NHK連続テレビ小説「エール」で、主人公・古山裕一が通う福島の小学校のシーンの撮影ロケ地についてまとめます。
撮影は、愛知県新城市の廃校舎で行われています。
※追記:音が通う豊橋の小学校の外観は、茨城県久慈郡大子町の旧上岡小学校が撮影地のようです。旧上岡小学校は、「花子とアン」の撮影ロケ地でもあります。
・「花子とアン」はなが赴任する「阿母尋常小学校」ロケ地は茨城県大子町「旧上岡小学校」
福島の小学校
大正8年(1919年)、主人公・古山裕一は地元福島の「福島師範学校付属 信夫小学校」(後の福島信夫小学校)に通っています。裕一が通う小学校は、昔懐かしい木造校舎。この学び舎で裕一は生涯の盟友となる村野鉄男、佐藤久志らと時を過ごし、生涯の恩師・藤堂先生と出会うことになります。
※主人公のモデル人物・古関裕而は、 大正5年(1916年)に7歳で福島県師範附属小学校(現在の福島大学附属小学校)に入学しています。福島県師範附属小学校は阿武隈川のほとり、松齢橋のすぐそば(福島市舟場町付近)にありました。
・【エール】母校「福島信夫小学校」校歌 エピソードのモデルは福島商業高校校歌「若きこころ」か
撮影は愛知県の廃校・旧門谷小学校
ドラマの舞台は福島県となっていますが、この小学校のシーンの撮影は、愛知県新城市(旧鳳来町)にある廃校・旧門谷小学校で行われています。ヒロイン・関内音の出身地が同じ愛知県内の豊橋という設定であり、豊橋ロケと並行して新城での撮影が行われたのかも知れませんね。
大正時代末期に建てられたという平屋建ての校舎はノスタルジーにあふれ、校庭も古き良き田舎の学校の雰囲気が残っています。
40年以上前に廃校となった旧門谷小学校ですが、現在でもアートイベントやワークショップなどがたびたび開かれています。鳥の声、自然の音を聞きながら芸術や文化に触れ、人々が交流をする楽しい場所となっています。
内藤満里子 Exhibition「いのちのうつしかえ 風に聴け」at新城市 旧門谷小学校 〈新城市門谷字宮下26番地〉10:00〜16:00
入場料*大人前売り¥1500当日¥1800 高校生¥500 中学生以下無料 pic.twitter.com/qI9cnIshhr— カタリ文庫 (@kataribunko) April 15, 2018
新城市鳳来寺山表参道にある #旧門谷小学校 では、現代アート展 『生きることと芸術と』を11/4(月・祝)まで開催中です。
旧門谷小学校現代アート展 『生きることと芸術と』>https://t.co/om2YLcZOtW https://t.co/0A1eyZR0a3
— 豊橋市美術博物館 (@toyohashibi) October 25, 2019
▼旧門谷小学校がある鳳来寺山の表参道周辺。古き良き木造住宅が立ち並んでいます。左に見える立派な家は「旧黒谷家」。
▼緩やかなカーブを描く参道に、旧門谷小学校、写真カフェ、参道ニの門、なんじゃが池弁財天、旧黒谷家などが並びます。鳳来寺とあわせて、ツーリングやサイクリングの立ち寄り地としても人気のようですね。