TBS系日曜劇場「DCU」第2話の事件の舞台となる「北能登港」「千流埼(せんりゅうざき)」の場所、撮影場所(ロケ地)などについてまとめます。
「北能登港」は石川県珠洲市付近にあるらしい架空の漁港であり、実際の撮影は千葉県、静岡県などで行われたようです。
「北能登港」で変死体発見 DCUメンバーが駆けつける
「DCU」第2話では、変死体が発見されたという北能登の港にDCUメンバーが駆けつけます。
事件の被害者は、密漁者と戦っていたという地元漁師のリーダー。漁師仲間たちは「犯人は密漁グループの連中に違いない」と騒ぎますが、DCUメンバーは地元刑事の坂東(梶原善)と連携を取りながら慎重に捜査を進めていきます。
現場となった場所には水産物の研究所を建てる計画があり、5日後にはロシアから政府高官が視察に来る予定だったとのこと。やがて排他的な地元民と外国人技能実習生との関係性が浮き彫りになると、事件は思わぬ方向に展開し…。
架空の漁港「北能登港」 石川県珠洲市折戸付近のイメージ
事前番宣の予告映像では、「DCU」サイバー班の神田瑠璃(趣里)が「北能登港」周辺の地図を見ながら情報を解析する姿が登場しています。
その地図によれば、「北能登港」は能登半島の最北端、石川県珠洲市の「折戸地区」と「川浦地区」に挟まれた場所。ちょうど「アレクサンドル・コンスタンチーノフ / 珠洲海道五十三次」というバス停をアート化した作品の目の前に小さな港があるのですが、そこが「北能登港」という設定のようです。
なお「北能登港」は劇中の架空の場所であり、実在はしません(地図に登場していた折戸、川浦地区は実在)。また、劇中で描かれる事件や漁民たちもすべてフィクションです。
▼地図上で「北能登港」があるとされた場所。実際のロケ地は後述のように千葉県、静岡県で行われたようです。
ロケ地は竹岡漁港(千葉県富津市)、八幡野港(静岡県伊東市)、船形漁港(千葉県館山市)
予告映像を見た限り、「北能登港」の撮影は能登地方ではなく千葉県富津市の竹岡漁港、それに「千流埼(せんりゅうざき)」などの撮影は静岡県伊東市の八幡野漁港周辺で行われたようです。
追記:ほかに、北能登警察署の外観などは山梨県の都留市役所、新名と坂東刑事らが食事をした食堂は千葉県富津市の「漁師料理かなや」、サンチェス通う日本語学校(能登外国人在留支援センター)は千葉県鴨川市の鴨川令徳高等学校で撮影。第3話では千葉県館山市の船形漁港も登場。
▼水死体があがった北能登港。突堤の形状デザイン、背後に見えた赤い灯台のデザインなどから、富津市の竹岡漁港での撮影で間違いないかと思います。竹岡港は東京湾フェリーや東京湾アクアラインにより東京、横浜方面からのアクセスもよく、釣り場やドラマのロケ地として人気。
▼こちらは伊東市の八幡野漁港。瀬能(横浜流星)が溺れた子供を助けに走る漁港のシーンなどで登場。港の背後の建物や海に飛び込む時に見える白い灯台などが、八幡野港の建物群と完全一致しています。
▼DCUメンバーが高台の駐車場から眺めた(柱状節理の)千流埼の奇岩の風景。八幡野港近くの「八幡野 一本松駐車場(有料)」がちょっとした展望スポットになっており、ここから東方面の海岸線に見られる奇岩風景と完全一致しています。DCUメンバーが潜ったのも、この奇岩が続く海岸でしょう。
▼第3話でジョアン・ロペスを追ったDCUメンバーが捜索した漁港は、千葉県館山市の船形漁港で撮影。