NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」6月5日(金)の第15回放送では、気仙沼の東日本大震災当時の様子が描かれました。
番組土曜版のMC・サンドウィッチマンによれば、仙台から気仙沼に戻った百音と耕治が亀島の炎上風景を目撃した高台は安波山であるとのことです。
大火災が発生した亀島=気仙沼大島がモデル
「おかえりモネ」に登場している百音の故郷・亀島(かめしま)は、気仙沼湾に浮かぶ実在の島・気仙沼大島がモデル、撮影地となっています。
2011年の東日本大震災において、気仙沼大島にも大津波が到達。海岸沿いの家が多数流されるとともに、津波によりタンクから重油が流出したことで発生した気仙沼湾の大規模な火災が本土とともに大島にも延焼し、大規模な山火事を起こしています。
▼震災の詳細はこちらの記事で…
・「おかえりモネ」東日本大震災時に百音が亀島に居なかった理由、島を出た理由とは?気仙沼大島の震災被害
「おかえりモネ」第15回放送で描かれた亀島の震災被害は、こうした当時の気仙沼ならびに気仙沼大島の被害状況がモデルになっています。震災当日、耕治の車で仙台から気仙沼に戻った百音は、翌朝に気仙沼本土側の高台から島の炎上風景を目撃。心に大きな傷を負うことになります。
百音がいた高台は安波山 サンドウィッチマンも避難
▼安波山の展望台から見た気仙沼市街と気仙沼大島。
6月5日放送の「おかえりモネ・土曜版」では、MCを担当しているお笑いコンビ・サンドウィッチマンがこの週のドラマ内容を振り返りながら、自身も気仙沼に滞在していたという震災当時を振り返っています。
この中で、百音が気仙沼ならびに島の大火災を目撃した高台が安波山であることが明かされています。
2011年3月11日、サンドウィッチマンは東北放送のローカル番組「サンドのぼんやり〜ぬTV」の番組ロケのため、気仙沼港市場にいたそうです。サンドウィッチマンはスタッフの指示により市内の高台である安波山に一時避難。津波で町が浸水し、大火災も発生したために気仙沼が火の海と化し、下山できない状況に陥ったそうです。※その後、気仙沼市内のホテルのロビーに避難。
震災の恐ろしさを実際に体験したサンドウィッチマンにとって、この週の「おかえりモネ」の放送は特別な思いがあったようです。