「ブギウギ」トランペッター・一井のモデルは斉藤広義? 俳優・陰山泰は朝ドラ「ひよっこ」などに出演

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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に登場する梅丸楽劇団(UGD)のバンドマスター、トランペット奏者の一井(いちい)についてまとめます。

一井を演じているのは、朝ドラ「ひよっこ」「なつぞら」などでおなじみの俳優・陰山泰(かげやま・たい)です。

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UGDのバンドマスター・トランペッターの一井さん

東京で旗揚げされる男女混成のレビュー団・梅丸楽劇団(UGD)は、梅丸の社運をかけた新企画であり、豪華メンバーが招集されています。

大手財閥の御曹司で新進の演出家として知られる松永大星(新納慎也)、「別れのブルース」を生み出した気鋭の作曲家・羽鳥善一(草彅剛)、若手ダンサーの憧れとなっているトップダンサーの中山史郎(小栗基裕)ら実力者に囲まれ、スズ子(趣里)は大きな刺激を受けていきそうです。

梅丸楽劇団(UGD)のバンドマスターでトランペット奏者である一井(陰山泰)も、確かな腕前の持ち主です。

当初はスズ子のことを「もやし」呼ばわりするなど一井はスズ子のことを軽視しているように見えましたが、やがてその実力を認め、スズ子の「スイング」に欠かせない存在になっていきそうです。

※戦争の時代に突入すると、当局の検閲の厳しさなどから梅丸楽劇団(UGD)は解散してしまいます。これにめげずにスズ子が立ち上げる「福来スズ子とその楽団」には、トランペッターの一井のほか、ピアニストの二村(えなりかずき)、ギタリストの三谷(国木田かっぱ)、ドラマーの四条(伊藤えん魔)、マネージャーの五木ひろき(村上新悟)が合流。「福来スズ子とその楽団」は慰問をしながら日本全国を回り続け、各メンバーは苦楽を共にする存在になっていきます。

モデルはトランペッター・斉藤広義か

スズ子のモデルである「ブギの女王」笠置シヅ子は、1938年(昭和13年)に大阪松竹少女歌劇団(OSSK)を退団して東京の新劇団・松竹楽劇団(SGD)に参加。そこで歌の師匠となる作曲家・服部良一(「ブギウギ」羽鳥善一のモデル)と出会い、ジャズ歌手(スイングの女王)としての才能を開花しています。

松竹楽劇団(SGD)加入の翌年には、服部良一がシヅ子のために書き下ろしたビッグバンド編成のジャズ曲「ラッパと娘」が完成しています。

「ラッパと娘」は松竹楽劇団(SGD)の公演「グリーン・シャドウ」でシヅ子によって歌われると、SGDスイングバンドのバンドマスターでトランペッターだった斉藤広義(さいとう・ひろよし)との掛け合い(セッション)が大好評に。戦前の和製ジャズの傑作として語られる一曲になっています。

このトランペッターの斉藤広義が、「ブギウギ」に登場するUGDのバンドマスター兼トランペッター・一井のモデルと考えられます。

トランペット奏者の斉藤広義は、1921年(大正10年)に単身上海に渡るとオリンピック劇場楽団に所属し、フランス人のパールに師事。帰国後には日本交響楽団、新交響楽団を経て1954年(昭和29年)に関西交響楽団の第1トランペット奏者になったという経歴を持ちます。

俳優・陰山泰 「ひよっこ」「なつぞら」で料理人役

トランペット奏者の一井を演じているのは、兵庫県出身の67歳の俳優・陰山泰(かげやま・たい)です。

早稲田大学社会科学部、早稲田演劇研究会出身の陰山泰。早稲田「新」劇場、遊◎機械/全自動シアターといった劇団を経ると、舞台やテレビ、映画などで活躍するマルチな俳優、名バイプレイヤーになっています。

主な出演作としては、テレビ朝日系ドラマ「交渉人〜THE NEGOTIATOR〜」の矢嶋修次役、「刑事7人(シーズン8)」の篠宮武役、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の伊達宗城役、東海テレビの人気シリーズドラマ「はるちゃん(第4シリーズ)」の黒岩辰夫役などがあります。

近年はNHK朝ドラでもおなじみの顔になりつつあります。

2012年の「梅ちゃん先生」で帝都大学医学部附属病院の第一内科・三枝教授役を演じると、2017年の「ひよっこ」では向島電機の乙女寮の料理人・森和夫役を好演。寮生の週末の楽しみとなる美味しいカレーを作る優しい「かずおさん」役が人気となっています。「かずおさん」は向島電機のコーラス部員としてアコーディオンの伴奏を担当しており、「ブギウギ」のトランペッター役とどこか重なりますね。

また、2019年の「なつぞら」では東京新宿のベーカリー兼カフェ「川村屋」の料理長・杉本平助役で出演。「ひよっこ」と同じ料理人役での出演とあって朝ドラファンから喜びの声があがりました。

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