TBS系日曜劇場「VIVANT」第16話では、中国の裏の諜報組織「シンシー」が拉致した別班員たちを監禁しているゴルバド共和国の「シャキ城」という廃城が登場しています。
シンシーに潜入中の野崎がシャキ城の場所を突き止めて乃木に伝えたようですが、特定した経緯、位置情報から判明した場所などをまとめます。
また、第17話で登場したシャキ城下「オルコ村」の古い町並み、ヒジャブの女性が訪ねた町の食堂のロケ地もまとめます。
シンシー潜入中の野崎 別班員たちの監禁場所をつかむ
第16話では、拉致された5人の別班員たちが監禁されているらしい場所(ゴルバド共和国・シャキ城)を、警視庁公安部の野崎(阿部寛)が特定。野崎はこの極秘情報を、日本にいる乃木に暗号という形で伝達しています。
【参考】第16話のラストシーンでは、野崎がシンシーの劉ミンシュエン(堺雅人)から「シャキ城」について詰問される姿が描かれています。
ゴルバド共和国・ルモー地区にあるレストランに3日連続で通い、毎日夜7時きっかりに席を立ってトイレに行っていた野崎。トイレに入った野崎の視線の先には「ゴルバドゴールド社」ビル4階の電光掲示板があり、流れていく各国の金融情報の文字に紛れ「Shaki Castle」の文字があったことを劉ミンシュエンは突き止めています。
劉ミンシュエンは、何者かが電光掲示板を使って野崎にシャキ城の情報を伝え(※)、その情報が日本の別班に流出したと疑っているようです。それを察知したシンシーは、素早く別班員たちの監禁場所を移動させ…。
(※)ただし、野崎が東条に最初の報酬「1億2,600万円」を送ったのはこの掲示板を見る前。この時点で野崎はすでにシャキ城の位置を把握していた可能性があります。野崎は別班を別の場所に移動させるために、わざと掲示板を見る姿を劉ミンシュエンに見せつけた?
野崎から乃木への暗号メッセージ ゴルバド共和国・シャキ城を特定
シンシーにとって拉致監禁中である別班員の居場所はトップシークレットの情報ですから、野崎はシンシーにバレずに乃木にこの情報を伝えようと、暗号という形をとったのでしょう。
野崎が乃木に送った暗号メッセージは、
・東条への活動報酬という形で送った意味ありげな金額「1億2,600万円」「1億6,000万円」
・野崎が乃木にほのめかしていた「πの様な世界」という謎の言葉
この2つ。
乃木は、東条に送金された報酬額に円周率(πの様な世界=3.141592)を掛け合わせることを閃くと、AIハヤトに計算を命令。
ハヤトはこれらの数字を掛け合わて出てきた上位10桁の数字から「緯度39.5840674度」「経度50.2654824度」という位置情報を算出しています。
この「緯度39.5840674度」「経度50.2654824度」の位置座標には、ゴルバド共和国の中部・オルコ村にある「シャキ城(Shaki Castle)」がありました。
乃木はこのシャキ城が、拉致された5人の別班員が監禁されている場所であると確信したようです。
「シャキ城」は1583年に建設された山の上にある「天空の城」で、現在は誰も住んでおらず跡地になっているとのこと。この廃城をシンシーが(勝手に?)再利用しているようです。
▼gogle mapによれば「シャキ城」がある「緯度39.5840674度」「経度50.2654824度」はこの位置。劇中ではゴルバド共和国(※実在しない架空の国)の国土内にありますが、現実世界ではカスピ海の海域上にあります。
※第14話では、ゴルバド共和国の国土がアゼルバイジャンの首都・バクーがある半島の南東側、実際にはカスピ海の海域になっている一帯にあることが地図で紹介されています。
【ロケ地】アゼルバイジャン・シャキ(シャキ)の町に「シャキ城」は実在
▼アゼルバイジャン・シェキ(Sheki、シャキとも読む)の街にある史跡「Caravanserai(キャラバンサライ)」がシャキ城のロケ地。第18話ではこのシャキ城のモックアップ(模型)が作られ、突入作戦が練られています。
第18話では、シャキ城の入口部分や宮殿内部の映像が登場しています。これらのシーンの撮影は、アゼルバイジャンの歴史ある街・シェキの史跡「Caravanserai(キャラバンサライ)」で撮影されています。
この史跡「Caravanserai」は現在ホテルに転用されており、第14話で別班員が拷問を受けていた中庭のシーンはこちらでの撮影。第18話のシャキ城内部の様子にも、この「Caravanserai」の中庭が登場しています。
▼劇中の架空の国・ゴルバド共和国のシーンは、シンシーの情報センターがあるルモー地区の撮影をアゼルバイジャンのシャキで、レストランのシーンの撮影をアゼルバイジャンの首都・バクーでそれぞれ行っています。
なお、このアゼルバイジャン・シェキの町には、シェキ・ハーン宮殿(Şəki Xan Sarayı, Shaki Castle)という宮殿、キャッスルがあります。
劇中に登場する「シャキ城(Shaki Castle)」は、このシェキ・ハーン宮殿(Şəki Xan Sarayı, Shaki Castle)の語感を引用したのではないかと予想します。
ただし、実在するシェキ・ハーン宮殿はドラマに登場したシャキ城のような大型の山城ではなく、こじんまりとした以下のような建物。劇中のシャキ城とはデザインが異なります。
【第17話、18話】ヒジャブの女が歩いたシャキ城下「オルコ村」の古い町並み、レストラン…アゼルバイジャン・ラヒジで撮影
第17話で別班の協力者、エージェントと見られる黒いヒジャブ(目だけを出している形態からヒジャブの一種である「ニカブ」か)を着た女性が歩いた、シャキ城近くの「オルコ村」の古い町並み。
女性は「Local Dishes of SHAKI」という食堂の店主を訪ね、シャキ城に大量の食事を提供している食堂の店主から情報収集を行っています。
これらのシーンは、アゼルバイジャンの観光地である「ラヒジ」という小さな町での撮影されたようです。ラヒジは石造りの古い町並みや銅器職人の工房が立ち並び、今も中世の雰囲気を残す知る人ぞ知る村です。
女性が訪ねた食堂「Local Dishes of SHAKI」は、ラヒジにあるレストラン「National dishes of Lahıc」での撮影で間違いないでしょう。
▼ヒジャブの女性が歩いていた石畳のシャキ城下の町並みは、アゼルバイジャンのラヒジのこの風景と一致しています。
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