NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」11月24日(木)の第39回放送では、これまでそれほど目立っていなかった「吉田学生」こと吉田大誠(醍醐虎汰朗)の人柄や優秀さが浮き彫りになりました。
この記事では、劇中で公表された「空中航法小テスト」の各メンバーの点数や、吉田学生の人となりなどをまとめます。
小テストの結果 優秀な吉田学生 柏木学生が肉薄
第39回放送では、都築教官(阿南健治)により「空中航法小テスト」の点数発表が行われています。各学生が教卓の前に順に呼び出され、全員の前で点数が発表されていくという、学校でよく見るテスト返却の光景でした。
以下、舞が所属するAチームメンバーの小テストの点数と、都築教官により添えられた一言メッセージをまとめておきます。
この時点での成績の序列は、吉田学生≧柏木学生>矢野学生>中澤学生>岩倉学生となっています。※スーパーの御曹司・水島学生の点数は劇中では言及されず。
岩倉舞=75点 都築教官「前回よりは上がったな」
コツコツと努力を重ね前回よりも良い75点を獲得した舞でしたが、柏木学生から「その点でよく喜べるな」「この会期の平均点を一人で下げている」と辛辣な言葉を放たれてしまいます。この言葉に悔しさを覚えた舞は、より一層勉強に励むことになります。
吉田大誠=98点 都築教官「最終試験までこの調子でな」
6人の中でもっとも気が優しくピュアな吉田学生。成績も抜群のようで、今回のテストではAチーム内の最高得点を叩き出しています。「最終試験までこの調子でな」という都築教官の言葉からも、吉田学生がコンスタントに好成績を残し続けていることがわかります。
柏木弘明=96点 都築教官「いい感じだな」
航空業界のサラブレッドである柏木学生。その高いプライドに恥じぬ好成績を見せつけています。Aチーム内では吉田学生と双璧の成績といった感じでしょうか。
中澤学生=82点 都築教官「悪くはないな」
妻子持ちの元公務員・中澤学生。背水の陣で航空学校に入学している中澤ですが、成績はそこそこといったところ。先日の放送では妻と電話でもめている様子が描かれており、少し不穏な空気が漂っています。
矢野学生=88点 都築教官「?」
すっかり舞と打ち解け、勉強面で舞の良きお手本となっている姉貴分・矢野学生(倫子)。点数もまずまずで、ここでも優等生ぶりを見せています。矢野学生の点数発表とともに主題歌の画面に切り替わったので、都築教官の一言は聞けませんでした。
水島学生=??点 都築教官「?」
この日の放送では、矢野学生の点数の発表が終わったところで主題歌がスタート。劇中で水島学生の点数は公表されていません。いつもおちゃらけており、家業を継ぎたくないという理由で航空学校にやって来た水島学生。現状の成績や都築教官からの評価もイマイチ不明な水島学生ですが、後の帯広課程で思わぬ展開に…?
母一人子一人 苦労人の吉田学生
吉田学生(21歳)はシングルマザーの母に育てられ、無理を言って航空学校に進学させてもらったという苦労人です。
この日の放送では、故郷金沢にいる母がパートの最中に倒れたという連絡が吉田学生に入り、夜間にも関わらず慌てて金沢に戻る吉田学生の姿が描かれています。根っから気が優しい吉田学生ですから、自分の夢よりも母のことが何よりも大事なようです。
結局吉田学生は母の看病により一ヶ月に渡り航空学校の授業を欠席。都築教官から、この空白期間は重大であり、もう一度次の期(つまり最初)から授業を受け直した方がいいという忠告を受けてしまいます。
苦しい家計の中、ギリギリのお金で航空学校に通っていた吉田学生にとって、再度の受講は金銭的に非現実的。
飛行機に乗ったことがない母を海外旅行に連れて行ってあげたい…。そんなパイロットとしての夢を持っていた吉田学生ですが、すっかり心が折れてしまい、退学の意向を固めます。
Aチームのメンバーもどこか他人事で、吉田のことをかまっている暇はない、と言わんばかり。メンバーの冷たい態度に納得が行かない舞は、吉田学生が母の看病中に独学で調べ上げてまとめていた課題レポートを目にすると…。
※【一部ネタバレ注意】
今後、吉田学生が舞に対してほのかな恋心を抱いていく展開が示唆されています。おそらく今回の騒動で舞に救われた吉田学生が、感謝の気持ちともに尊敬の念や親愛の気持ちを舞に対して抱いていくものと思われます。
当初は気持ちがバラバラだったAチームのメンバーですが、吉田学生の苦労や努力を知り、少しずつ互いを思いやるという気持ちが芽生えていきそうです。