NHK連続テレビ小説「おむすび」で主人公の米田結(橋本環奈)が通う糸島東高等学校についてまとめます。
糸島東高校はフィクションの高校であり、同じ糸島市内にある高校がモデルになっている可能性があります。
結が通う「糸島東高等学校」 ロケ地は糸島農業高校
神戸で生まれ、6歳の頃に父の故郷である福岡県糸島市に一家で移住してきた米田結。海と山に囲まれ自然豊かな糸島の地で、結は食べるのが大好きな明るい女の子に成長しています。
「おむすび」の物語は、結が地元の「糸島東高校」に通う高校時代からスタートします。結は自宅から糸島東高校まで自転車で通い、クラスメイトの宮崎恵美(中村守里)の誘いもあり書道部に所属。楽しい高校生活を送っていきます。
この糸島東高校のシーンの撮影は、同じ糸島市内にある「糸島農業高校」(糸島市前原西3丁目2-1)で行われているようです。予告映像では、結が糸島農業高校の正門の坂道を歩く様子や、書道部のメンバーが学校の中庭で巨大書道パフォーマンスに挑む様子などが確認できます。
糸島農業高校は、糸島市内の中心地であるJR筑肥線・筑前前原駅の北口からほど近い場所にあります。同じ駅の北側には市内有数の商店街である前原商店街があり、「おむすび」でもこの前原商店街が糸島の地元商店街のロケ地として繰り返し登場します。
▼糸島農業高校の正門。この坂道の舗道を、自転車を押した結が歩く姿などが登場します。
▼糸島農業高校の目と鼻の先にある前原商店街。劇中で原口あきまさ演じる草野誠也が営む陶器店は、同商店街にある「辰美陶器店(辰美商店)」で撮影が行われています。この「辰美陶器店」の前では、結の祖父・永吉(松平健)が「よねだ農園」の野菜の即売会を行うシーンも撮影。
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モデル、モチーフは県立糸島高校(普通科)か
物語の舞台となる福岡県糸島市内には、県立糸島高等学校(普通科。夜間部もあり)と県立糸島農業高等学校(動植物活用科、園芸技術科、食品科学科、生活科学科)の2つの高校があります。
「糸島東高校」という校名などから、結はおそらく全日制普通科に通う女子高生であることが推測されます。そのため、糸島東高校は福岡県立糸島高校がモデル、モチーフになっている可能性があります。
糸島高校は書道部の活動も盛んであり、2019年3月にJR筑肥線「糸島高校前駅」が開業した際には同校の書道部が式典で書道パフォーマンスを披露したという実績もあります。※糸島農業高校にも書道部があります。
こうした糸島高校書道部の活躍が、「おむすび」で描かれる糸島東高校書道部の活動のモチーフになっているかも知れません。
また、糸島高校には硬式野球部がありますが、糸島農業高校には軟式野球部のみが存在します。「おむすび」劇中では、糸島東高校の硬式野球部が県内の名門校・福岡西高校と対戦するシーンが登場しますので、こうした点からも糸島東高校は糸島高校をイメージした学校なのかも知れません。
ちなみに、結が住む糸島市は福岡県立高校の学区分けにおいて「第6学区」に所属しています。
「第6学区」は糸島市のほかに福岡市西区、福岡市早良区の一部も学区に含まれており、糸島市外の高校への通学も可能です。結はこうした状況の中で地元の糸島東高校を選択したわけであり、地元愛にあふれた人物である可能性が考えられます。
▼糸島高校の正門の様子。糸島高校はJR筑肥線・筑前前原駅の一駅東隣、「糸島高校前駅」が最寄り。糸島高校前駅周辺は前原商店街のような大規模な商店街はありません。