「ブギウギ」靴磨きの少年・達彦(蒼昴) タイ子の息子説を検証、考察

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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第19週から登場している靴磨きの少年・達彦(蒼昴)が、スズ子にも縁が深い「ある人物」の息子である可能性が出てきています。

この記事では、今後のあらすじなどから靴磨きの少年・達彦の正体、物語上果たす役割などを考察、予想してみます。一部今後のネタバレも含みますのでご注意ください。

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目次

ガード下の靴磨きの少年・達彦(8歳)

メインアーティスト:福来スズ子、趣里
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靴磨きの少年・達彦(蒼昴)が初登場したのは第90回(2月8日放送)のこと。

1947年(昭和22年)9月、スズ子(趣里)と山下(近藤芳正)は打ち合わせの帰り道の有楽町ガード下付近で、靴磨きの少年・達彦から声をかけられています。

「おばさんお金持ってるんでしょ、磨かせてよ」

そう懇願する達彦の身なりを見たスズ子は何かを感じたのか、「そしたら、お願いするわ」と靴磨きをお願いしています。

現在8歳で、学校にも行かずに靴磨きの仕事をしているという達彦。スズ子の靴をピカピカに磨き終えた達彦は、10円札を受け取るとお釣りを返さずに「釣りはいらねえな?代わりに今度サービスするよ!じゃあね!」と言って立ち去ってしまいます。

「ちゃっかりしたガキや」と山下は呆れますが、スズ子はその健気な姿に心を打たれたのか「がんばるんやでえー!」と達彦に声をかけています。

これを機会に、スズ子と顔見知りになっていく達彦。当ブログでは、この達彦という少年がスズ子の幼なじみ・タイ子(藤間爽子)の息子ではないかと予想しています。以下、一部ネタバレを含む考察を行います。

達彦を演じている蒼昴(そうあ)は、大阪府出身の10歳の子役。松竹芸能所属。朝ドラ「舞いあがれ!」、映画「THE LEGEND&BUTTERFLY」などに出演。

【次週あらすじ】達彦を介してタイ子と再会

▼第20週では、スズ子の雑誌記事に怒りを覚えて楽屋に乗り込んできた「有楽町(ラクチョウ)の女たち」とスズ子との交流が描かれます。

翌第20週、2月14日(水)と2月15日(木)放送分のあらすじは以下のようになっており、タイ子と達彦の関係性を裏付けるものとなっています。

有楽町のガード下へとやってきたスズ子(趣里)は、おミネ(田中麗奈)たちの住み家へと連れて行かれる。スズ子は、誤解を解くために腹を割って話をしたいと伝える。一方、おミネは、立場が違うので理解し合えると思えないと反論する…。ある日の帰り道、スズ子は顔見知りの靴磨きの少年が怪我をしているところに出くわす。少年を家まで送り届けると、そこにいたのは、スズ子の幼なじみタイ子(藤間爽子)だった。

「ブギウギ」2月14日放送分のあらすじ(NHK番組表より引用)

スズ子(趣里)は靴磨きの少年・達彦(蒼昴)に会いに行く。達彦にタイ子(藤間爽子)との思い出話をし、達彦からは、タイ子の近況やこれまでのいきさつを聞く。なんとかタイ子の力になりたいと考えるスズ子は、おミネ(田中麗奈)にある相談をすることにする…。おミネの協力で、いつもより多くの売上を得た達彦だったが、タイ子はお金を返してくるよう言う。見かねたスズ子は、タイ子の家の中に乗り込んでいく。

「ブギウギ」2月15日放送分のあらすじ(NHK番組表より引用)

【追記】2月12日(月)放送の第92回で達彦がタイ子の息子であることが確定しています。達彦は病気で寝込んでいるタイ子に代わり靴磨きの仕事をして家計を支えているようです。

タイ子は達彦がスズ子のヒット曲「東京ブギウギ」を歌い始めると「それやめて!ごめん、お母ちゃんその歌嫌いなの」と制止しており、すっかり売れっ子になったスズ子に複雑な思いを抱いているようです。

▼今後のあらすじを読むと、かなり面白い展開がありそうです。USK時代のスズ子が憧れたあの人の娘が登場したり…。

著:足立 紳, 著:櫻井 剛, 監修:NHKドラマ制作班, 編集:NHK出版
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【おさらい】タイ子って誰?8年前に妊娠中だった幼なじみ

タイ子大阪福島の芸者の娘で、スズ子の幼なじみ、親友です。スズ子は小学校1年生時に転校をしてきた際にタイ子に最初に声をかけてもらっており、それ以来いつかタイ子に恩返しをしたいと考えていました。スズ子はタイ子の母から日本舞踊を習い、タイ子からは少女歌劇団の存在を教わり入団を後押しされています。スズ子にとって大恩人ですね。

1919年(昭和14年)秋に行われたツヤ(水川あさみ)の葬儀には、タイ子も出席してくれています(第40回)。母と同じく芸者になっていたタイ子は東京から通ってくれたという得意客と結婚をしており、ツヤの葬儀時にはちょうど妊娠中でした。タイ子は「この子生まれたらウチも東京いく予定やから、また遊んでな」とスズ子に語っています。

タイ子が妊娠していたのが1919年(昭和14年)の秋で、スズ子が8歳の達彦に出会ったのが1947年(昭和22年)9月ですから、計算上、達彦がタイ子の息子だとしても辻褄が合いますね。
※1950年頃まで日本の庶民の多くは「数え年」(生誕時に1歳とカウント)を用いており、達彦は数え年で8歳だと考えれば辻褄が合います。

タイコは約8年前に子供(達彦)を出産し、夫がいた東京に移住していると思われます。その後、夫が戦争で亡くなったのでしょう。タイ子はシングルマザーの状態で病気になり、病院にも通えない苦しい状態にあるようです。

【展開予想】苦しい境遇のタイ子をスズ子が助ける?

第20週以降、スズ子と「有楽町の夜の女(ラクチョウの女)」たちとの交流が描かれていく予定です。

スズ子のモデルである笠置シヅ子は、戦後にシングルマザーとして乳飲み子を抱えてステージに立ち続けたことで、有楽町界隈の貧しい夜の女性たち(ラクチョウの女たち=パンパン)からの共感を集め、熱烈な支持を得ていました。※シヅ子の活動拠点だった帝国劇場は有楽町駅の近くにあります。

ラクチョウの女たち(=笠置シヅ子親衛隊)はシヅ子の追っかけを続ける中で、やがてシヅ子とプライベートでも接点を持つようになり、ある相談をシヅ子に持ちかけています。

それは、戦争未亡人など自分たちと似たような境遇にある貧しい女性たちを手助けする自立・更生のための施設を作りたいというもの。ラクチョウの女たちはシヅ子からのアドバイスを受け、更生施設の建設を推し進めたとされます。

「ブギウギ」では「ラクチョウのおミネ」(田中麗奈)との出会い、そしてタイ子との再会、達彦との交流を通じ、スズ子が苦しい境遇にある人たちの力になる展開が予想されます。

幼少期に果たせなかったスズ子からタイ子への「恩返し」が、達彦との出会いにより実現されるかも知れません。

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