朝ドラ「おかえりモネ」百音が乗るBRT(バス高速輸送システム)とは?震災で失われたJR気仙沼線

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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で、百音が気仙沼と登米の行き来をする際に乗車するBRT(バス高速輸送システム)についてまとめます。

東日本大震災で機能を失った気仙沼線の代替輸送手段として登場したBRTが、「おかえりモネ」にも登場していきます。百音はこのBRTで恋のお相手・菅波と鉢合わせになるなど、多くの思い出を作っていきそうです。

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震災で消えた気仙沼線 BRTとして復活

百音の故郷・宮城県気仙沼市周辺は、東日本大震災の際に津波により大きな被害を受けたことで知られます。

気仙沼から南三陸町、登米市を経由して前谷地駅(石巻市)に抜けるJR気仙沼線も、沿岸部の線路や駅が壊滅的な被害を受け、気仙沼駅〜柳津駅(登米市)が不通となりました。※気仙沼から北に伸びるJR大船渡線も同様に壊滅的被害。

石巻、大崎、仙台方面へと通じる大動脈・気仙沼線を失った沿線住民のため、震災翌年の2012年にはバス高速輸送システム・BRT(バス・ラピッド・トランジット=bus rapid transit)が運行を開始させています。

気仙沼BRTの運行区間は、鉄道路線として生き残った内陸南側区間の前谷地駅〜柳津駅間がバスと鉄道の並行区間。鉄道を失った柳津駅〜気仙沼駅区間がバス専用路線となっています。※その後、柳津駅〜気仙沼駅区間の鉄道は廃止が決定。

▼百音と亮が話し込んでいた「JR気仙沼南駅」は南気仙沼駅で撮影。

登米〜気仙沼〜亀島 BRTとフェリーで行き来する百音

百音は故郷の気仙沼・亀島(気仙沼大島がモデル)を飛び出して内陸部の登米に移住しており、帰郷の際には柳津駅をモデルにした登米市の駅・桃津駅からBRTに乗って気仙沼まで行き、そこからフェリーに乗船して実家のある亀島に帰ることになります。

ドラマ内では、百音がBRTに乗車するシーン(医師・菅波と偶然乗り合わせて急接近…なんて場面も)や、りょーちんこと及川亮と百音がかまぼこ型(ロールケーキ型?)のBRT駅(南気仙沼駅)ベンチ付近で語り合うようなシーンなども登場。地元の人たちにとって欠かせないBRTがしばしば劇中に登場していきます。

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