「らんまん」5月2日 万太郎をかばった「早川逸馬(宮野真守)の優しい嘘」 セリフが聞き取れなかったので書き出してみた

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NHK連続テレビ小説「らんまん」5月2日(火)放送の第22回より。声明社のリーダー・早川逸馬(宮野真守)が警察から拷問を受けていたシーンのセリフが聞き取りづらかったので、字幕をONにしてセリフを書き出してみました。

万太郎(神木隆之介)が結社の一味だと疑う警察に対し、早川逸馬が咄嗟に機転を利かせて万太郎をかばうという印象的なシーンでした。

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目次

収監される声明社の面々

高知から佐川に帰る前に、もう一度政治結社・声明社の集会に立ち寄った万太郎。再び聴衆の前で植物をテーマに自由を説く演説を行った万太郎でしたが、突然乱入してきた警官隊により拘束され、声明社リーダーの早川逸馬らとともに牢屋に入れられてしまいます。

5月2日の放送では、万太郎が声明社の活動を全面的にバックアップしていたのでは?と疑う警察に対し、早川逸馬が咄嗟に嘘をついて万太郎をかばう場面が描かれています。

拷問を受けながらも決死の形相で万太郎をかばう早川逸馬でしたが、高知弁により早口でまくしたてるセリフだったため、少し聞き取りづらかったと思います。そこで、字幕をONにして早川逸馬のセリフを書き出してみたいと思います。

万太郎をかばった早川逸馬のセリフ

(警官から水責めの拷問を受け続ける早川逸馬)

警官「見ろ早川。仲間を連れてきたぞ。」

警官「佐川の豪商、峰屋の当主・槙野万太郎。こいつがおまんらあ声明社に金を出しちょったがじゃろう?吐け!こいつも一味じゃと認めや。」

(警官が逸馬を殴ろうとするのを見て、「白状します!」と言い出す万太郎)

逸馬「仲間じゃないき!そんなやつ…。」

逸馬「ハハ…。おまんらあ無能じゃのう。あきれて言葉が出てこんかったわ。そいつは…ただあの場にいて、まぬけな顔しちょったき、えい金づるやと引っ張り上げただけや。おまんらあの言うとおり、そいつは甘い汁吸うて肥えちゅうだけの世間知らずじゃき。ちいと持ち上げてやって…金、吸い上げちゃるつもりじゃったきのう!」

逸馬「まさかおまんらあ こんなボンボンがわしの仲間じゃと 本気で言いゆうがか?なめてくれたもんじゃぁぁぁ!(警官に食って掛かる)

逸馬「さすがお役人様じゃ!そこについちゅうがは節穴じゃのう!わしは こういう甘たれボンが この世で一番許せんがじゃ!(警官に殴られる)

逸馬「目障りじゃ!ハァハァ…さっさと連れていけ!」

警官「(万太郎に対し)おまんは…結社に入っちゃあせんがか?」

万太郎「…は、はい…。」

警官「早川とは仲間じゃないないがか?」

逸馬「仲間なわけないろう!顔見るだけでむかっぱら立つ!声明社をなめなや!行きや。行かんかえ!二度と連れてくな!」

逸馬「(♬)一つとせ 人の上には人はなき〜」「(♬)権利に変わりがないからは〜」「(♬)この人なもの…」

こんなボンボン育ちの甘っちょろい男など仲間なわけがない、声明社を舐めるな!と警官隊に食ってかかる早川逸馬。

もちろんこれは早川逸馬の本心ではなく、心を通わせた同志である万太郎をかばうための一世一代の芝居でしょう。

万太郎もそのことを瞬時に理解したらしく、それ以上は反論もせずにその場をあとにしています(※万太郎はその後のタキとの会話の中で「(逸馬が)わしのこと助けてくれた 逃がしてくれた」と発言しています)。

万太郎の去り際に早川逸馬が歌った「(♬)一つとせ 人の上には人はなき〜」という歌は、これから大きく羽ばたくであろう若き万太郎に対する餞(はなむけ)の言葉であり、早川逸馬なりの最大限のエールだったと思われます。

タキと逸馬 実は似たもの同士?

その後、タキ(松坂慶子)が警察署長と昔なじみだったこともあって口利きをしてもらい、万太郎は無事釈放に至っています。釈放の際には、迎えに来ていたタキの意外な一面が見られました。

タキは、万太郎のことを「ぼんくら」「能無し猿」だと罵倒する警官に対し、

「失礼ですけど、能無し猿とは結構な。聞くところによると、そちら様は孫を政治結社の一味と間違えたとか?能無し猿を一味と見なすとは、そちら様も大した眼力をお持ちじゃのう。よう詮議もせんと、お縄にするとは警察ゆうがは随分と楽な仕事ですのう!」

と言い放っています。

これまで保守的・前時代的で頑固だと思われてきたタキですが、その根っこには反骨精神があるのかも知れません。拷問をしてくる警官隊に対し「そこについちゅうがは節穴じゃのう!」と言い放った早川逸馬と、実は似た部分があるのかも…?

その証拠に、佐川への帰り道でタキは万太郎に対し以下のような発言をしています。牢屋に残してきた声明社の人たちに後ろ髪をひかれる万太郎に対し、タキが放ったセリフです。

タキ「メソメソしゆうがはお門違いじゃ。おまんは捨てたがじゃ。ほんなら振り返りな。代わりに何をするかじゃろ?」

タキ「人は全てを持つことらぁできん。何かを選ぶことは 何かを捨てることじゃ。」

これまで万太郎の自由を縛り付ける存在にも見えていたタキですが、実は早川逸馬と同じく、万太郎の背中を押してくれる存在なのかも…?そんな予感がするこの日の放送でした。

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