NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第108回放送の冒頭では、るいと錠一郎が「ディッパーマウス・ブルース」を切り盛りし、ひなたが関西国際空港に帰国するという未来の世界?と思われるシーンが登場しています。
このシーンの時代設定、るいやひなたの年齢などをまとめます。
突然登場「未来の世界」
第108回放送では、主に平成15年(2003年)のクリスマスに開催される「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」の様子が描かれましたが、それに先駆けて冒頭部分で「未来の世界」と思われる大月家の姿が描かれています。(※2003年当時=安子78歳・るい59歳・ひなた38歳)
「未来の世界」の描写は以下の通り。
・白髪姿のるいと錠一郎が岡山のジャズ喫茶「ディッパーマウス・ブルース」を切り盛り。
・店の名物メニューはあんこがたっぷり付いたトースト(モーニング)か。
・錠一郎が店内でピアノ演奏に没頭。
・関西国際空港に帰国したひなたがるいに電話をかける。
・ひなたは東京と京都に拠点を持ち、海外(?)を飛び回る日々らしい。
・ひなたをはじめ、関空を歩く人々は皆マスクをしている。
・「ディッパーマウス・ブルース」店頭には「クレジットカード、電子マネー等はご利用になれません」の文字。
・店には「2020年」や「2017年」のジャズフェスのポスターが貼られている。
・錠一郎は毎朝8時から始まる朝ドラを見ることが日課。
2022年、パンデミック下の大月家の姿
NHK大阪「カムカムエヴリバディ公式ツイッターアカウント」によれば、このシーンの時代設定はまさに今年、令和4年=2022年とのこと。
錠一郎が毎朝楽しみにしている朝ドラは、「カムカムエヴリバディ」または次作「ちむどんどん」ということになりますね。
計算上、令和4年(2022年)のひなたは57歳、るいは78歳、安子は(生きていれば)97歳。57歳にしては、関空にいたひなたは若すぎる気もしますが…(笑)。
※追記:翌日放送回の冒頭でも再び2022年のシーンが登場。ひなたがNHK職員・小川未来からラジオ英会話講座の講師役をオファーされる様子が描かれています。小川未来は「安子編」に登場していた大阪の主婦・小川澄子と深い関係を持つ人物です。
最終回は2025年!コロナ後の希望あふれる世界?
苦しい新型コロナウイルス・パンデミック下にある2022年ですが、ひなたは出張で海外(?)を飛び回り、帰国後には東京か京都のどちらかに帰るという生活を続けているようです。
京都に帰るというひなたに対し、るいが「みんなによろしくね」と言っていることから、ひなたは相変わらず京都で大好きな人たちに囲まれているようです。
最終週の週タイトルは「2003-2025」。最終回では2022年からさらに3年の時が過ぎ、令和7年(2025年)の大月家の姿が描かれる見込みです。
最終回を2022年ではなく2025年に設定したあたり、「コロナ後の世界」に何らかの希望があるというメッセージが込められるのではないかと予想します。