NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」におけるヒロイン(安子、るい、ひなた)の人生の年表、年齢、生年月日をまとめます。
ドラマは約100年に渡る長丁場の時間軸で描かれるため、途中で誰が何歳なのか、わからなくなってしまいます。この記事では、安子、るい、ひなたそれぞれの年齢を年表形式で列記していきます。
最終的には令和7年(2025年)、安子100歳・るい81歳・ひなた60歳までが描かれ、ドラマはフィニッシュを迎えています。
大正、昭和、平成、令和 100年のファミリーストーリー
「カムカムエブリバディ」は、大正14年(1925年)3月22日生まれの初代ヒロイン・安子(上白石萌音)から、戦時中の昭和19年(1944年)に生まれる2代目ヒロイン・るい(深津絵里)、そして昭和40年代に生まれる3代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)へとバトンタッチされる100年に渡るファミリーストーリーです。
以下、ドラマで描かれた主な出来事と年次、その当時のヒロインの年齢を年表形式でまとめます。安子の年齢は昭和の年数と同じなのでわかりやすいです。
追記:ヒロイン三世代の生年月日
安子…大正14年(1925年)3月22日 岡山生まれ。
るい…昭和19年(1944年)9月14日 岡山生まれ。
ひなた…昭和40年(1965年)4月4日 京都生まれ。
※算太は安子の5歳上の兄。桃太郎はひなたの11歳下の弟。
※磯村吟のラジオで紹介されたアニー・ヒラカワの生年は1925年(シアトル生まれ)
ヒロインたちの年表
大正14年(1925年)…安子が生まれる【安子0歳】
日本で初めてラジオ放送が行われた1925年3月22日、初代ヒロインの安子は岡山で生誕(第1週)。
昭和8年(1933年)…橘家にラジオがやってくる【安子8歳】
尋常小学校の3年生になった安子。兄の算太が荒物屋「あかにし」からラジオを盗んでくる事件を経て、じいちゃんがラジオを買ってくれる(第1週)。
昭和14年(1939年)…稔と出会い、英語学習開始【安子14歳】
高等小学校を卒業し、家業の「たちばな」を手伝い始めた14歳の安子。来店した運命の人・稔と出会うと、稔の影響でラジオ英語講座を聞き始める。また、生涯の支えとなるルイ・アームストロングの名曲「On the sunny side of the street」にも出会う。算太はチャップリンに憧れてダンサーになるために大阪へ(第1週)。
昭和15年(1940年)…稔に会いに大阪「おぐら荘」へ【安子15歳】
稔と文通を繰り返し、淡い恋心を温めていた15歳の安子。年末になると安子に見合い話が持ち上がり、叶わぬ恋に思いつめた安子は一人汽車に乗り大阪へ。稔が住む大阪の「おぐら荘」を訪ねる。算太が一度は帰郷したものの、借金取りから逃げるように逃亡(第2週)。
昭和16年(1941年)…戦争が本格化 英語講座が休止【安子16歳】
ドイツがソ連に宣戦布告し、7月には野球の甲子園大会の中止が決定。日本も米英と戦争状態に入り、ラジオから英語講座が消えてしまう(第2週)。
昭和17年(1942年)…算太が出征【安子17歳】
稔に大東亜銀行頭取の娘との縁談が持ち上がるが、稔は「心に決めた人がいます」と、両親に対し安子との交際を明言。6月には兄の算太に召集令状が届き、金太と仲違いをしたまま出征(第3週)。
昭和18年(1943年)…安子と稔が結婚【安子18歳】
9月に稔の出征(学徒動員)が決定。11月に千吉が稔と安子との結婚を認め、二人は夫婦に。一ヶ月の新婚生活を過ごした後に稔は出征(第3週)。
昭和19年(1944年)…長女・るいが生まれる【安子19歳・るい0歳】
稔が出征した後に安子の妊娠が判明。安子は19歳だった昭和19年9月14日に長女・るいを出産(第4週)。
昭和20年(1945年)…岡山空襲 小しず、ひさ、金太、稔が相次いで亡くなる【安子20歳・るい1歳】
6月29日に岡山空襲が発生。母・小しずと祖母・ひさが空襲で亡くなる。8月に終戦となり焼け野原で「たちばな」の復興を掲げるが、父・金太も過労のために亡くなってしまう。その後、稔の戦死を報せる通知が届くと、安子は雉真家での居場所をなくしていく(第4週〜)。
昭和21年(1946年)…安子大阪へ カムカム英語との出会い【安子21歳・るい2歳】
大阪「おぐら荘」の物置きに住み、必死に芋飴を売り歩く21歳の安子。仕事に疲れた帰り道、路地裏でラジオ英語講座「英語会話(通称・カムカム英語)」の第1回放送に出くわす。主婦の小川澄子に助けられ、小川家で「カムカム英語」を聞かせてもらう(第5週)。
昭和22年(1947年)…大阪に千吉が訪ねてくる【安子22歳・るい3歳】
倹約し、念願のラジオを購入。おはぎの大口注文も入り配達用の自転車も購入し、少しずつ商売が軌道に乗り始める安子。前年に阪急西宮球場で行われた全国中等学校優勝野球大会が一年ぶりに甲子園球場で行われるというラジオニュースを聞き、恩人・勇のその後が気になる。大阪での安子の居場所を知った千吉が訪ねてくる(第5週)。
※高校野球が阪急西宮球場開催(1946年)から甲子園に戻されたのが1947年。
昭和23年(1948年)…安子が岡山の雉真家に戻る 算太生還【安子23歳・るい4歳】
配達中の事故でるいが額に怪我を負い、安子は岡山の雉真家に戻ることを決意(第5週)。水田屋とうふの店頭でおはぎを売り始める(第6週)。
この年のクリスマスに算太が戦地から無事帰国。安子のおはぎを食べた算太は、新たな人生を歩み始める。美都里が亡くなる(第7週)。
昭和26年(1951年)…カムカム英語終了、安子アメリカへ?【安子26歳・るい7歳】
「カムカム英語」の放送が終了。安子はロバート・ローズウッドと再会し、英語教材づくりの手伝いを始める。勇が野球で進駐軍に勝ち、安子にプロポーズ。雪衣が勇と通じて妊娠、きぬが出産。算太が失踪。ディッパーマウスブルースの息子・健一が戦地から生還。
安子がるいと決別し、ロバートと一緒にアメリカに渡ることを決意。「岡山編」が終了(第8週)。
昭和37年(1962年)…千吉が亡くなる るいが岡山を出て大阪へ【安子37歳・るい18歳】
18歳になったるいは、祖父・千吉が亡くなると「自由に生きてみたい」という思いを胸に大阪へ。縁あって「竹村クリーニング店」で働き始める(第8週〜)。運命の人・錠一郎と出会う。
追記:12月24日の放送に登場したるいの履歴書によれば、るいは高校2年時に中退し、17歳の春(昭和37年4月)に大阪に出ている計算になります。安子は生きていれば37歳。
昭和38年(1963年)…ジョーがるいにプロポーズ【安子38歳・るい19歳】
錠一郎と親密になったるい。やがて錠一郎はジャズのコンテストで優勝すると、るいにプロポーズをする。錠一郎は上京しササプロ社長の笹川邸でデビューに向けた準備を開始するが、原因不明の体調不良に悩まされるようになる(第12週)。
昭和39年(1964年)…ジョーとるいが京都に 回転焼き屋を開店【安子39歳・るい20歳】
結婚した錠一郎とるいは大阪を離れて心機一転、新天地の京都で新婚生活を始める。京都の実家に戻っていたベリーこと一子に相談しながら、生活のために二人で回転焼き屋をオープンさせる(第13週)。
昭和40年(1965年)…ひなたが誕生【安子40歳・るい21歳・ひなた0歳】
店が軌道に乗り始めた4月、るいは長女・ひなたを出産(第13週)。
※(生きていれば)安子は40歳の若さでおばあちゃんに。
※ひなたが生まれたのは岡山東高校の甲子園・岡山県勢初優勝が決まった日(4月4日か)。
昭和50年(1975年)…10歳のひなたが登場【安子50歳・るい31歳・ひなた10歳】
小学4年生になったひなたは、時代劇が大好きな少女に成長。11月に京都・条映太秦映画村がオープン。るいが二人目を妊娠。初冬には「およげたいやきくん」の大ヒットで「回転焼 大月」の売上が激減。
昭和51年(1976年)…桃太郎が誕生【安子51歳・るい32歳・ひなた11歳】
ひなたは小学5年生に。4月、ひなたは念願のモモケンサイン会に参加。帰り道で外国人少年・ビリーに話しかけられるも答えられず、英語学習を開始。テレビではドリフターズの「8時だよ!全員集合」や「サザエさん」が、アイドルは山口百恵にキャンディーズが全盛期。
8月、弟の桃太郎が誕生。
昭和58年(1983年)…ひなたが高校3年生に【安子58歳・るい39歳・ひなた18歳】
ひなたが18歳、高校3年生になる。夏休みに「ミス条映コンテスト」に参加したひなたは、伴虚無蔵に見初められて映画村でアルバイトを開始。五十嵐文四郎、美咲すみれらと知り合いになる。テレビでは朝ドラ「おしん」が大人気に。
昭和59年(1984年)…ひなたが条映太秦映画村に就職【安子59歳・るい40歳・ひなた19歳】
高校を卒業したひなたは、春から条映太秦映画村の業務部に就職。モモケンのCM撮影中に「謎の振付師」と出会う(この時、算太は64歳前後)。2代目モモケンが「妖術七変化」の21年ぶりの再映画化を決定。敵役・小野寺左近役のオーディションを開催。ひなたと五十嵐文四郎が交際開始。高校野球ではPL学園が準優勝。
昭和60年(1985年)…「妖術七変化」完成【安子60歳・るい41歳・ひなた20歳】
完成した映画「棗黍之丞 妖術七変化」をひなたと文四郎が観に行く。高校野球ではPL学園が優勝。
平成4年(1992年)…桃太郎が高校生に【安子67歳・るい48歳・ひなた27歳】
桃太郎が野球の名門「京都西陣高校」に入学。映画村の入場者数が減少傾向になり、テレビ時代劇も激減。文四郎は大部屋俳優のまま売れずじまいで、焦りを抱える日々。ラジオからは米米CLUBの「君がいるだけで」が流れる。ひなたと文四郎が破局。
平成5年(1993年)…るいと算太が再会【安子68歳・るい49歳・ひなた28歳】
4月にひなたが英会話教室に通い始める。桃太郎は野球部でのレギューラー入りを目指して猛練習。クリスマスイブの日、大月家に算太(※73歳前後)がやって来る。るいと算太が42年ぶりに再会。算太が亡くなる。
平成6年(1994年)…るいが雉真家に帰郷【安子69歳・るい50歳・ひなた29歳】
夏、錠一郎の提案により大月家が岡山の雉真家に帰郷。年老いた勇(69歳前後)と雪衣が大月一家を迎え入れる。るいが昭和37年(1962年)に岡山を飛び出して32年の月日が経過。錠一郎がピアノでの音楽活動再開を宣言し、ひなたは英語学習を開始。年末、小夜子に男の子が生まれる。
平成7年(1995年)…桃太郎が岡山の大学に進学【安子70歳・るい51歳・ひなた30歳】
春、桃太郎が岡山の大学に進学。雉真家に住むことに。夏に錠一郎がピアノデビュー。
平成11年(1999年)…ハリウッド製作チームが来日【安子74歳・るい55歳・ひなた34歳】
錠一郎とるいが渡米。ひなたはノストラダムスの予言に怯える日々。だんご3兄弟が大ヒット。すみれと破天荒将軍が離婚。ハリウッド製作チームが来日。
平成13年(2001年)…ハリウッド映画のオーディション開催【安子76歳・るい57歳・ひなた36歳】
「サムライ・ベースボール」のオーディション開催。アシスタントアクションコーディネーターとなっていた文四郎がひなたと再会。
平成15年(2003年)…るいと安子が52年ぶりに再会【安子78歳・るい59歳・ひなた38歳】
岡山・偕行社で「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」開催。和子、木暮らと再会。アニーが安子だと判明し、ひなたが関空へ急ぐ。クリスマスの夜、るい(59歳)と安子(78歳)が52年ぶりに再会、抱擁。
平成16年(2004年)…「サムライベースボール」公開【安子79歳・るい60歳・ひなた39歳】
1月に映画「サムライベースボール」が公開。安子が再来日し、勇と一緒に思い出の神社を参詣。
令和4年(2022年)…ひなたが関空に帰国【安子97歳・るい78歳・ひなた57歳】
4月4日、5日の放送の冒頭で「未来のシーン」として登場。るいと錠一郎が「ディッパーマウス・ブルース」を切り盛り。コロナパンデミック下、ひなたは関西国際空港に帰国。
※(2023年の可能性も)ひなたがNHK職員・小川未来からラジオ英会話番組(2024年度開始)の講師のオファーを受ける。
令和6年(2024年)…ひなた、ラジオ講師に【安子99歳・るい80歳・ひなた59歳】
2024年春から、ひなたはNHKラジオで「ひなたのサニーサイドイングリッシュ」の講師を担当。番組進行のMCはウィリアム・ローレンス(城田優)。※ウィリアムの愛称は一般的に「ビリー」「ビル」「ウィリー」など。
令和7年(2025年)…最終回?【安子100歳・るい81歳・ひなた60歳】
最終週の週タイトルは「2003-2025」。ちょうど安子の生誕から数えて100年目をもって、ドラマはフィナーレを迎えます。ひなたがウィリアム・ローレンスと映画村で偶然会い、彼がビリーであることが判明。