NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の劇中には、昭和から平成にかけての流行歌、昭和歌謡、ヒット曲が多数登場する予定です。この記事では、「半分、青い。」に登場する流行歌、ヒット曲、BGMをまとめます。
世界の国からこんにちは(三波春夫ら)…1967年(昭和42年)発売
4月2日、第1回放送で登場。1970年、鈴愛が生まれる前に両親(宇太郎、晴)が二人で大阪万博を訪れた際の回想シーンで流れる。
この曲は大阪万博のテーマ曲で、三波春夫、坂本九、吉永小百合らが競作で各レコード会社から発売。合計で300万枚を超える売り上げに。
魅せられて(ジュディ・オング)…1979年(昭和54年)発売
4月5日、第4回放送で登場。1980年、つくし食堂のラジカセから流れていた前年発売の流行歌。廉子が亡くなり、注文の間違いが少し多くなった祖父・仙吉の姿と重なり、なんだか切ない曲に。4月9日放送の第7回では、ブッチャーがこの曲のメロディにのせて「楡野は馬鹿〜(※「女は海〜」の部分)」という替え歌を歌った。
台湾出身の歌手、ジュディ・オング最大のヒット曲で、中国語タイトルは「愛的迷戀」。第21回レコード大賞受賞、オリコンチャート9週連続1位の大ヒット曲。
青い珊瑚礁(松田聖子)…1980年(昭和55年)発売
4月6日、第5回放送で登場。糸電話の実験のために川に向かう鈴愛と菜生が、ふくろう商店街で一緒に歌った曲。直前まで友人たちと「ベストテンごっこ」をしていた菜生は、聖子ちゃん役の取り合いとなり、ケンカをしたらしい(菜生は結局司会の黒柳徹子役をやらされて不満そう)。また、歌番組に登場した聖子ちゃんを鈴愛が真似して熱唱するシーンも4月10日、第8回に登場。
青い珊瑚礁は松田聖子2枚目のシングルで、松田聖子の代表曲のひとつ。1980年7月発売で、9月にはオリコン月間チャート2位に。鈴愛と菜生がこの曲を歌ったシーンの時代は1980年であり、まさに青い珊瑚礁が大ヒット中の時期か。
SACHIKO (ばんばひろふみ)…1979年(昭和54年)発売
4月9日、第7回放送で替え歌として登場。放課後、ブッチャーがSACHIKOのメロディにのせて「すーずめー思い通りにー すーずめー生きてごらん♪」と鈴愛の前で茶化しながら歌った。その後、自分の名前を馬鹿にされて怒った鈴愛はブッチャーにゴミ箱を投げつける。
「SACHIKO」はばんばひろふみの代表曲。この曲のヒットで、全国の「さちこさん」から「自分の名前が好きになった」とファンレターが届いたとか。
ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザーズ)…1980年(昭和55年)発売
4月10日、第8回放送で登場。1980年、テレビの歌番組に出演しているもんた&ブラザーズのヒット曲「ダンシング・オールナイト」をラジカセで録音する鈴愛。しかし、母・晴の邪魔が入り録音は失敗。現在のように直接ライン入力をせず、テレビの前にラジカセを置いて「しーっ!静かに!」と音を拾うアナログな録音方法は、「昭和あるある」のひとつ。
ドラマの時代と同じ、1980年に発売されたこの曲は10週連続オリコン1位を獲得。日本レコード大賞金賞を受賞するなど数々の賞を獲得し、時代を代表するヒット曲となった。
恋したっていいじゃない(渡辺美里)…1988年(昭和63年)発売
4月16日、第13回放送で食堂のラジカセから流れる曲として登場。つくし食堂で晴が売り上げを計算している際に流れていた曲。この曲をBGMにして、ナレーションの風吹ジュンが世のバブルの浮かれっぷりを説明。
当時、女性シンガーとしてトップを走っていた渡辺美里の大ヒット曲で、オリコンチャート最高2位を記録。
勇気のしるし〜リゲインのテーマ(牛若丸三郎太=時任三郎)…1989年(平成元年)発売
4月16日、第13回放送で食堂のラジカセから流れる曲として登場。つくし食堂の売り上げが上がらずカリカリする晴の気持ちを逆なでするように、「24時間戦えますか〜?」の能天気な歌詞が響く。「うるさい!24時間なんか戦えるわけないやんか!お客もおらんのに」と激怒する晴。
三共(現在の第一三共ヘルスケア)の栄養ドリンク剤「リゲイン」のCMテーマソングとしてヒットした曲。同CMに出演した俳優・時任三郎が歌った曲だが、「牛若丸三郎太」名義でCDがリリースされている。「24時間、戦えますか」のフレーズは遊びに仕事にイケイケだった当時の日本のサラリーマンの姿を見事に表現。
リフレインが叫んでる(松任谷由実)…1988年(昭和63年)発売
4月16日、第13回放送で食堂のラジカセから流れる曲として登場。夜、つくし食堂に突然やってきた謎のイケメン・トオル(鈴木伸之)を一人で接客した晴。「綺麗ですね」などと怪しげな口説き文句を言われドキマギしている既婚者・晴のバックで、あの有名な歌詞の一フレーズが流れ、意味深な雰囲気に。
また、5月4日の第29回放送でも菜生が歌う曲として再登場。
「リフレインが叫んでいる」は1988年の三菱自動車「新型ミラージュ」のCMソング、1989年のTBS系ドラマ23『東京ホテル物語』の主題歌となって大ヒット。ユーミンの代表曲のひとつだが、意外にもシングルカットされていない(一部非売品としては存在)。
守ってあげたい(松任谷由実)…1981年(昭和56年)発売
4月18日放送、第15回で登場。鈴愛、菜生、ブッチャーの三人が律をからかいながら歌う曲。律が弓道部の美少女・伊藤清に恋をした際に歌われた。
「守ってあげたい」はユーミンこと松任谷由実の17枚目のシングルで、彼女の代表曲のひとつ。映画『ねらわれた学園』の主題歌として書き下ろされ、その後CMソングとして使用されるなど定番曲に。
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ランバダ(Kaoma)…1989年(平成元年)発売
4月18日放送、第15回で登場。町の喫茶店「ともしび」で、建設計画が出ているサンバランドの話題になると、店内に流れる「ランバダ」を聞いた宇太郎がサンバと勘違いする。ともしびのママ・まさこも「似たようなもんや」と言っているあたり、梟町の人々はサンバをあまり理解していない様子。
さよなら人類(たま)…1990年(平成2年)発売
4月21日放送、第18回で登場。男子学生・小林に「こんなに可愛い人見たことがない」と言われたことを鈴愛が嬉しそうに律に語ると、律は「猿のくせに」と言い返す。その際に、生まれた直後の猿のような鈴愛の回想シーンが登場し、そのBGMとして流れたのが「さよなら人類」の「さるーさるー」というフレーズだった。
たまは人気バンドオーディション番組「イカ天」から飛び出したバンドで、その個性的な音楽とルックスで「たま現象」を巻き起こすほどに話題となった。
世界でいちばん熱い夏(プリンセス・プリンセス)…1989年(平成元年)発売
4月24日放送、第20回で登場。鈴愛が真夏の「ふくろう商店街」でスキップをしながら歌う曲。「こばやん」との恋が終わったものの、高校最後の夏を迎えてテンションが上がる鈴愛の気持ちを代弁する歌で、商店街のフラワーロックも一緒に踊る。
プリンセス・プリンセス(プリプリ)は、1980年代から活動をしていたバンドで、日本における女性ロックバンドの先駆者ともいえる存在。
1989年にシングル曲「Diamonds」をヒットさせると、「世界でいちばん熱い夏」「OH YEAH!」「ジュリアン」などで立て続けにオリコンチャート一位を獲得。国民的ガールズバンドとして知られた。
あの素晴しい愛をもう一度(加藤和彦と北山修)…1971年(昭和46年)発売
4月28日放送、第24回で登場。祖父・仙吉(中村雅俊)が鈴愛の就職を祝う会でギターの弾き語りにより歌った曲。鈴愛は幼い頃からの律との思い出などを思い出し、思わず涙が溢れてしまう。
また、7月30日放送、第80回でも仙吉が電話口で鈴愛に聴かせる歌として登場。漫画家としての限界を感じて仙吉に涙ながらに心境を吐露した鈴愛に対し、仙吉は「どうにでもなるぞ、大丈夫やってことや、おまえはな、強いぞ」という言葉とともにこの曲を歌った。
北山修作詞、加藤和彦作曲。二人の連名で発表されたこの曲は、中学校の音楽の教科書に載って合唱曲として使用されるなど現在でも愛されている。
ロンリー・チャップリン(鈴木聖美 with Rats&Star)…1987年(昭和62年)発売
5月1日、第26回放送回で喫茶・ともしびに流れるBGMとして登場。
ラッツ&スターの鈴木雅之とその姉・鈴木聖美によって歌われた定番のデュエット曲。
淋しい熱帯魚(Wink)…1989年(平成元年)発売
5月2日、第27回放送回で登場。鈴愛が喫茶・ともしびのピンクの公衆電話で秋風に10分おきに電話をかけるシーンで背後に流れていた曲。
「淋しい熱帯魚」はWink5枚目のシングル曲。同曲はオリコン週間1位を獲得したほか「第22回全日本有線放送大賞」年間グランプリ、「第31回日本レコード大賞」を獲得するなど、Winkにとって代表的な作品となった。
春なのに(柏原芳恵)…1983年(昭和58年)発売
5月4日、第29回放送で菜生が歌う歌として登場。喫茶ともしびで「ふくろう会」の集まりを開いた後に、気を利かせて鈴愛と律を二人で帰らせた菜生。卒業を前にして「今でしょ!二人に何か起きるとしたら今!」と興奮気味に話す菜生は、その勢いで「春なのに」を歌うが、歌手を「榊原よしえ」と間違えてしまう。
TRUTH(T SQUARE)…1987年(昭和62年)発表
5月23日、第45回放送で登場。鈴愛、ボクテ、ユーコが、律と正人をモデルにして「クロッキー」の特訓をするシーンでBGMとして流れていた「F1」でおなじみのあの曲。
1987年発売のアルバム「TRUTH」に収録され、1991年にシングルカットされた。フジテレビ「F1グランプリ」のテーマ曲として広く知られる。
RUNNER(爆風スランプ)…1988年(昭和63年)発売
5月23日、第45回放送で登場。鈴愛、ボクテ、ユーコが、律と正人をモデルにして「クロッキー」の特訓をするシーンでBGMとして流れていた曲。
DESIRE -情熱-(中森明菜)…1986年(昭和61年)発売
5月23日、第45回放送で登場。鈴愛、ボクテ、ユーコが、律と正人をモデルにして「クロッキー」の特訓をするシーンでBGMとして流れていた曲。
中森明菜はこの曲で「第28回・日本レコード大賞」を受賞。前年の「ミ・アモーレ」に続き、2年連続での大賞受賞となった。
おどるポンポコリン(B.B.クイーンズ)…1990年(平成2年)発売
5月23日、第45回放送で登場。鈴愛、ボクテ、ユーコが、律と正人をモデルにして「クロッキー」の特訓をするシーンでBGMとして流れていた曲。
フジテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の初代エンディングテーマ。この曲のヒットとともに、「ちびまる子ちゃん」も国民的アニメになっていった。
ANNIVERSARY(松任谷由実)…1989年(平成元年)発売
5月23日、第45回放送で登場。鈴愛、ボクテ、ユーコが、律と正人をモデルにして「クロッキー」の特訓をするシーンでBGMとして流れていた曲。
恋におちて – Fall in love(小林明子)…1985年(昭和60年)発売
5月25日、第47回放送で登場。ボクテ作画によるマンガ「菱本若菜劇場」のBGM曲として登場。また、病気再発を自覚して旅に出た秋風が菱本の前に帰ってきた時にも流れていた、意味深な曲。
TBS系テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌。小林明子にとってデビュー作で、彼女自身が作曲した名曲。
木枯らしに抱かれて(小泉今日子)…1987年(昭和62年)発売
5月28日、第49回放送で登場。正人との恋の予感を感じ取って浮かれ気分だった鈴愛は、自室のラジカセから流れる「木枯らしに抱かれて」を熱唱するが、ボクテとユーコにうるさいと苦情を言われてしまう。ボクテいわく、「木枯らしに抱かれて」は「片想いソングの決定版」とのこと。
「木枯らしに抱かれて」は小泉今日子の代表曲のひとつで、作詞作曲はTHE ALFEEの高見沢俊彦。後にTHE ALFEEがセルフカバーをしている。
14番目の月(荒井由実)…1976年(昭和51年)発表
5月28日、第49回放送で登場。正人と両思いかもしれないと浮かれる鈴愛の話を聞き、ボクテが熱唱した曲。この曲の歌詞では、告白して結果がわかってしまう(振られてしまう)前が一番楽しいといった内容を歌っており、ボクテは浮かれ気味の鈴愛に対しチクリと嫌味を言っている。
「14番目の月」は、荒井由実独身時代最後の同名アルバム「14番目の月」に収録された曲。
Yes No(オフコース)…1980年(昭和55年)発売
5月31日、第52回放送に登場。電話で正人と花火をする約束をとりつけた鈴愛。恋のトキメキが抑えきれない鈴愛の嬉しそうな顔とともに流れた、オフコースの名曲。好きな人と「明日会える」、そんな喜びが爆発しそうな鈴愛の気持ちを代弁した歌詞内容。
学生街の喫茶店(ガロ)…1972年(昭和47年)発売
6月1日、第53回放送で仙吉(中村雅俊)が草太の前でギターの弾き語りにより歌った曲。
「年甲斐もなく」フォークソングが好きだという仙吉は、草太の生まれた年にヒットしたフォークソングの名曲「学生街の喫茶店」を披露。草太も「いい歌だね」と聴き入る。
真夏の果実(サザンオールスターズ)…1990年(平成2年)発売
6月1日、第53回放送で仙吉(中村雅俊)が草太の前でギターの弾き語りにより歌った曲。
自身の青春時代に流行った歌は軍歌など好戦的なものが主流であり、あまり好きではないという仙吉。「こんな歌がおじいちゃんの青春時代にあったらよかった」と言って歌ったのが、サザンオールスターズの1990年のヒット曲「真夏の果実」だった。仙吉のやさしい歌声は、天国の亡き妻・廉子(風吹ジュン)にも届いた模様。
難破船(中森明菜)…1987年(昭和63年)発売
6月7日、第58回放送で登場。正人との恋に破れた鈴愛が立ち直っていく過程の中で、ボクテがカラオケで歌った曲。失恋を歌った同曲をボクテが歌うと、ユーコがそっと鈴愛の背中をなでた。
「難破船」は、もともと1984年に加藤登紀子がアルバム内の曲として発表した作品で、1987年に中森明菜に提供されカバーされた。
今すぐKiss Me(リンドバーグ)…1990年(平成2年)発売
6月7日、第58回放送で登場。正人との失恋に立ち直りつつあった鈴愛が、ユーコ、ボクテと一緒にカラオケで歌った曲。
フジテレビ月9ドラマ「世界で一番君が好き!」の主題歌で、1990年代前半を中心に大きな人気を誇ったバンド・リンドバーグの最大のヒット曲。
You May Dream(シーナ&ロケッツ)…1979年(昭和54年)発売
6月19日、第68回に登場。連載が始まったものの、ネームが描けずに苦しむユーコ。気分転換にと鈴愛が持ってきた「ぐるぐる定規」で遊びながら、ユーコはシーナ&ロケッツの「You May Dream」を口ずさむ。ユーコいわく、シナロケは「神様」とのこと。
・【半分、青い。】シーナ&ロケッツの名曲「You May Dream」が登場 何だか切ない
だんご3兄弟(速水けんたろう、茂森あゆみ)…1999年(平成11年)発売
7月6日、第83回放送で鈴愛の携帯電話の着信音として登場。懐かしの「三和音」。
「だんご3兄弟」はNHK教育テレビ『おかあさんといっしょ』のオリジナル曲(1999年1月の「今月の歌」)。昭和の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」を彷彿とさせる、串団子の三兄弟を擬人化した歌詞が話題となった。うたのおにいさん、おねえさんだった速水けんたろう、茂森あゆみはこの曲で「第50回紅白歌合戦」に出場。
ラブ・ストーリーは突然に(小田和正)…1991年(平成3年)発売
7月11日、第87回放送で登場。100円ショップ大納言での4日間の臨時アルバイトが終了した涼次(りょうちゃん)は、鈴愛と二人で店のバックヤードで打ち上げを開催。その際に涼次が「ギターイントロクイズ」を行い、歌った曲のひとつ。
また、9月4日の第134回放送では、「杉並区風の谷」の川沿いで五平餅屋台をひく鈴愛が正人と再会した回想シーンで、同曲のイントロが流れた。
「ラブ・ストーリーは突然に」は、小田和正のシングル「Oh! Yeah!」のカップリング曲(両A面扱い)。フジテレビ系月9ドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌。織田裕二、鈴木保奈美主演の同ドラマは社会現象になるほどに大ヒットし、「ラブ・ストーリーは突然に」も小田和正の代表曲となった(シングルは270万枚の売り上げを記録)。
そばにいてよ(AMI with CAGNET)…1996年(平成8年)発表
7月11日、第87回放送で登場。アルバイト終了を労う打ち上げで、涼次がギターで歌った三曲目の歌。「そばにいてよ」という表題通り、寂しくてそばにいて欲しい気持ちを歌った歌。鈴愛に対する涼次の本音か…?
「そばにいてよ(Sobani iteyo)」は、AMI(AMI with CAGNET)が歌ったバラードソングで、1996年に放送され大ブームを巻き起こしたフジテレビ系月9ドラマ「ロングバケーション」の劇中歌。木村拓哉が演じた主人公・瀬名秀俊のための「セナのテーマ」という扱いで、ドラマの印象的なシーンでたびたび流された。1996年当時、鈴愛は漫画制作に没頭しておりテレビはまったく見ておらず、この曲を知らなかった。
決戦は金曜日(DREAMS COME TRUE)…1992年(平成4年)発売
7月13日、第89回放送で登場。大納言のレジ内で店長・田辺一郎と鈴愛が歌った曲。いよいよ涼次の家に泊まりに行くことになり「お泊まり道具もバッチリです!」と意気込む鈴愛に対し、一郎は「決戦ですね!」とつぶやき、この曲を歌った。
「決戦は金曜日」はDREAMS COME TRUE(ドリカム)の11枚目のシングルで、初のミリオンセラー作品。フジテレビ番組「うれしたのし大好き〜Friday Night Live〜」のオープニングテーマ。
空と君のあいだに(中島みゆき)…1994年(平成6年)発売
7月20日、第95回に登場。翌日の撮影が休みだった元住吉と涼次が午前2時に泥酔しながら帰宅し、藤村家の中庭で歌った曲。元住吉は「犬の目線で歌われた曲なの、犬がご主人様をたたえてうたっている」と歌詞の真意を解説。「あー、だから空と君とのあいだ!」と感嘆する涼次。
「空と君のとあいだに」は、日テレ系ドラマ「家なき子」の主題歌。同ドラマは最高視聴率37.2%を記録する大ヒットドラマとなった。元住吉が言った通り、この曲は主人公・すず(安達祐実)の愛犬リュウの目線で歌われたもの。
Mugen(ポルノグラフィティ)…2002年(平成14年)発売
7月24日、第98回に登場。2002年日韓W杯に便乗し、ここぞとばかりにサムライブルーのTシャツを売り出したおしゃれ木田原の夫婦の様子とともに、この曲が流れた。
「Mugen」は「2002 FIFAワールドカップ」NHK放送テーマソング。
津軽海峡・冬景色(石川さゆり)…1977年(昭和52年)発売
8月2日、第106回に登場。2008年の正月、家族を捨てて家を出て行った涼次の行き先を探す三オバたちは、「逃げたな!まさか上野発の夜行列車竜飛岬まで!」と大騒ぎ。前日(2007年大晦日)の紅白歌合戦のトリで石川さゆりが歌った「津軽海峡・冬景色」がBGMとして登場。
また、8月22日、第123回にも元バブル女・瞳(佐藤江梨子)が喫茶ともしびで歌ったカラオケ曲として登場。
この広い野原いっぱい(森山良子)…1967年(昭和42年)発売
8月7日、第110回で和子が弥一とともに歌った曲。「拡張型心筋症」を患い体調が思わしくない和子が、夫・弥一との時間を慈しむように、自宅のピアノを弾きながら歌った。
「この広い野原いっぱい」は、作詞・小薗江圭子、作曲・森山良子によるフォークソングで、NHK「みんなのうた」にも採用されたヒット曲。
さよなら(オフコース)…1979年(昭和54年)発売
9月11日、第140回放送で登場。花野を迎えに行くためにシェアオフィスから帰る鈴愛に対し、律と正人がふざけて歌った曲。かつて律と正人にフラれて心に傷を負った鈴愛だが、年月を経て、それもまた良い思い出へと変わり始めていることをこの曲で感じる。
「さよなら」は小田和正率いるオフコース通算17枚目のシングル曲で、オフコースの代表曲のひとつ。「半分、青い。」では前述の「Yes No」「ラブストーリーは突然に」に続く、小田和正・関連曲の登場となった。
▼劇中に流れるオリジナル・インストゥルメンタル曲を集めたサウンドトラック。Amazonページ上で視聴ができます。