NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロイン・坂東すみれ役を演じている芳根京子。
あまり知られていませんが、芳根京子は2014年の朝ドラ「花子とアン」に出演した経験があります。この記事では、芳根京子が「花子とアン」で演じた役柄、登場期間などをまとめます。
蓮さまの娘・富士子役
若き日の芳根京子が「花子とアン」(2014年)で演じたのは、「蓮さま」こと葉山蓮子(仲間由紀恵)と宮本龍一(中島歩)の娘・宮本富士子役です。※第22週~26週(2014年8月25日~9月27日)の期間に登場。
富士子は4歳違いの兄・純平(大和田健介)との二人兄妹で、純平が戦死した後には、放心状態となった蓮子を龍一とともに支えています。
また、富士子は父・龍一が反戦活動により連行された現場に居合わせており、その際には動揺のあまり涙を流しています。この一件により龍一が周囲から「非国民」扱いをされるようになると、富士子も投石をされるなどの嫌がらせを受け、辛い日々を送っています。
※芳根京子は、この「花子とアン」出演の前年の2013年にフジテレビ系ドラマ「ラスト♡シンデレラ」でドラマデビューを飾っています。2014年に映画「物置のピアノ」のオーディションを勝ち抜き映画初出演、初主演を経験し、その勢いのままに「花子とアン」に出演をしています。2014年当時は17歳前後で、まさに女優として駆け出しの時期だったわけですね。その後、2015年にはTBS系ドラマ「表参道高校合唱部!」の主演の座をオーディションで勝ち取り、2016年にはNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインに抜擢。一気にスターダムを駆け上がっていきます。
地味?印象が薄かった?富士子役
世紀の駆け落ちにより世間からワイドショー的注目を集めるなど、何かと人騒がせな両親を持つ富士子でしたが、富士子自身はいたって真面目で大人しい女性でした。
もともとがそれほど派手な顔立ちではない芳根京子ですが、「花子とアン」では暗い戦時中の時代の出演が中心であったこと、それに富士子の服装が学生服などが中心で、メイクも地味だったこともあり、それほど視聴者の印象には残っていないようです。
芳根京子を以前から知る人でも「花子とアン」に芳根が出演していたことをあまり覚えていない人が散見され、そういった意味でも「べっぴんさん」の芳根京子は、変に朝ドラ過去作品の「手垢」がついていないフレッシュなヒロインともいえそうです。
▼朝ドラでは、一度脇役を務めた後にヒロインに抜擢される女優も多い。「まれ」ヒロイン・土屋太鳳も、「花子とアン」でヒロインの妹・もも役を演じている。