千葉県立「房総のむら」はロケ地としてメディアにたびたび登場 伝統様式の建築がたくさん

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千葉県印旛郡栄町にある「千葉県立房総のむら」という施設をご存知でしょうか。謳い文句としては「参加体験型の博物館」とのことなのですが、かつて千葉県内で見られた古い町並みが本格的に再現されており、ドラマや雑誌等のロケ地として頻繁にメディアに登場しています。

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目次

建築の保存と懐かしい町並みの復元

園内には県内の佐原や下総、上総、安房地方の古い町並みを参考にした「商家の町並み」「武家屋敷・農家」などの街路が形成されています。また、「旧学習院初等科正堂」(重要文化財・1899年建造)や「旧御子神家住宅」(重要文化財・1780年建造)など国重要文化財・県指定文化財の建造物も保存されています。

▲貴重な建築物の移築・保存も行なわれている。
(画像は「房総のむら」ホームページのキャプチャ)

統一された景観は撮影ロケ向き


▲商家の町並みゾーンには復元された町家が立ち並ぶ。
(画像は「房総のむら」ホームページのキャプチャ)

「商家の町並み」「武家屋敷・農家」のゾーンは、かつて県内に見られた商家や農家等の建築技法を参考に復元(古くさいくすみ具合も)、それらを集合させることで当時の町並みを再現しています。

愛知県犬山市にある「博物館明治村」や東京都小金井市小金井公園内の「江戸東京たてもの園」のように、それぞれがバラバラの場所に建っていた建築物の「移築保存」ではないために景観に整合性があり、それゆえにロケ地として使いやすいのではないかと思われます。

花子とアン「地主の家」でも登場


▲綿密に復元された商家。街道に沿って並ぶ様は壮観。
(画像は「房総のむら」ホームページのキャプチャ)

「千葉県立房総のむら」をロケ地とした作品には、最近ではNHK連続テレビ小説「花子とアン」があります。貧農である主人公・安東はなの家を苦しめる地主(カンニング竹山)の商家がここで撮影されました。

過去のロケ実績は…

過去には、NHK朝ドラ「純情きらり」、NHK「ファミリーヒストリー」(旧学習院初等科正堂、上総の農家、商家など)、BS-TBS「謎解き!江戸のススメ」(町並み(稲荷境内)、農村歌舞伎舞台、商家など)、テレビ東京「和風総本家」の再現映像(上総・下総の農家、商家)、フジテレビ「リーガル・ハイ」の徳松醤油製造所裏木戸(武家屋敷)、乃木坂46セカンドシングルPV「おいでシャンプー」(旧学習院初等科正堂・管理棟)、映画「天心」(旧学習院初等科正堂)などのテレビ・映像関係のほか、雑誌「クロワッサン」「GISELe」といった紙媒体まで、メディアに登場する「古い町並み」にたびたび使用されています。

総面積約32haの敷地内には他に古墳群(78基!)、里山環境の再現、和ろうそく・匂袋(においぶくろ)づくりなどのものづくり体験学習も行なっており、子どもを連れての行楽も楽しそうです。

千葉県立房総のむらDATA
住所:千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
TEL:0476-95-3333
開館時間:9:00~16:30
休館日:月曜日(ただし休日の場合は開館、翌日休館)
年末年始(12月24日~1月1日)
臨時休館日(9月3日、2月18日)
入場料:大人一般300円、高・大学生150円、中学生以下 及び 65歳以上は無料など

▼詳しくは「房総のむら」ホームページにてご確認下さい。
https://www.chiba-muse.or.jp/MURA/

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