日曜劇場「天国と地獄」奄美大島「シヤカナローの花」と「月と太陽の伝説」まとめ

TBS日曜劇場「天国と地獄〜サイコな2人」で、物語上重要な意味を持つ奄美地方の「月と太陽の伝説」と「シヤカナローの花」。

ドラマのモチーフにもなっているこの伝説の内容や、「シヤカナローの花」が持つ意味などをまとめます。

日高が語った「月と太陽の入れ替わり」

転落事故により、魂が入れ替わってしまった刑事・望月彩子(綾瀬はるか)と殺人鬼・日高陽斗(高橋一生)。彩子は元の身体に戻るために様々な可能性をあたりますが、その糸口さえつかめずにいました。

第1話のラストシーンでは、彩子の身体に入れ替わったばかりの日高が、病室に様子を伺いに来た八巻(溝端淳平)に対し、美しい満月を眺めながら「月と太陽の入れ替わり伝説」について語っています。

日高(※外見は彩子)「知ってますか?本当は月は太陽に、太陽は月になるはずだったんですよ。でもシヤカナローの花を盗んだから、月は太陽に、太陽は月になった…。運命が入れ替わってしまったんですよ」

八巻「なんすか、それ」

日高「そういう言い伝えがあるらしいですよ」

奄美群島に実在する「月と太陽の伝説」

突然よくわからない話を聞かされた八巻はポカンとしてしまいますが、日高が語ったこの伝説は実際に奄美地方に昔話として伝わるもの。この「月と太陽の入れ替わり伝説」から想起され、「天国と地獄〜サイコな2人」の脚本・ストーリーが創作されています。

以下、奄美地方に伝わる「月と太陽の伝説」のあらすじを簡単にまとめます。

月と太陽の伝説・あらすじ

昼間に空を明るく照らす太陽。闇夜をほのかに照らす月。本当であれば、両者の立場は逆であった…。そんな古い言い伝えがあります。

遠い昔のある夜、月と太陽は寝る時にある約束事を交わしました。今夜寝ているうちに、お腹の上に「シヤカナローの花」が咲いた方が「昼の太陽」となり、咲かなかった方が「夜の月」になることにしよう。

そしてその晩、「シヤカナローの花」は月のお腹の上に咲きました。ところが、先に目が覚めた太陽は自分が「昼の太陽」になりたかったため、ズルをして「シヤカナローの花」を自分のお腹の上に植え替えてしまい、素知らぬ顔で朝を迎えたのです。

以来、約束通り太陽は明るい昼に、月は闇の夜に出ることになります。

ところが。太陽はしてはいけないズルをしてしまったため人々がまともに見ることができない(眩しすぎる)姿となってしまい、月はいつまでも眺めていたい大層美しい姿となったのです。

以上。

※「シヤカナローの花」は伝説上のものであり、実在しません。

彩子は「シヤカナローの花」を探すため奄美へ

第3話では、「シヤカナローの花」を見つければ元に戻れるかもしれないと考えた彩子が、伝説が言い伝えられる奄美大島へと渡ります。彩子はこの奄美の地で日高に関わる意外な足跡をつかむことになります。

奄美大島での主なロケ地となっている瀬戸内町の「ホノホシ海岸」(奄美大島最南部)は太平洋に面し、荒波が打ち付け、奇岩が切り立つ美しい場所です。

この海岸の名物といえば荒波が削り続けたことでまん丸くなった玉石たちであり、これはどう考えても日高が所持していた「凶器」を連想させますね。美しい奄美大島で物語が大きく動いていきそうです。

▼奄美大島の中心地・名瀬からずーっと南下し、古仁屋の町からもさらに外れた「ホノホシ海岸」。この一帯から加計呂麻島にかけてはリゾート色も薄く、美しく素朴な海が広がります。

 

日高は月か太陽か

物語を通し、美しい月が象徴的に登場していきます。

日高もたびたび満月を見ては何かを考えているようですが、果たしてサイコパス日高は自分のことを「眩しすぎて直視できない(罪深い)太陽」だと認識しているのか、「美しくいつまでも眺めていたい月」だと思っているのか、その本心が気になるところです。

サイコパス日高のことですから、自分のお腹に咲いたはずの「シヤカナローの花(=美しい完全犯罪の成功?)」を、刑事である彩子に邪魔され横取りされたとすら考えていそうですよね。

そして彩子が「シヤカナローの花」に相当する、「再度の入れ替わりを成功させるための何か」を掴み取ることが出来るのか。展開が楽しみです。

関連記事
日曜劇場「天国と地獄」奄美大島の撮影ロケ地「ホノホシ海岸」

スポンサーリンク


PAGE TOP ↑