NHK連続テレビ小説「おむすび」11月13日(水)放送の第33回で、母の愛子が未成年で妊娠をしていたことが明かされています。
この愛子の発言により、歩と結が異父姉妹である可能性が出てきています。
愛子「結と同い年の時にはお姉ちゃんお腹にいたから。」
「おむすび」第33回では時代が2年進んで2004年(平成16年)の夏に。結(橋本環奈)は高校3年生になっています。
周りのみんなが着々と卒業後の進路を定めていく中、進みたい道が決められずにいた結は母の愛子(麻生久美子)に相談を持ちかけています。愛子は何もやりたいことがないと言う結に対し以下のように語っていますが、この愛子の発言を受けて視聴者からざわめきが起きています。
愛子「もったいないなあ。お母さんが結の立場だったら、失敗してもいいから思いついたもの片っ端からやるけどなあ。お母さんはそういうの出来なかったから。」
愛子「結と同い年の時にはお姉ちゃんお腹にいたから。」
結「そっか。」
結は1989年(平成元年)1月8日生まれ(早生まれ)という設定なので、2004年(平成16年)夏の高3の時点で結の年齢は17歳です。
つまり、愛子は結と「同い年」である17歳(または18歳)の時点で歩を妊娠をしていたことになります。
名古屋の元ヤンキー・愛子
これまで愛子の過去は多くは語られていませんが、名古屋(愛知)出身の元ヤンキーだったことが明かされています。
また、NHKのドラマ公式ガイドブックに掲載された麻生久美子のインタビューによれば、愛子は窮屈な家庭で育ち、その反動で親元を飛び出して苦労したのではないか?と麻生久美子自身がキャラクターイメージを語っています。
このようなことから、若い頃にヤンチャをしていた愛子は中卒または高校を中退して17歳(または18歳)で歩を出産し、親に頼らずに歩を育ててきたことが想像されます。
ギャル化して糸島東高校を退学しそうになっていた歩に対し愛子が「通信でもなんでもいいから高校はちゃんと行きなさい。次の高校は必ず卒業しなさい」と約束を求めた(10月31日放送・第24回)のも、愛子が持つ過去への後悔から来たものなのかも知れません。
歩と結は異父姉妹?
そうなると気になってくるのが、歩(仲里依紗)の父親が聖人(北村有起哉)なのかという問題でしょう。ネット上ではこの日の愛子の発言を受けて歩と結は異父姉妹なのでは?という声があがり始めています。
聖人は身勝手な父・永吉(松平健)への反発もあり、高校卒業と同時に「川端のおっちゃん」(坪内守)を頼って糸島から神戸に出て理容師になったことが明かされています(10月15日放送・第12回)。
あくまで可能性の話ですが、17歳の愛子が名古屋で別の男性との子ども(歩)を妊娠・出産した後、折り合いが悪かった両親と決別して関西へと移住。そこで理容師見習いだった聖人と出会い、聖人は困っていたシングルマザーの愛子を助ける形(=米田家の呪い発動?)で一緒になったという可能性も考えられますね。
そもそも朝ドラの主人公の父が未成年の女性(=17歳の愛子)に手を出したとなると昨今のコンプラ的に問題があることや、聖人が歩に対して妙に距離感や遠慮があること、歩と結が8歳差の年の差姉妹であることなども、この説の裏付けになるかも知れません。
現時点で公表されている第14週までのあらすじを読む限り、愛子の詳しい過去は語られていません。しかし、17歳で妊娠という愛子の衝撃的過去をわざわざここでぶち込んできたことからも、今後どこかで愛子と聖人の馴れ初めが語られそうです。
▼この日の放送では恵美や陽太らの進路希望も明かされています。陽太は博多のIT企業に就職を希望し、恵美も福岡市内の大学に進学を希望。二人の関係性は福岡での生活でも続きそうですね。