「おちょやん」天海一平のモデル・渋谷天外の家系図、家族構成、子ども

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NHK連続テレビ小説「おちょやん」に登場する天海一平のモデルとなっている喜劇役者・渋谷天外(二代目)に関する家系図、家族関係などをまとめます。

二代目・渋谷天外は大変な女性好きでさまざまな女性と浮気をした末に、最初の妻・浪花千栄子(ヒロインのモデル)と離婚をしています。

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目次

渋谷家の家系図、関係図

天海一平(成田凌)のモデルとなっている喜劇役者、二代目・渋谷天外(しぶや・てんがい)周辺の大まかな家族関係、家系図は以下の通り。

二代目・渋谷天外の本名は渋谷一雄(しぶたに・かずお)、浪花千栄子の本名は南口キクノ(なんこう・きくの)です。

※追記:家系図を一部訂正しました。千栄子の養子・南口輝美は本人著書の言及によれば「実弟の娘」とのことですが、親戚関係の娘などである可能性もあるため、配置を訂正しています。
【おちょやん】ヒロインモデル・浪花千栄子の家系図(南口家)

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父は初代・渋谷天外 35歳で亡くなる

一雄の父は「楽天会」などの喜劇団で人気となった喜劇役者、初代・渋谷天外(本名・渋谷博喜智、または博貴智とする資料も)です。初代天外は和歌山の妙中家で四男として生まれ、2歳の時に大阪市北区にあった渋谷家(しぶたにけ)の養子になっています。

この初代天外と、祇園の芸妓を相手とする髪結いの女性(初代天外の同棲相手だった)との間に生まれたのが、長男で一人息子の一雄(「おちょやん」一平のモデル)です。一雄は京都・祇園で生まれています。

一雄は実母と過ごした記憶がありません。これは当時、俄の役者をしていた初代天外に松竹兄弟が目を付けると、初代天外をスター役者に仕立て上げるために、二人は別離の道を選んでしまったからです。一雄は6歳頃まで実母の存在を知らず、養母の北村ウノという女性を母親だと思っていました。女好きだった初代天外はウノという女性ともやがて別れ、別の女性に走っています。

こうした生い立ちにより、一雄は父に対し長年不信感を抱き続けたそうです。初代天外は大正5年の公演中に喀血して倒れ、肺壊疽のために35歳という若さで亡くなっています。

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二代目・渋谷天外 最初の妻は浪花千栄子

渋谷一雄こと二代目・渋谷天外は、女優・浪花千栄子(「おちょやん」千代のモデル)と最初の結婚をしています。二代目天外と千栄子は新設された松竹家庭劇松竹新喜劇をともに支えた名コンビ・名物夫婦でしたが、やがて離婚をしています(後述)。

二人の間に子供は生まれなかったため、二代目天外は愛弟子だった藤山寛美を養子に迎えようとも考えていましたが結局この話は実現せず。浪花千栄子は離婚後に二人の養子を迎えています。

二人目の妻は同僚の九重京子

二代目天外は、父と同様に大変な女好きでした。浪花千栄子と結婚した後も劇団周辺の多くの女性と関係を持ち、浪花千栄子はそれを黙認していたそうです。しかし、松竹新喜劇の後輩女優・九重京子(後の渋谷喜久栄夫人)との間に子供が出来たことだけは許せなかったようで、浪花千栄子と二代目天外は大喧嘩の末に離婚に至っています。

二代目天外は40歳を超えて初めて自分の子供が出来たことを喜んだようで、浪花千栄子を捨てる形で九重京子(喜久栄夫人)と結婚をしています。昭和29年、女優を引退していた喜久栄夫人は二人目の男子・渋谷喜作を出産。この次男の喜作が、三代目・渋谷天外の名を継いでいます。

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三代目・渋谷天外は次男坊 「おちょやん」守衛役で出演

昭和29年に、二代目・渋谷天外と後妻である喜久栄夫人との次男として生まれた渋谷喜作。幼少期から舞台に上がっていた喜作は、京都産業大学在学中に脚本を書きはじめて父と同じ道に進むと、卒業後に正式に松竹新喜劇に入団しています。

当初は藤山寛美が名付けた渋谷天笑を名乗っていましたが、その後に三代目・渋谷天外を襲名。藤山寛美亡き後の松竹新喜劇代表に就任し、座長としても活躍をしています。

私生活では松竹新喜劇女優・滝由女路(たきゆめじ)と結婚をしています(滝由女路は平成30年に死去)。三代目天外には二人の娘さんがいるようですが、役者の道には進まなかったので、渋谷天外の名が自分の代で潰えることを嘆いていたそうです。

そんな折、松竹新喜劇の若手役者だった胡蝶英治が申し出て2代目・渋谷天笑の名を襲名。渋谷家との血縁はありませんが、渋谷の名跡が後世にも受け継がれ始めています。

※三代目・渋谷天外は、「おちょやん」に鶴亀撮影所の守衛・守屋役で出演しています。「実父の前妻」にあたる浪花千栄子がモデルである千代を温かく見守るという役柄です。

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