NHK連続テレビ小説「風、薫る」でヒロインの大家直美が働くことになる東京の鹿鳴館。
鹿鳴館はすでに取り壊されて現存しておらず、ドラマでは当時の鹿鳴館の雰囲気がセットやCGにより再現されています。
この記事では、鹿鳴館の外観(黒門など)の撮影場所、鹿鳴館のスタジオセットセットに対する視聴者の反応などをまとめます。
直美、大山捨松の紹介で鹿鳴館の給仕に
4月14日(火)放送の第12回では、メアリー(アニャ・フロリス)に洋服を借りた直美(上坂樹里)が鹿鳴館の黒門前に行き、「鹿鳴館の華」大山捨松(多部未華子)に鹿鳴館で働かせて欲しいと直訴する場面が描かれています。
直美の狙いは、上流階級の人々が集う鹿鳴館に入り込み、裕福な男性との結婚を狙う「玉の輿」。
捨松に嘘をついてまで鹿鳴館のメイドとして働き始めた直美は、鹿鳴館に集う人々の腹黒い一面、そして捨松が持つ鹿鳴館への思いなどを知ることになります。
鹿鳴館黒門は「ワープステーション江戸」、建物外観はCG
📺#朝ドラ 【#風薫る】
— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) April 13, 2026
直美:「私を鹿鳴館で働かせていただけないでしょうか」
どんな手を使っても生きてやろうと決めた直美。
嘘をついてでも鹿鳴館で働かせてほしいと #大山捨松 に頼みます。https://t.co/Ec8eld7izf
👆このシーンの続きは配信で#上坂樹里 #多部未華子 pic.twitter.com/A6laThwtac
「鹿鳴館黒門」前の路上→ワープステーション江戸
▼鹿鳴館(1883年/明治16年開館)の取り壊し直前、1940年(昭和15年)頃の鹿鳴館黒門の写真(画像はパブリックドメイン。Wikipediaから転載)。第12回で大山捨松と大家直美が会話をした鹿鳴館の門前のセットは、この鹿鳴館黒門を再現したもの。

第12回で直美が捨松に対し一芝居を打った、鹿鳴館の門前(道端)のシーン。
江戸時代の残り香を感じさせる門前での撮影は、茨城県つくばみらい市南太田にある商用撮影施設「ワープステーション江戸」の武家通りゾーンで行われています。既存の武家屋敷のセットに一部増築をし、当時の鹿鳴館黒門のデザインを再現したようですね。
ワープステーション江戸といえば、時代劇などを撮影できる巨大なロケ施設。江戸時代の商家や長屋、お濠などのほか、戦国時代の城門、明治大正期のレトロな町並みなどが整備され、朝ドラ「虎に翼」「あんぱん」など数々の作品のロケ地として使用されています。
「風、薫る」の序盤から登場している明治当時の東京府の町並み(瑞穂屋ほか)のシーンも、このワープステーション江戸(大店通りなど)で撮影が行われています。


鹿鳴館の建物外観はCGで再現
また、「風、薫る」の劇中ではたびたび鹿鳴館の建物の外観が登場しています。
これらは実在した鹿鳴館の外観のデザインと完全一致しており、鹿鳴館の写真をもとにCG映像で再現したものと考えられます。※第12回で鹿鳴館黒門越しに見えた鹿鳴館の建物もCG。
▼在りし日の鹿鳴館(画像はパブリックドメイン。Wikipediaから転載)。1940年に廃館となり取り壊されています。江戸東京博物館には鹿鳴館の全容を再現した建築模型が存在し、当時の鹿鳴館の姿を立体で見ることが出来ます。

鹿鳴館内部はスタジオセット 狭くてしょぼい?
大山捨松が踊り、大家直美がメイドとして働くことになる鹿鳴館の内部のシーン(舞踏室など)。NHKが公表している各記事などから、これらの鹿鳴館内部のシーンはスタジオセットで撮影されていることがわかっています。
※大家直美役の上坂樹里は、鹿鳴館のセットに対し「セットが、本当に素晴らしくて。映像を見てもらえたら『風、薫る』の世界にもっと入り込んでもらえるんだろうな、と感じながら撮影していました。」と語っています。
舞踏室や廊下、階段、玄関部分などが再現された、かなり大規模な鹿鳴館のスタジオセット。
NHKの情報番組「あさイチ」の「風、薫る」特集回では、大山捨松が着用するドレス製作に対する熱意などが語られており、鹿鳴館のスタジオセットもかなり気合を入れて作られたものだと思われます。
SNS上では「鹿鳴館のセット素晴らしい」という声も見られますが、「セットがしょぼい」「狭すぎて悪口が聞こえすぎ」といった声も聞こえているようです。確かに、浮世絵などに残るきらびやかな鹿鳴館の様子(下の写真参照)に比べると、少し地味で狭苦しい印象を受けるかもしれませんね。
▼楊洲周延『貴顕舞踏の略図』(画像はパブリックドメイン。Wikipediaから転載)。「風、薫る」の鹿鳴館のシーンよりだいぶ華やかで開放的?
