NHK連続テレビ小説「あさが来た」第6週において、姉・はつ(宮﨑あおい)の妊娠発覚、出産が描かれます。この記事では、生まれてくる男児・藍之助と、はつのモデルとなっている女性・三井春の子供についてまとめます。
惣兵衛、はつの長男・藍之助の誕生
山王寺屋の倒産、夜逃げにより、農家の納屋を間借りした貧しい暮らしを余儀なくされている眉山一家。そんな暮らしの中で皮肉にも(?)惣兵衛(柄本佑)とはつの絆は深まり、はつのお腹には新しい生命が宿ります。
はつにとっては嬉しい妊娠発覚となるのですが、なぜか惣兵衛は妊娠と時を同じくして失踪。はつは義父・栄達に見守られながらいよいよ出産の時を迎えます。
はつが突然陣痛に見舞われたのは、偶然にも加野屋を訪ねていた時でした。すぐに加野屋の女中らが加わり、急ごしらえの出産準備が整えられ、はつは無事に男児を出産します。男児は「藍之助」と名付けられます。
藍之助は幼い頃から商才の片鱗を見せ、成長するとやがて商いの夢を捨てきれずに、和歌山からあさの元へとやってくることになります。
藍之助にモデルはいる?
さて。この「藍之助」ですが、現在のところモデルとなっている人物ははっきりとはわかりません。ドラマの原案「小説 土佐堀川」には、姉・はつのモデルとなっている女性「三井春」の子供についての描写があります。
それによれば、春は天王寺屋(山王寺屋のモデル)が没落する前にすでに二人の女児を生んでおり、さらに三人目の子供(性別不明)も妊娠していました。このあたりの描写、時系列はドラマと異なります。
天王寺屋は明治中期に御家断絶か?
三井春という女性については残された資料が少なく、「小説 土佐堀川」での春と子供たちの描写も、ある程度フィクション要素が含まれているものと思われます。史実では、天王寺屋(大眉家)は明治中期に御家が断絶したという説があります(追記:一部報道で子孫が現存するとの情報もあるようです。詳しいことがわかり次第追記します)。
今後の藍之助
こうした史実とは別に、藍之助誕生の逸話(逃亡先で妊娠、加野屋で出産)はドラマのオリジナルストーリーとなっており、今後の藍之助の人生もオリジナルストーリーとして創作される可能性が高いと思われます。
第6週でわざわざ加野屋で出産したという場面をねじ込んだことからも、今後、藍之助と加野屋が何らかの関わりを持ち続ける可能性も考えられます。
少々話が飛躍しますが、もしかしたら藍之助が加野屋の養子に迎えられるなんてこともあるかも…?(※「マッサン」でも、後にマッサン夫婦の養子となる甥っ子・岡崎悟の出産に偶然エリーが立ち会うという場面がありましたね。)
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