【べっぴんさん】坂東営業部の「ファッションショー」 史実がもとに

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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」第8週(11月21日〜)放送分より。潔の手によりついに復活した坂東営業部は、ビジネスの起爆剤として「ファッションショー」を開催することになります。

この記事では、坂東営業部が開催するファッションショーについて、それに、このエピソードのモデルとなっている佐々木営業部が開催したファッションショーについてまとめます。

坂東営業部復活の狼煙「ファッションショー」

ついに潔の手により復活した「坂東営業部」は、近江の布を使ったサマードレスを売り出すことを決め、その販促のためにファッションショーを開催することになります。

ショーのモデルは「キアリス」のメンバーや時子、麗子ら友人たち、それに坂東本家の女性たちなど、今の時代を懸命に生きる等身大の女性が担当。これからの時代を生きる女性たちの明るい未来を予感させる、華やかな催し物となります。

この一連のエピソードは、野上潔のモデル人物である戦後レナウン創業者・尾上清が実際に開催したファッションショーがモチーフになっています。

佐々木営業部を再建した尾上清

戦時中に「江商」と合併し事実上消滅した「佐々木営業部(後のレナウン)」。

創業者・佐々木八十八の右腕だった尾上設蔵の長男・尾上清(戦前に佐々木営業部に入社)は、戦地から帰還して江商に入ると、1947年(昭和22年)に江商のビルの一角を借りて佐々木営業部を再建し、社長の座に就任しています。

後に「レナウン」の名物経営者となる尾上清ですが、早くから独特の経営手腕を発揮することになります。

佐々木営業部と田中千代のファッションショー

佐々木営業部は1947年、坂野惇子(すみれのモデル)のクラスメイトで「ファミリア」共同創業者である田村江つ子の手芸の先生だった田中千代(田中千代服飾学園創業者)と組み、佐々木営業部内に「田中千代・デザイン・ルーム」を設立すると、同年に田中千代と佐々木営業部によるファッションショーを大阪・文楽座にて開催しています。

ショーは構成、演出などを田中千代が担当し、田中千代洋裁学院の生徒や知り合いの主婦など一般の人々がモデルとして出演。戦後初ともいわれるこのファッションショーは、停電などのハプニングもありながらお祭り的な華やかさが話題となり、戦後に花開く「洋裁ブーム」のキッカケの一つになったともいわれます(※余談ですが、「とと姉ちゃん」でも戦後の同時期に日本で洋裁文化が広がる様子が描かれましたね)。

レナウン名物経営者・尾上清

その後も尾上清は「これからはテレビの時代だ」と先読みをしてTV番組への提供を命じ、本格的な婦人既製服時代の到来を予見して新規事業を立ち上げるなど、先見の明を持って人々の心を惹き付ける事業を展開しています。

戦後すぐに「田中千代・デザイン・ルーム」を設立し、ファッションショーを開催した手腕はまさに彼の先見の明によるもので、佐々木営業部は「レナウン」へと成長し、日本のアパレル業界に大きな足跡を残していくことになります。

ドラマ「べっぴんさん」でも今後、野上潔の経営者としての才能が開花していくものと思われます。

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