。鶴家団治の名をもらい、俄の役者としてデビューをしています。

松竹に見いだされ、喜劇団「箱王・団治一座」→「楽天会」創設

鶴家団治の名で俄の舞台に出ていた初代・天外は、やがて自社専属の喜劇団づくりを急いでいた松竹兄弟に目を付けられると、同棲相手だった髪結いの女性と別れた上で、曾我廼家箱王「箱王・団治一座」を結成(明治40年)。松竹傘下に入り、喜劇役者としての道を歩み始めます。

翌明治41年には箱王が中島楽翁、団治が渋谷天外とそれぞれ名を改め、一座も二人の名をとった「楽天会」に改称をしています。

「楽天会」が人気になるも急死

こんにちの喜劇を生み出した元祖といえる「曾我廼家兄弟一座」(曾我廼家十郎・五郎)の打倒を目指し松竹が作り出した「楽天会」でしたが、明治43年4月に道頓堀の朝日座に進出してからは、兄弟一座を凌駕する人気を集めていきます。

一人息子の一雄も大正2年に「楽天会」で子役としてデビュー。急病の子役の代役として駆り出された一雄は、当初は出演を涙ながらに嫌がったそうですが、結局父と同じ喜劇役者の道を歩み始めています。

ところが、大正5年12月17日。初代天外は名古屋・御園座で出演中に喀血して倒れると、肺壊疽のために35歳の若さで急死をしてしまいます。まだ幼かった息子・一雄をのこし、志半ばでの急逝でした。

一雄は贔屓筋や劇団関係者らの話し合いの末、初代のご贔屓だった道頓堀の芝居茶屋・岡島に食客として引き取られています。

一雄の本当の母は…?父へのわだかまり

人気役者・渋谷天外の二代目ということで周囲からチヤホヤされることも多かった一雄(後の二代目・渋谷天外)ですが、父に対しては長年わだかまりを持っていたそうです。

一雄は6歳まで「北村ウノ」という女性を実の母親だと思っていたのですが、実はこの女性は養母。一雄の本当の母は、前述した父のかつての同棲相手(髪結いの女性)でした。

松竹兄弟は「箱王・団治一座」を作るにあたり、スター役者候補(鶴家団治=後の初代・天外)に妻と子供がいてはまずいと考えました。結局、相手方の家族と話し合った上で、髪結いの女性は遠く鳥取へと去り身を引いたそうです。

この髪結いの女性は後に京都に戻り別の男性と結婚。新たに子供を出産します。一雄はこうした自身の生い立ちを後年になって知ることになるのですが、「新劇団創設のために母を捨てた(捨てさせられた)」父に対し、長年わだかまりを持ち続けたそうです。

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