NHK土曜ドラマ「17才の帝国」の撮影場所、ロケ地のうち判明しているものをまとめていきます。
SFチックな巨大な塔をランドマークとしている実験都市「ウーア」ですが、長崎県佐世保市にある実在の風景、建物を用いて撮影が行われています。
撮影は静岡県東伊豆町、神奈川県横須賀市など各地でも行われていますので、各ロケ地もまとめます。
ウーア(旧青波市)の島々と海、巨大な塔=長崎県佐世保市・針尾島一帯で撮影
独立特別行政区「UTOPI-AI(ウーア)」が設置された旧青波市の美しい島々と海の風景。3本のコンクリート塔の中に政治AI「ソロン」が設置されているという設定。
長崎県佐世保市の針尾島一帯で撮影。ウーアの象徴、ランドマークとなっている3本のコンクリート塔(政治AI・ソロン)の撮影には、実在する「針尾送信所」の3本の電波塔(1号〜3号)が用いられています。
首相官邸=長崎県佐世保市「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)」で撮影
さまざまな会議などが行われるウーアの「首相官邸」。大正時代に建てられた100年前の建物を、真木総理の意向により大幅にリノベーションしたという設定。
撮影は、長崎県佐世保市の針尾島にある旧佐世保無線電信所(針尾送信所)の建物が使われています。敷地内にある巨大な3本のコンクリート製の電波塔(針尾無線塔)は大正時代に建てられ、自立式電波塔としては日本一の古さを誇ります。国重要文化財(建造物)指定。
▼第1話で真木が渦潮を見つめながら「飲み込まれないようにしないと」とサチに語った場所は、針尾送信所・3号無線塔の真下と思われます。針尾(伊ノ浦) 瀬戸の渦潮や新西海橋を望む絶好の展望スポットとなっています。
狸穴(まみあな)商店街=戸尾市場(長崎県佐世保市)で撮影
ウーアに指定されたことで人々が浮足立つ、青波市の地元商店街「狸穴(まみあな)横丁商店街」。
長崎県佐世保市にある商店街「戸尾市場」で撮影。JR佐世保駅にもほど近い、昔ながらの商店街です。劇中では、同商店街内にある「ハトヤ衣料」などの看板も画面に登場しています。
▼第2話のエンディングシーンで主題歌とともに流れた商店街の風景も、この戸尾市場のもの。
お寺のある地元商店街=弘明寺観音通り商店街(神奈川県横浜市)で撮影
AIの画像が映し出されたアーケード付きの商店街。第2話では、真木とサチが町の視察のためにこの商店街とお寺を歩き、地元ギャルたちから写真撮影を要求されている。
神奈川県横浜市南区にある瑞應寺弘明寺と、門前の商店街である弘明寺観音通りで撮影。
真木たちが視察した市場=佐世保朝市市場(長崎県佐世保市)で撮影
第2話で真木とサチが視察した地元の市場。真木はこの市場でちくわを食べるなどして地元の人たちと触れ合う機会を持った。
長崎県佐世保市の佐世保港近くにある「佐世保朝市市場」で撮影。
青波高等学校=旧熊谷市立女子高等学校「くまぴあ」(埼玉県熊谷市)で撮影
サチや真木が通う、青波市立青波高等学校。
校門や渡り廊下のデザインなどから、埼玉県熊谷市にあるスポーツ・文化施設「くまぴあ」で撮影されていることが判明。「くまぴあ」は、閉校した旧熊谷市立女子高等学校の校舎を利用した市の文化施設です。
青波崎漁港=神奈川県横須賀市・鴨居大室港で撮影
茶川一家が住むことになる集合住宅のすぐ目の前に広がる「青波崎漁港」。
神奈川県横須賀市の鴨居大室港で撮影。同港にある釣り船「一郎丸」「房丸」「五郎丸」の建物がドラマ内で映っていました。
茶川家が住む団地=神奈川県横須賀市「県営浦賀かもめ団地」で撮影
ウーアに移住した茶川一家が住むことになる海沿いの集合住宅(リノベーションした団地)。
前述した鴨居大室港のすぐ横にある「県営浦賀かもめ団地」で建物外観を撮影。
▼眼の前に東京湾、そして遠く房総半島を望む絶景が自慢の「かもめ団地」。ドラマでは海沿いにある34号棟の前をサチを乗せた黒塗りの車が走り抜けています。
青波市役所と漁港=東伊豆町役場と稲取漁港(静岡県東伊豆町)で撮影
独立特別行政区「UTOPI-AI(ウーア)」が設置された海沿いにある自治体「青波市」の市役所。拡張現実(AR)の技術により、所信表明演説を行った真木総理の巨大な姿が市役所前の漁港に映し出された。
青波市役所と目の前にある漁港の風景は、静岡県東伊豆町の東伊豆町役場と稲取漁港で撮影。役所の内部シーンも東伊豆町役場の建物内で行われているようです。
第1話 その他のロケ地
サチがお参りをした神社=多摩川浅間神社(東京都大田区)で撮影
茶川サチが駆け足で階段をのぼり、真木の「当選」をお願いした神社。
サチが手にしたお守りが「浅間神社」のものであったこと、階段や舞殿の形状から、東京都大田区田園調布にある「多摩川浅間神社」での撮影で間違いなさそうです。
平と山口早希が食事をしていたレストラン=「WAKANUI GRILL DINING BAR TOKYO」(東京都港区)で撮影?
官房副長官・平清志と、学生時代からの友人で新聞記者の山口早希が食事をしていた東京タワーが見えるレストラン。
東京タワーの見え方や店内の内装などから、東京タワーの目の前にあるレストラン「WAKANUI GRILL DINING BAR TOKYO」で撮影か。
テープカットが行われた駐車場=長崎県佐世保市・西海公園で撮影
第1話でウーアのオープニングイベント、テープカットが行われた橋の下の広場、駐車場。
長崎県佐世保市の新西海橋のたもと、針尾(伊ノ浦)瀬戸の渦潮を眼下に望む西海公園の駐車場付近で、テープカットのシーンが撮影されています。
住民登録を行ったガラス建築の施設=横須賀美術館(神奈川県横須賀市)で撮影
ウーアに移住する茶川一家が住民登録を行ったガラス建築の公共施設。
神奈川県横須賀市鴨居にある横須賀美術館で撮影。
第2話 その他のロケ地
真木が靴を買ってもらった靴屋=「ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前店」(東京都渋谷区)で撮影
真木のボロボロのスニーカーを見た平が、新しい革靴を買ってあげた靴のセレクトショップ。
東京都渋谷区神宮前にある「ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前店」で撮影。
新聞記者・山口早希がいたビル屋上=学士会館(東京都千代田区)で撮影
新聞記者の山口早希が平と電話をしながら歩いていたレトロなビルの屋上。
東京都千代田区神田錦町にある学士会館の屋上で撮影。
少年期の真木が母と歩いた商店街=桐ケ丘中央商店街(東京都北区)で撮影
真木の少年期の回想シーンで登場。真木が母と手をつないで歩いた団地の商店街。
東京都北区桐ケ丘にある「桐ケ丘中央商店街」で撮影。真木が立ち寄ったおもちゃ屋は同商店街にある「おもちゃのふくしま」。
少年期の真木が電車を眺めた橋=JR大塚駅近く・栄橋(東京都豊島区)周辺で撮影
真木の少年期の回想シーンに登場した、鉄道の上に架かる橋。真木はこの橋で母に抱えられ、山手線が眼下を通り過ぎる様子を眺めた。
東京都豊島区南大塚、JR大塚駅の近くにある栄橋で撮影。
第3話 その他のロケ地
平を乗せた車が駐車していたパーキング=芝公園の横、都道301号のパーキング付近(東京都港区)で撮影
平を乗せた黒塗りの車が駐車していた通り沿いのパーキングメーター。背後には東京タワーが見えた。すぐ横の芝公園を歩いていた新聞記者・山口早希が平の車に乗り込み、情報交換を行った。
東京都港区の東京タワーの真下(東京タワー下交差点近く)、芝公園横にあるパーキング付近で撮影。
茶寮「渦波」(前市長らが集結した料亭)=茶寮一松 浅草店(東京都台東区)で撮影?
旧青波前市長・保坂や商工会の会頭・佐伯らが集結し、市議会復活の雄叫びを上げた料亭「茶寮・渦波」。
東京都台東区にある「茶寮一松 浅草店」での撮影と思われます。TBS系日曜劇場「DCU」でもロケ地となった茶寮。
少年期の真木がユキから本をもらった公園=新宿区立落合公園で撮影
少年時代の真木が、ユキからリンカーンの本をもらった公園。
背後に西武新宿線の特急・ニューレッドアロー号が通っていたことや遊具のデザインなどから、東京都新宿区の落合公園での撮影と判明。
第4話 その他ロケ地
七龍神社=?
青波市の祭りの神輿の出発点となる七龍神社。
ドラマのロケ地となっている佐世保市に「八龍神社」という神社がありますが、ドラマで登場した「七龍神社」とは少しデザインが違うかも知れません。ロケ地が判明しましたら追記します。
保坂前市長が釣りをしていた海岸、白い鳥居=鵜原海岸・八坂神社 一ノ鳥居(千葉県勝浦市)で撮影
保坂前市長が海釣りをしていた海岸と、波打ち際にある白い鳥居。かつては青波市の祭りの際に、七龍神社から商店街を通った神輿がこの海岸にたどり着いていたらしい。
千葉県勝浦市鵜原の鵜原海岸にある八坂神社 一ノ鳥居(白い鳥居)で撮影か。
その他 詳細不明のロケ地
埼玉県朝霞市役所
詳細は不明ですが、埼玉県朝霞市役所でも撮影が行われたとのこと。
【お知らせ】朝霞市役所で撮影された、NHKドラマ「17才の帝国」の放送がスタートします!ぜひご覧ください。
— 朝霞市 (@asaka_city) May 6, 2022
■土曜ドラマ『17才の帝国』
放送開始:5月7日(土曜日)夜10時
出演:神尾楓珠 山田杏奈 星野源 河合優実 望月歩 ほか
番組URL:https://t.co/eF6Pw2XXGl