朝ドラ【ひよっこ】村を走るボンネットバス「いすゞTSD 40」 水戸・偕楽園「梅祭り」などで季節運行

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NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に登場するレトロな赤い「ボンネットバス」についてまとめます。

このバスは、実際に茨城県水戸市・偕楽園の「梅祭り」の時期などに乗ることが出来ます(本年の運行は終了)。

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目次

町への唯一の交通手段 村のボンネットバス

東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)から物語がスタートする、新朝ドラ「ひよっこ」。昭和感全盛の時代が描かれるとあって、その世界観は懐かしくレトロなものとなりそうです。

物語の序盤で目を引くのが、ヒロイン・みね子(有村架純)が住む「奥茨城村」の集落(バス停は「上賀口」)から町(「大郷駅」)に出る唯一の交通手段である、村のバスです。ドラマの時代設定が昭和30年代とあって、画面に登場するバスは懐かしい「ボンネット型」です。

このバスはみね子が毎日の通学に使うもので、乗客は村の顔なじみ。バスの車掌・益子次郎(松尾諭)は、幼い頃からみね子たち村の子供たちの成長を見守ってきました。

Wikipediaによれば、日本では1950年代までは大多数のバスが「ボンネット型」でしたが、都市部で次第に導入例が減少し(キャブオーバータイプ、次いで現在に繋がるリアエンジンタイプが増加)、1971年には量産型のボンネットバスの製造が中止されたとのこと。1964年の茨城の山間部では、まだまだボンネットバスが当たり前だったことでしょう。

撮影に使われたバスは?

「ひよっこ」に登場する赤いボンネットバスは、1967年式(昭和42年)「いすゞTSD 40」という型。撮影には、春の時期に水戸・偕楽園にて「漫遊バス・格さん号」として季節運行(3月)されている車体が利用されたようです。

このバスはもともと「山形交通(現・山交バス)」で路線バスとして走っていたもので、現在は「NPOバス保存会」が所有、動態保存をしています。この「NPOバス保存会」が、茨城県内の「梅祭り」ほか各種イベントやドラマ・映画などの撮影に所有バスを出展している、という形のようです。

詳しくは以下の「NPOバス保存会」ホームページをご覧下さい。2017年4月の「土浦桜まつり」でも、ボンネットバスが繰り出されるようです。

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