「風、薫る」看護婦養成所の教師・バーンズ先生(エマ・ハワード) モデルはアグネス・ヴェッチ

※本ページのリンクには広告が含まれています。

NHK連続テレビ小説「風、薫る」でヒロインたちが学ぶことになる梅岡女学校付属看護婦養成所。りんや直美ら第一期生たちはこの養成所でスコットランド出身の看護教師・バーンズと出会い、厳しい指導を受けていくことになります。

バーンズ先生は、ヒロインのモデルである大関和、鈴木雅が看護婦養成所時代に学んだ恩師、アグネス・ヴェッチがモデルになっていますので、簡単にご紹介します。

スポンサーリンク

目次

スコットランド人教師・バーンズ 養成所一期生たちを厳しく指導

▼「風、薫る」の原案となっている大関和の伝記的小説「明治のナイチンゲール 大関和物語」。

開設されたばかりの梅岡女学校付属看護婦養成所に入学したりん(見上愛)と直美(上坂樹里)は、ともに看護婦を目指す第一期生の仲間たちと出会い、切磋琢磨しながら看護の基礎を学んでいきます。

第一期生たちの看護の教育を担当するのが、ナイチンゲールの看護教育を受けたというスコットランド人教師・バーンズ(エマ・ハワード)です。

第一期生の入学から少し遅れて日本に到着したバーンズは、忖度無しのネイティブ英語でガンガンと授業を進めるとともに、生徒たちに毎日の教員宿舎全室のベッドシーツの交換、校内の掃除や換気を厳命。目的もわからぬまま何度もダメ出しをしてやり直させるなど、生徒たちはバーンズの厳しすぎるやり方に困惑していきます。

掃除や洗濯を日々強要され、日本髪をやめて洋髪にしろなど理由がわからない要求を繰り返すバーンズ。第一期生たちはその目的を問いますが、バーンズは自分で考えなさいと突っぱねます。

時に理不尽とも思える厳しさで生徒たちを導いていくバーンズ。やがてりんや直美たちもバーンズの教えを少しずつ理解していくようになり、看護婦としての心構えや基礎的な知識を身につけていきます。

エマ・ハワード…イギリス・ロンドン出身の俳優、ナレーター、声優、モデル。ロンドン・マウントビュー演劇学校で学び、ライオネルバートミュージカルの主演に抜擢されるなど様々な舞台を経験。現在は日本に在住し、NHK「英語であそぼ」「仕事の基礎英語」「龍馬伝」「負けて勝つ-吉田茂」「ハゲタカ」への出演、NHK「しごとの基礎英語」、NHKワールド番組「Japanology Plus」「Science Zero」のナレーターなどを担当するなど、幅広い活躍を見せている。

▼英語教材のナレーションを担当する事が多く、TOEICや英語のリスニングなどを勉強してる人にはお馴染みの声であるエマ・ハワード。こちらの「ビジネス英語奮闘記」にもエマ・ハワードによる美しいイギリス英語の吹き込みCDが付録されています。

【史実モデル】大関和、鈴木雅を導いたアグネス・ヴェッチ

りんと直美を一人前の看護婦へと導いていくバーンズ先生。キャラクターのモデルとなっているのは、Wヒロインのモデルとなっている大関和、鈴木雅を指導したスコットランド人教師、アグネス・ヴェッチ(1842-1942)です。

1886年(明治19年)、開設されたばかりの桜井女学校付属看護婦養成所に第一期生として入学した大関和と鈴木雅は、来日し同養成所に赴任していたアグネス・ヴェッチから看護婦になるための厳しい指導を受けています。

アグネス・ヴェッチは、スコットランド・エディンバラの生まれ。地元エディンバラのナイチンゲール看護学校(旧エディンバラ王立救貧院病院看護学校)に第一期生として入学し、看護の専門的な教育を受けています。

1887年(明治20年)に日本政府の招聘により来日すると、桜井女学校付属看護婦養成所で教鞭をとり、東京帝国大学(現在の東京大学)医科大学第一病院に看護婦として勤務するなど、ナイチンゲール看護学に基づいた看護の在り方を日本に伝える活動を見せています。

ドラマのバーンズ先生と同様、アグネス・ヴェッチは桜井女学校付属看護婦養成所の第一期生(8人)たちに厳しくも的確な看護の指導を行ったようです。

授業は当然英語で行われましたが、英語が堪能だった鈴木雅(直美のモデル)がアグネス・ヴェッチの言葉を都度通訳し、他の生徒達に伝えたそうです。

アグネス・ヴェッチは鈴木雅の能力を高く買っていたそうで、鈴木雅の卒業証書には「彼女は自分の仕事の職務に対し、最も理解しており、看護教育に最適な人物と考える」とするアグネス・ヴェッチの言葉が記されました。

この言葉の通り、鈴木雅は看護婦としての仕事とともに、後に最初の派出看護婦会となる慈善看護婦会 (後の東京看護婦会)を創設するなど、日本の看護の道筋を作る活動を見せています。

アグネス・ヴェッチが日本に居た期間は1年とちょっとでしたが、その間に日本で多くの看護婦の卵たちを育て、日本の看護の西洋化に大きく貢献した人物として知られます。

「風、薫る」でもアグネス・ヴェッチと桜井女学校付属看護婦養成所・第一期生との関係性をモチーフに、バーンズ先生と養成所の生徒たちがぶつかり合い学び合う日々が描かれていきそうです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアお願いします
目次