NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第21週(2016年8月22日~)では、あなたの暮し編集部がトースターの商品試験を行なう様子が描かれます。
この記事では、トースターの商品試験についてまとめるとともに、この商品試験の記事によって苦しい経営状況に追い込まれる町工場「ちとせ製作所」についてもまとめます。
オススメ商品なし!トースター試験
新たな「商品試験」のテーマがトースターに決まると、あなたの暮し・研究室では各社製品の長期にわたる調査、試験が行なわれます。
その結果、いずれのトースターも欠点が目立ち、読者におススメする水準に達していないという結論が導き出され、花山は苦々しい思いで批判的なレポートを書きあげます。
酷評された「ちとせ製作所」
このトースター試験の結果を掲載した「あなたの暮し」最新号は、発売とともに大きな反響を巻き起こします。一方で、誌面上で自社製品を酷評され大きく売り上げを落とした「ちとせ製作所」の経営者・田中利一(蛍雪次朗)が編集部に怒鳴りこんで来るなど、好意的な反応ばかりではありませんでした。
「ちとせ製作所」は、田中とその妻が必死に守り続けてきた小さな工場。少ない資金の中、何とか安い材料を工面してトースターを製造する零細企業ですが、「あなたの暮し」の記事を受けてトースターは返品の山となり、同社は一気に経営危機に陥ってしまったのです。
常子は、庶民の暮らしを守る存在であるべき「あなたの暮し」の記事が、逆に人々の暮らしを追い詰めているのではないかという葛藤を持ち始め…。
商品試験の意義
常子はさまざま悩んだ末に、商品試験の「意義」をもう一度整理し直します。商品試験は、「より良い製品を読者に紹介したい」という願いとともに、メーカー側に対しても、試験結果を参考にして「より良い製品開発を行なって欲しい」という思いが込められているー。
常子のこうした思いを聞いた「ちとせ製作所」の田中は、真摯にその言葉を受け止め、次は最高の評価を得られるような良いトースターをつくりあげると常子に約束します。
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