NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に登場する斎藤道三の正室・小見の方についてまとめます。お見の方は明智光秀の叔母にあたる人物で、病に苦しむお見の方の存在が、物語を動かしていきます。
小見の方を演じるのは、「おっさんずラブ」にも出演していた女優・片岡京子です。
斎藤道三正室・小見の方 光秀の叔母
小見の方(おみのかた・こみのかた)は、明智家が仕える美濃の守護代・斎藤利政(後の道三)の正室です。
「麒麟がくる」では明智光秀が明智光綱の嫡男であるという説を採用しており、光綱の妹にあたる小見の方は、光秀の叔母ということになります。
小見の方は1532年(天文元年)に斎藤利政に嫁ぐと、3年後には女子・帰蝶(=光秀のいとこ)を出産しています。この帰蝶(濃姫)という女性は、後に織田信長の正室になったことで知られます。
病に苦しむ小見の方
「麒麟がくる」では、第1話から小見の方の存在が物語を動かします。
野盗との戦闘の中で「鉄砲」という最先端の武器を知った明智光秀は、これを手に入れるために、斎藤利政に対し堺行きを直訴します。利政はこれをあっさりと却下しますが、病に苦しむ小見の方を治す名医を連れて帰ってくるという条件を光秀が提示すると、利政は顔色を変えて光秀の堺行きを許可します。
利政は、小見の方の病気回復のために日運和尚に数珠を作らせようとするなど、正室である小見の方を大切に思う設定のようです。
「麒麟がくる」では帰蝶に加え、利政の次男・孫四郎、三男・喜平次が小見の方の子という設定であり(深芳野の子とする説もあり)、長男・義龍を溺愛する側室・深芳野と小見の方との関係性も楽しみです。
※その後、織田信長に嫁いだ帰蝶の口から、小見の方がすでに亡くなったことが明かされています。
▼斎藤家の人物相関図。
女優・片岡京子 片岡仁左衛門の娘
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小見の方を演じる片岡京子(かたおか・きょうこ)は、ホリプロ所属、東京都出身の48歳の女優。
父は歌舞伎役者の十五代目・片岡仁左衛門(片岡孝夫)、兄は歌舞伎役者、俳優の片岡孝太郎であり、姉・片岡サチも元宝塚の男役スター(汐風幸)で女優という、芸能一家の生まれです。
「渡る世間」「おっさんずラブ」
片岡京子本人も、TBSドラマ「橋田壽賀子スペシャル 源氏物語」(1991、1992年・雲居の雁役)で女優デビューをすると、坂東玉三郎監督作品映画「夢の女」(1993年)に出演。1993年に放送されたTBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり・第2シリーズ」でも、本間由紀役でレギュラー出演をしています。
その後も舞台「樅の木は残った」「坊ちゃん」「リア王」「智恵子飛ぶ」「乾いて候シリーズ」などに出演し、女優として活動。
2019年のテレビ朝日ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」では、客室乗務員・十文字美冴役で出演。おっとりとした温厚なCA役を好演しています。
また、2017年からは永谷園のCM「お吸い物」「あさげ」「お茶漬け」 に出演。美しい着物姿を見せています。