2022年4月8日(金)に放送されるNHK「ドキュメント72時間〜冬の終わりに 移動スーパー 集落をゆく」に登場する移動式スーパー「とくし丸」についてまとめます。
京都北部を走る軽トラック 移動スーパー
2022年4月8日(金)に放送されるNHK「ドキュメント72時間」のタイトルは「冬の終わりに 移動スーパー 集落をゆく」。最近全国各地でよく見かける小型トラックによる移動式スーパーが取材対象となっています。
定点観測ものが多い「ドキュメント72時間」ですが、今回はトラックの移動とともに京都北部の各集落の様子が描かれていきそうです。都会で暮らして量販店やスーパーで消費をするような生活とは全く異なる、過疎地の人々の日常生活の様子が、移動販売者の視点を借りて垣間見られそうです。
少子高齢化、都会への人口集中が進む日本において、過疎地域のインフラの維持は大きな課題。民間による経済活動が地域を支えている様子がわかります。
この日の放送の内容予告は以下の通り。
雪景色残る日本海沿いを1台の軽トラックが走る。荷台には野菜やお肉、お菓子などがぎっしり。今回の舞台は、最近、全国で増えている移動スーパー。巡るのは京都北部の集落。1週間ぶんの総菜を買う高齢の夫婦や、友人とのおしゃべりのためにとお菓子を大量に買う女性など、多くの人たちが移動スーパーの到着を楽しみにしている。過疎化が進む地方の集落、みんなどんな暮らしをしているのか。移動スーパーに3日間、密着した。
NHK番組表より引用
【語り】飯豊まりえ
全国で急増中!移動スーパー「とくし丸」
▼茨城県稲敷市で販売パートナーとして頑張っている方の動画。「とくし丸」はフランチャイズ制にありがちな本部だけが儲かるシステムではなく、販売パートナーや地域の提携スーパーに利益を還元するシステムを構築しているとのこと。
事前予告の映像から、今回取材対象となったのは「移動スーパーとくし丸」で間違いなさそうです。※株式会社とくし丸の本社は徳島県徳島市。
2012年に創業し、2020年3月末現在では全国で約500台の移動販売車が稼働しているという「とくし丸」。高齢者や過疎地の住民など、「買い物弱者」と呼ばれる状態にある人たちの家の目の前まで日用品や食料品を届け続け、地域の生活を支える存在になっています。
各地を走り回る移動販売車は、とくし丸の本部と「販売パートナー」として契約をしている個人事業主の方々により運用されています。
※ビジネスの仕組みなど「とくし丸」の詳細はこちらの日経クロストレンドの記事にわかりやすくまとめられていますので御覧ください。
今回「ドキュメント72時間」で描かれるのは、京都北部の集落などを転々と巡る1台の軽トラック。「とくし丸」の移動を通して、過疎化が進む地方の姿が浮き上がってきそうです。
また、「とくし丸」は利用者から感謝の声が聞こえてくることも多いようで、販売パートナー自身の仕事に対する姿勢も興味深いところ。各販売パートナーにもさまざまな人生ドラマがあると思われますので、そうした視点での取材も楽しみです。