「らんまん」渋谷の居酒屋店主・荒谷佐太郎 演じる芹澤興人は「鎌倉殿の13人」江間次郎役で人気に

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NHK連続テレビ小説「らんまん」第23週に登場する渋谷の居酒屋店主・荒谷についてまとめます。荒谷は、寿恵子が渋谷で商いを始めるキッカケを作る役割を演じそうです。

荒谷役を演じているのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で不遇な男・江間次郎を演じて人気となった俳優の芹澤興人です。

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「場末」の渋谷に向かう寿恵子 荒谷の握り飯に感動を覚えて…

叔父・叔母夫婦から渋谷で店を出してみないかと勧められ、当時は場末の田舎町だった渋谷に初めて足を踏み入れた寿恵子。

そこで寿恵子は、見るからにやさぐれている居酒屋「荒谷」の店主・荒谷佐太郎(芹澤興人)に出会うことになります。荒谷は寿恵子が店を開こうとしている物件の隣で、年老いた母のカネ(梅沢昌代)と細々と居酒屋をやっていますが、まったくやる気がないようです。

無精髭を生やし放題で、酒におぼれて目も虚ろに見える荒谷。小綺麗な格好をした寿恵子に違和感を覚えたのか、荒谷は「ここに来るのはやめた方がいい」と寿恵子に忠告します。

しかし、荒谷の店で買った「おにぎり」が素晴らしく美味しく、長屋のりん(安藤玉恵)や子どもたちにも大好評に。

寿恵子は荒谷のおにぎりをはじめとした渋谷の隠れたグルメ、それに渋谷の町の人たちにどんどん惹かれていくと、この渋谷の町で店を出してみようと決意することになります。

実はその昔、神楽坂で一流の板前として働いていたものの、ある事件を起こして料理を作ることをやめてしまったらしい荒谷。

寿恵子はそんな荒谷の料理人としての腕前を「おにぎり」の味からすぐに見抜いたようです。やがて渋谷で待合茶屋「やまもも」を開店させた寿恵子は、腕前を燻らせていた荒谷を焚き付け、店で出す特殊料理を荒谷に発注するようになり…。

俳優・芹澤興人 味わい深い演技でバイプレーヤーとして活躍

居酒屋の店主・荒谷役を演じているのは、静岡県沼津市出身の42歳の俳優・芹澤興人(せりざわ・たてと)です。

中央大学文学部哲学科を卒業後、俳優としての道を歩み始めた芹澤興人。

2009年に主演映画「最低」(今泉力哉監督)で第10回TAMA NEW WAVEのベスト男優賞を受賞すると、2011年の主演映画「青春H ソーローなんてくだらない」(吉田浩太監督)が第19回レインダンス映画祭のベスト・インターナショナル作品賞にノミネートされるなど、次第に業界でも知られる俳優になっていきます。

その後も映画「知らない、ふたり」(2016年・今泉力哉監督)、「あの頃。」(2021年・今泉力哉監督)、「茜色に焼かれる」(2021年・石井裕也監督)、「海辺の金魚」(2021年・小川紗良監督)など数々の映画に出演。

画面の中で決して前のめりに主張せず、それでいてジワジワと迫ってくるような独特の存在感を示す演技スタイルが、名脇役として重宝されていきます。

テレビドラマでも活躍の場を広げています。2017年にテレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダービルド」で北都三羽ガラスの一人・青羽役を演じると、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に井伊直満の家臣・今村藤七郎役で出演。

ドラマ「his〜恋するつもりなんてなかった〜」(2019年・名古屋テレビ)、「エ・キ・ス・ト・ラ!!!」(2020年・関西テレビ)へのレギュラー出演や、「刑事7人シーズン5」(2019年・テレビ朝日)、「ボイス 110緊急指令室」(2019年・日本テレビ)、「時効警察はじめました」(2019年・テレビ朝日)など人気ドラマへの単発出演も重ねています。

2022年には「エール」で小学校の担任・新田先生役を演じて朝ドラ初出演。吃音に悩む主人公・裕一に理不尽な体罰を加えようとする先生役を好演しています。

そして記憶に新しいのが、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演でしょう。

(ほぼ)地元枠での出演となった芹澤興人は、劇中のヒロイン的存在である八重(新垣結衣)が源頼朝と別れた後に不本意ながら結婚する伊東の家人・江間次郎役を演じています。江間次郎は、「格下の夫」として八重に気を遣いながらも周囲に振り回され続ける、寡黙で優しい朴訥な男。その不遇さ、哀しみにあふれる従順さを芹澤興人が見事に演じています。

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