朝ドラ「おむすび」時代設定、時代背景は?ヒロインの年齢も

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NHK連続テレビ小説「おむすび」の時代背景、時代設定などをまとめます。

「おむすび」は、朝ドラとしては珍しく「失われた30年」ともいわれる平成時代をじっくりと描く作品。当時一斉を風靡したギャル文化や阪神・淡路大震災など、平成時代の世相や流行がドラマに取り入れられます。

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目次

ヒロイン・結は「平成最初の日」生まれ 令和現在の年齢は?

物語のヒロイン・米田結(橋本環奈)は、「平成に元号が変わった最初の日」の生まれ。つまり、1989年(平成元年)1月8日に生まれたという設定になります。

結の8歳上の姉である米田歩役を演じる俳優・仲里依紗(34歳)が1989年(平成元年)10月18日生まれであり、まさにヒロインと同世代。結は令和6年(ドラマ放送開始)時点で35歳になっているという計算になります。

物語は結の高校時代、福岡の地でスタート

「おむすび」の物語は、結が地元の福岡で青春をおう歌する高校時代からスタートします。

計算上、結は2004年(平成16年)4月に高校に入学し2007年(平成19年)3月に高校を卒業することになります。物語序盤では平成中期の世界感の中で、結の青春時代が描かれていきます。

結が高校時代に知り合うことになる高校球児・四ツ木翔也(佐野勇斗)は「福西のヨン様」(※福岡西高のヨン様)というあだ名で呼ばれますが、これは当時日本でも大流行した韓国ドラマ「冬のソナタ」の主演・ペ・ヨンジュン(通称・ヨン様)が由来となっています。

平成ギャル文化(平成初期〜)の薫陶を受ける結

高校時代の結に大きな影響を与えていくのが、平成前期に隆盛を極めた「平成ギャル文化」です。

ざっと振り返ると、安室奈美恵らが牽引した初期の平成ギャルブームが1993年(平成5年)頃に発生。「コギャル」「アムラー」「ルーズソックス」などの斬新なファッションスタイルが全国の女子高生の間で大流行しています。この平成ギャル文化は単なるファッション・スタイルとしてだけではなく、若者の生き方そのものや企業のマーケティング戦略などにも影響を与え、大きな社会的ムーブメントとなっています。

その後、援助交際ブームなども重なりギャル文化が多様な展開を見せていく中で、1999年(平成11年)頃には「ガングロ」(顔黒)でド派手なメイクとヘアスタイルを持つ「ヤマンバギャル」も登場。また、何日も外泊を繰り返し風呂に入らないような「汚ギャル(おギャル)」もマスコミの間で面白おかしく取り上げられるようになり、平成ギャル文化は先鋭化とともに少しずつに下火に向かっていきます。

ヒロインの結が高校に入学するのは、浜崎あゆみや倖田來未らが大活躍をし(2000年前後〜)、まだまだ平成ギャル文化の残り火があった2004年(平成16年)のこと。その後、2000年代後半には「清楚系ブーム」が起こり、長澤まさみ、新垣結衣、堀北真希ら黒髪の正統派美少女が若者の憧れになっています。

結の8歳上の姉・米田歩(仲里依紗)はまさに平成ギャル文化ど真ん中の世代であり、地元で伝説になっている「博多ギャル連合」(略してハギャレン)を結成したカリスマギャルだったという人物設定です。

結は姉の影響もあるのか平成ギャル文化の薫陶を大きく受け、芯の強い不屈のギャルマインドや、平成時代に息づいていた絆や人を思い合う気持ちなどを、ギャル社会の中で学んでいくことになります。

幼少期に阪神・淡路大震災(平成7年)を経験した結

「おむすび」の物語を突き動かしていく原動力となるが、結が幼少期に遭遇した阪神・淡路大震災(1995年/平成7年・1月17日)での被災経験です。

実は結は神戸の生まれであり、震災当時の米田家は神戸の商店街で理髪店を営んでいました。しかし、1995年(平成7年)1月17日(結は当時6歳)に阪神・淡路大震災に遭遇し、その後ある理由によって一家は郷里である福岡・糸島に移住しています。

結はこの被災時に教室(避難先?)で「おむすび」をもらったという原体験を持っており、その感謝の気持ちがやがて「今度は”おむすび”を自分が誰かに渡したい」という思いへと変化し、栄養士の道に進んでいくことになります。

「おむすび」の放送期間である2025年(令和7年)1月17日には、阪神・淡路大震災発生からちょうど30年という節目の時を迎えることになります。※震災時の助け合いの象徴だった「おむすび」から、1月17日は「おむすびの日」に制定されています。

被災地のお膝元であるNHK大阪(BK)が制作する「おむすび」は、阪神・淡路大震災としっかり向き合った朝ドラになっていくようです。また、「失われた30年」という言葉で片付けられてしまいがちな平成という時代が人々にとってどんなものだったのか、追体験していくようなドラマになっていきそうです。

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