朝ドラ「おむすび」前半のおおまかなあらすじ、全体のストーリーまとめ

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NHK連続テレビ小説「おむすび」の物語前半のおおまかなあらすじ、物語の概要をまとめます。ネタバレも含みますのでご注意ください。

物語の舞台は平成時代の福岡、神戸、大阪。幼少期に阪神淡路大震災を経験し、青春期に福岡で平成ギャル文化と出会ったヒロインの結が、やがて栄養士を目指していく物語です。

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目次

「おむすび」前半 あらすじの要点

朝ドラ「おむすび」は、平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台にした青春グラフィティ。

幼少期に阪神・淡路大震災を経験し、高校時代に「平成ギャル文化」の薫陶を受けたヒロインの米田結(橋本環奈)が、やがて栄養士を目指していく物語です。

【追記】結の人物像モデルが栄養士の松丸奨(まつまる・すすむ)さんであることがご本人の口から公開されています。松丸さんは公立小学校で管理栄養士(学校栄養士)として働き「全国学校給食甲子園」で優勝。TV出演やドラマの監修を行うなど職能を活かした幅広い活動を見せています。

★「おむすび」あらすじの要点

・物語は福岡・糸島でのヒロインの高校時代からスタート。結は書道部に所属。
・ヒロインの結は神戸出身。平成最初の日に生まれている。当時は父が神戸で理容室を経営していた。
・幼少期に阪神淡路大震災に遭遇。避難所で食べた「おむすび」の味が人生を変えていく。
・震災後、一家は父の郷里である福岡県糸島に移住し農業を営む。結は自然豊かな糸島で食べることが好きな女の子に成長。
・結は福岡での高校時代に「平成ギャル文化」と遭遇。自身もギャルになり、ギャルの生き様に大きな影響を受けていく。
・高校卒業と同時に、結は恋人の夢を支えるために栄養士になると決意し、両親とともにかつて暮らしていた神戸の街に戻ることに。
・父ももう一度神戸の地で理髪店を再開。
・神戸に戻った「ギャル結」は、神戸の栄養専門学校に入学。まったく価値観が異なる級友や恩師、旧友と出会っていく。
・結は専門学校を卒業後、ある人物の縁により企業の社員食堂で働き始め、栄養士としての実績を積んでいく。

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【福岡・糸島編】物語のスタートは高校時代、福岡の糸島から

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「おむすび」の物語は、ヒロインの米田結(橋本環奈)が福岡で青春を謳歌する高校時代からスタートしそうです。

平成時代が始まった日(1989年1月8日)に生まれ神戸で6歳まで育った結は、ある事情により一家で父の郷里である福岡県の糸島に移住。人情と自然に恵まれた糸島の地で、結は何でも美味しそうに食べる明るい女の子に成長しています。

糸島で暮らしている米田家は、理容師の免許を持つ農家の父・聖人(北村有起哉)、元ヤンキーの母・愛子(麻生久美子)、地元で伝説のギャル、不良として知られる8歳上の姉・歩(仲里依紗)、超ポジティブ思考で糸島ラブの祖母・佳代(宮崎美子)、奔放な大ホラ吹きでホークスの大ファンである祖父・永吉(松平健)という家族構成。

家族のトラブルメーカーである姉の歩はある日突然家を出て東京に行ってしまい、今も消息があやふやです。結は家族が大好きですが、両親の夫婦喧嘩の原因となっていた「不良」の歩に対しわだかまりがあるようです。

地元の糸島東高校に進学した結は、高校での「友達第一号」である宮崎恵美(中村守里)に誘われたことがキッカケとなり、先輩の風見亮介(松本怜生)に憧れて書道部に入部。黒髪の「書道ガール」として高校生活を過ごしていくことになります。

地元のギャル軍団「ハギャレン」との出会い

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そんな結に大きな影響を与えていくのが、実姉である元カリスマギャル・歩がかつて結成した「博多ギャル連合」(略してハギャレン)を今も細々と守り、ハギャレンの復興を目指しているという地元のギャル軍団(ルーリー、タマッチ、スズリン、リサポン)でした。

ハギャレンの現リーダー(8代目総長)である「ルーリー」こと真島瑠梨(みりちゃむ)らは歩の妹である結の力を借りてハギャレンの復興を目指したいと結に伝えますが、結は奇抜な格好で別世界の人に見える彼女たちを拒絶します。

しかし次第にハギャレンの生き様に共感を覚えるようになると、ついには自身も金髪のド派手なギャルに転身。情熱と強い芯を持った「平成ギャル文化」の薫陶を受けたギャルネーム「ムスビン」こと結は、やがて人生の大きな夢を描くようになります。

高校時代の結は、栃木から福岡に野球留学をして甲子園を目指す高校球児・四ツ木翔也(佐野勇斗)や幼なじみのクラスメイト・古賀陽太(菅生新樹)、書道部の憧れの先輩・風見亮介ら魅力的な異性たちと交流を重ねていきます。

結は四ツ木翔也と交際を開始すると、プロ野球選手を目指しているという四ツ木の夢を支えるために、栄養士になりたいという大きな夢を描いていくことになります。

幼少期に阪神・淡路大震災に遭遇 忘れられない「おむすび」の味

結の人格形成を語る上で重要になってくるのが、神戸で生まれ育った結(当時6歳)が1995年(平成7年)1月17日に経験した「阪神・淡路大震災」です。この様子は、第5週あたりで回想として描かれそうです。

当時の米田家は神戸の「さくら通り商店街」という所で理髪店「バーバー米田」を営んでおり、一家は人情あふれる商店街の人たちと仲睦まじく暮らしていました。

1月17日早朝に阪神・淡路大震災が発生すると、米田家が住む建物は一階部分が潰れてしまいます。幸い家族に大きな怪我はなく、一家は命からがら近所の宝井小学校に開設された避難所へ。父の聖人は商店街の人たちや役所・学校の職員らと連携を取りながら、避難所の運営に携わるという経験をしています。

結はこの時に教室で有志により握られた「おむすび」をもらいます。しかしまだ幼かった結は、おむすびを配ってくれた女性に対し「おばちゃん、これ冷たい」と言ってしまい、心にわだかまりを残すことになりそうです。結のこの原体験は後々に昇華され、この時の思いが結の人生に大きな影響を与えていきます。

また、姉の歩はこの震災で大切な人を亡くすという辛い経験をしており、奔放に見える歩の人生に大きな影を落としていきます。理容師だった父の聖人もまた、後ろ髪を引かれる思いで神戸での生活再建を断念し、故郷の糸島に戻って農業を営むようになっています。

【再びの神戸編】結は高校卒業後に神戸へ 専門学校に入学

結は高校を卒業すると、持ち前の「ギャル魂」を胸に誰かを手助けする栄養士になりたいという夢を掲げ、神戸に移り住むことになります。この夢の動機には、プロ野球選手を目指す恋人・四ツ木翔也のために美味しく栄養があるものを作ってあげたいというギャルならではの真っ直ぐな気持ちがあるようです。

また、以前から父の聖人も神戸で再起をかけたいという願いを持っていたため、このタイミングで結とともに聖人と愛子も神戸に再移住。聖人はかつて暮らした神戸のさくら通り商店街に「ヘアサロンヨネダ」を復活させ、昔なじみの人たちとの日々を再開させます。

神戸に戻った「ギャル結」は、栄養学を学ぶために「神戸栄養専門学校」に入学

結はこの専門学校で、元陸上選手でスポーツ専門の栄養士を目指す矢吹沙智(山本舞香)、開業医の娘で生粋のお嬢様である湯上佳純(平祐奈)、元不動産営業マンのおじさん・森川学(小手伸也)ら年齢も経験もバラバラの多様な同級生たちと出会い、視野を広げていくことになります。

また、結は幼少期に親友だった神戸の商店街のパン屋の娘・佐久間菜摘(田畑志真)や、姉・歩のかつてのギャル仲間で現在は神戸のギャル文化を牽引している「チャンミカ」こと相原三花(松井玲奈)らとも再会。

生まれ育った神戸への懐かしさと、震災復興後に初めて目にする神戸の街への新しい気持ちと…。結は福岡で培ったギャルマインドをベースに神戸で新しい価値観とも出会い、ますます人間的に成長を見せていきそうです。

一方、さくら通り商店街や神戸の街で暮らす大人たちも震災の傷を抱えながら、毎日を必死に生きていきます。震災の痛手で人生が止まったままの腕利きの靴職人・渡辺孝雄(緒形直人)や、アーケードの建設に復興の夢を託す人々など、それぞれの震災後の日々も描かれていきそうです。

やがて専門学校を卒業した結は、恋人である四ツ木翔也が社会人野球選手として所属する「星河電器」の社員食堂の栄養士として就職。ここで栄養士など必要ないと突っぱねる先輩調理師・立川らと対立しながら、結は栄養士としての経験を積んでいきます。

その一方で四ツ木翔也は肩を壊してしまい、プロ野球選手の夢を断念。翔也が結に別れを切り出すと、呆れた結はこの別れを受け入れますが…。

以上が「おむすび」前半のおおざっぱなあらすじです。糸島でギャルの薫陶を受け、野球選手の恋人のために栄養士を目指し、企業の社員食堂で働き始める…。物語前半では平成ギャル文化をベースにした青春群像劇が展開されていきます。

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