「花子とアン」嘉納伝助所有の炭坑でガス爆発事故

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」第10週(6月2日~6月7日放送)より。

1918年(大正7年)。夫・伝助(吉田鋼太郎)の資金面での援助もあり立派な歌集を世に出した嘉納(葉山)蓮子でしたが、伝助の身に大きなトラブルが発生します。

炭坑でガス爆発 炭坑夫たちが押し掛け…

家に帰って来ず、何かを隠している様子の伝助。訝しく思った蓮子は伝助を取材している東西日報記者・黒沢(木村彰吾)を呼び出し、事情を聞き出します。すると、伝助の所有する炭坑でガス爆発が起き、多数の死者が出たと言います。

嘉納邸には炭坑夫たちが押し掛け、「下らない本(蓮子の歌集)を出しているお前たちの道楽のせいで、仲間が死んだ!」と詰め寄ります。

女中の山元タミ(筒井真理子)が彼らにお金を渡しその場は収まるのですが、またしてもお金で解決する伝助のやり方に蓮子は憤慨し、タミとつかみ合いの喧嘩になります。

過労で倒れてしまう伝助

その晩のこと。伝助は過労の影響もあったのか、突然倒れてしまいます。タミが甲斐甲斐しく看病するのを見た蓮子は、自ら看病することを申し出ます。

「まさかおまえが看病してくれるとはなあ。倒れてみるもんばい。」

これまで何一つ噛み合うことのなかった夫婦でしたが、思わぬ形で二人の心が近付いた瞬間でした。

中鶴炭坑ガス爆発事故(1918年)


▲九州・筑豊の炭坑王 伊藤伝右衛門。明治36〜37年の議員当選の頃
※画像出典:Wikipedia

嘉納伝助のモデルである伊藤伝右衛門が所有していた「中鶴炭坑」(福岡県中間市)でも、1918年(大正7年)にガス爆発事故が起きています。この事故は死者27名を出す大惨事となり、賃上げ要求のストライキが発生するなど、伝右衛門にとって大きな危機となります。

「花子とアン」のストーリーも、おそらくこの「中鶴炭坑」のガス爆発事故をもとに創作していると思われます。

豪腕経営者・伊藤伝右衛門

もともと「牟田」「中鶴」「第二新手」など、採算の見込みが無かったり、炭坑夫に荒くれ者がいたりした炭坑を豪腕経営でやりくりし、炭坑王へと登り詰めてきた伝右衛門。労働者たちの不満を力技でねじ伏せるように事業を拡大していきました。

炭坑買い取りの際に炭坑夫から激しい抵抗が見られ暴力沙汰になると、懐に短刀を忍ばせて交渉の場へ向かうなど、伝右衛門の豪快なエピソードには事欠きません。

明治時代後期から日露戦争や第一次世界大戦といった時流に乗り、莫大な富を築いてきた伝右衛門。しかし大正後期から昭和にかけては相次ぐ労働争議、世界恐慌の影響、身内の不幸、火事や空襲による所有家屋の焼失など、決して順風満帆なだけの人生とはいかず、晩年にかけて相次いで不運に見舞われています。

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