朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の時代設定、時代背景まとめ

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2021年11月から放送されるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の時代設定、時代背景などをまとめます。

朝ドラとしては異例となる、3人のヒロインによる100年のファミリーストーリーが展開されていきます。この「長い時間の流れ」そのものがドラマの大きなテーマとなり、切なくも温かいストーリーを生み出していきます。

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目次

親子3代のヒロインによる100年の家族物語

「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラとしては史上初となる親子三世代のヒロインのバトンによる、「100年の家族物語」です。

大正末期生まれの初代ヒロイン・安子(上白石萌音)、その娘で2代目ヒロイン・るい(深津絵里)、そしてるいの娘で3代目ヒロインとなるひなた(川栄李奈)。三者三様それぞれが、戦前から平成、令和までの激動の時代の中で、仕事に恋に結婚にと自分らしい生き方を見いだしていきます。

そして3人のヒロインのかたわらには、いつも人気ラジオ英語講座がありました。

以下、3人のヒロインが生きる時代設定、物語の舞台などを簡単にまとめます。

【安子編(岡山編)】初代・安子…大正末期〜昭和の戦前戦後・岡山

日本で初めてのラジオ放送が行われた大正14年(1925年)3月22日、初代ヒロイン・橘安子(上白石萌音)は、岡山市内の商店街にある御菓子司「たちばな」の娘として生まれています。

安子は平和な空気に満ちた昭和初期の岡山で、あんことオシャレが大好きな朗らかな女性に育っていきます。やがて戦争の時代に突入すると、さまざまな試練が安子に舞い降ります。苦難の道を歩むことになる安子ですが、ラジオ英語講座との出会いにより、未来が開かれていきます。

1945年(昭和20年)6月29日には「岡山大空襲」が発生しており、ヒロインの人生にも大きな影響を及ぼしそう。終戦を経て、2代目ヒロインにバトンタッチされていきそうです。

【るい編(大阪編)】2代目・るい…昭和30年代・大阪から始まる物語

安子の娘で2代目のヒロインとなる るい(深津絵里)。彼女の物語は、高度経済成長の時代がスタートした昭和30年代の大阪から始まります。
※るいは終戦直前の1944年(昭和19年)9月の生まれ。令和3年現在、77歳前後の世代。

るいは18歳まで岡山で育つと、「自分らしく自由に生きたい」という願いを持ち岡山を飛び出し、大阪へとやってきます。るいはひょんなことから道頓堀でクリーニング店を営む夫婦と出会い、そこで働きながら新しい生活を開始。自分の意志と力で生きる道を模索していきます。

敗戦が過去のものとなり、熱気あふれる高度経済成長の時代。ジャズと映画が絡みながら、戦後の若者のストーリーが展開していきます。

※2代目ヒロインの深津絵里は、るいの青春期とともに、娘・ひなたを見守る母親時代も演じることになります。

【ひなた編(京都編)】3代目・ひなた…昭和40年代の京都から平成、令和へ

安子の孫にあたる3代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)。ひなたの物語は、昭和40年代の京都からスタートします。

激動の時代を生きた祖母・安子とは違い、平和で豊かな時代に生まれ育ったひなた。甘えん坊だったり飽き性だったりと、いかにも現代っ子といった雰囲気のひなたは、身近にいそうな親近感あふれるヒロインとなりそうです。

親友が流行に乗って聖子ちゃんカットにするなど、日本中が楽しく輝いていた時代。そんな明るいご時世の中、ひなたはどこか時代に取り残されたさえない女子として、くすぶった日々を送ります。ひなたはやがて時代劇の世界に出会うと、京都の太秦映画村で良き出会いに恵まれて…。

高度経済成長期の絶頂から停滞の平成、令和の時代を生きるひなたですが、三世代に渡る家族の物語の後半部分において重要な役割(安子からの伏線回収?)を果たしていくことになります。

また、戦後の道頓堀、高度経済成長時代の京都太秦の映画撮影所と、「カムカムエヴリバディ」の後半パートはどこか朝ドラ「おちょやん」と重なる時代・地域設定がなされており、両作品を比較しながら見るのも楽しいでしょう。

【追記】安子とるいの母子が決別し、安子がるいを岡山に残してアメリカに渡ってしまったことで、3世代ヒロインの縦の糸の繋がりが断絶してしまいます。るい編、ひなた編ではこの断絶してしまった家族の歴史が、長い時間をかけて修復されていく様子が描かれていきます。

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